
明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(31)が過去に届いたJリーグクラブによるオファーの存在を明かした。19日、スペイン紙『アス』が伝えている。
同選手はバルセロナ下部組織出身であり、ミランやローマ、アヤックス、マインツ、メジャーリーグサッカー(MLS)のモントリオール・インパクトなど複数クラブに在籍。昨年8月にヴィッセル神戸へ加入し、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)との再会を果たしている。また、昨年10月24日のJ1リーグ第33節・名古屋グランパス戦で右ハムストリングを負傷。一足早いシーズン終了となっていたが今季開幕前のトレーニングキャンプでコンディションを上げると、19日開催のJ1リーグ2022シーズン開幕節・名古屋グランパス戦で後半途中からピッチに立っていた。
そんなボージャンは『アス』のインタビューでイニエスタやMFセルジ・サンペール(27)とともに時間を過ごしていることについて「以前、(ヴィッセル神戸ではない)別の日本のクラブからコンタクトがあったんだけど、その時は(日本への移籍を)断ったのさ。これまで色々な経験をしてきた中で、外国でひとりになるのがどういうことなのか知っていたからね」
「カナダから日本へ行くことになったけど、文化面や仕事面で大きな変化がある。だから彼ら(イニエスタとサンペール)と一緒にいることを実感する必要があったのさ。彼らのおかげで簡単に日本の環境に慣れたんだよ」とコメント。ヴィッセル神戸加入以前にJリーグ移籍の可能性があったことを明かしている。
なお、ボージャンは今月はじめのオーストラリアメディア『オプタス・スポーツ』のインタビューでもヴィッセル神戸加入の決め手を聞かれた際「アンドレスが日本のヴィッセル神戸に行くと知った時、もちろん僕も彼の後を追いかけたね。そしてヴィッセル神戸が僕の獲得に興味を示してくれた時、もちろんアンドレスのような人がすでにいることを知っていたから、より自信を持って決断できたんだ」とイニエスタの存在が大きな要因であることを明かしていた。
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