BMW 4シリーズのトップモデルとなるのが、BMW M社が手がけた高性能モデルのM4クーペです。Mモデルには、2つのカテゴリーがあります。

1つはサーキットでの走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデル、もう1つはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルとなります。

M4クーペはMハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられます。このハイパフォーマンスモデルのM4クーペのグレードの違いを紹介しましょう。

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グレード一覧を紹介
M4クーペ
M4クーペ Competition
M4クーペ Competitionトラックパッケージ

グレード一覧を紹介

【プロ解説】BMW M4クーペのグレードの違いを徹底解説!!
(画像=『CarMe』より引用)

■M4クーペ
ボディサイズ|全長4,805mm×全幅1,885mm×全高1,395mm
エンジン種類|2,992cc 直列6気筒DOHC ツインターボ
最高出力  |480ps/6,250rpm
最大トルク |550Nm/2,650~6,130rpm
ミッション |6速MT
乗車定員  |4人
車両本体価格|1298万円

M4クーペ

【プロ解説】BMW M4クーペのグレードの違いを徹底解説!!
(画像=『CarMe』より引用)

用意されているトランスミッションが6速MTのみのM4クーペは、現行M4クーペのエントリーグレードとなります。駆動方式はFR(後輪駆動)と他のモデルと同じですが、搭載する3L直列6気筒DOHCツインターボエンジンは、最高出力が480ps/6,250rpm。

そして最大トルクは550Nm/2,650~6,130rpmと最高出力が抑えられている一方で、MTの特性に合わせて、最大トルクはより高回転まで続くようにチューンされています。安全装備では、衝突回避・被害軽減ブレーキなど5つの機能がパッケージとなった「ドライビング・アシスト」やステアリング&レーン・コントロールアシストなど3つの機能がセットとなる「ドライビングアシストプラス」を標準装備。

さらにブレーキ機能付クルーズコントロール搭載されています。また「リバースアシスト」や「パーキング・アシスト」といった駐車支援システムが標準装備されているのが特徴です。また、BMW SOSコールやBMWテレサービスなど6つの機能がパッケージとなったBMWコネクテッド・ドライブ・プロフェッショナルも標準装備され、コネクティングは充実しています。

外観では、デュアル・エキゾースト・テールパイプがクローム仕上げとなり、インテリアでは、ハーマンカードンサラウンド・サウンド・システムがオプション設定となります。また、Mシートベルトは設定されていません。そして、オプション装備でM DriveプロフェッショナルやMカーボン・セラミック・ブレーキ。Mカーボン・エクステリア・パッケージが用意されていません。装着されるタイヤはフロントが275/40R18、リアが275/35R19となります。ハンドル位置は左/右が選べます。

【プロ解説】BMW M4クーペのグレードの違いを徹底解説!!
(画像=『CarMe』より引用)

■M4クーペ Competition
ボディサイズ|全長4,805mm×全幅1,885mm×全高1,395mm
エンジン種類|2,992cc 直列6気筒DOHC ツインターボ
最高出力  |510ps/6,250rpm
最大トルク |650Nm/2,750~5,500rpm
ミッション |8速AT
乗車定員  |4人
車両本体価格|1348万円

M4クーペ Competition

【プロ解説】BMW M4クーペのグレードの違いを徹底解説!!
(画像=『CarMe』より引用)

現行型M4クーペの中心モデルとなるのが、M4クーペ Competitionです。搭載するパワートレインは、最高出力510ps、最大トルク650Nmを発生する3L直列6気筒ツインターボ+8速ATとなります。安全装備は、サーキットでの走行を可能とするハイパフォーマンスモデルでありながら、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムである「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備。

高速道路などでの渋滞時において、ハンズオフによる運転を可能とした、「高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト」をはじめ、15の運転支援機能を搭載しています。また、駐車支援の「パーキング・アシスト」や「リバースアシスト」。さらにペダルの踏み間違いによる暴走防ぐ、誤発進抑制制御も標準装備しています。また、コネクティビティにおいても大幅な進化を遂げています。

「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能となっただけでなく、Apple CarPlayへの対応、BMWコネクテッド・ドライブ標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性を大幅に高めています。また、車両のキーを持たずとも、iPhoneをドア・ハンドルにかざすことで、車両のロック解除/施錠、さらには、エンジンの始動も可能となりました。

M4クーペとの違いは、外観ではデュアル・エキゾースト・テールパイプがブラック仕上げとなります。インテリアでは、ハーマンカードンサラウンド・サウンド・システムやMシートベルトも標準装備となります。

さらに、オプション装備として、M Driveプロフェッショナル(12万4000円)やMカーボン・セラミック・ブレーキ(107万5000円)。Mカーボン・エクステリア・パッケージ(64万4000円)が用意されています。標準装着されるタイヤはフロントが275/35R19、リアが285/30R20となります。ハンドル位置は左/右が選べます。

【プロ解説】BMW M4クーペのグレードの違いを徹底解説!!
(画像=『CarMe』より引用)

■M4クーペ Competitionトラックパッケージ
ボディサイズ|全長4,805mm×全幅1,885mm×全高1,395mm
エンジン種類|2,992cc 直列6気筒DOHC ツインターボ
最高出力  |510ps/6,250rpm
最大トルク |650Nm/2,750~5,500rpm
ミッション |8速AT
乗車定員  |4人
車両本体価格|1460万円

M4クーペ Competitionトラックパッケージ

【プロ解説】BMW M4クーペのグレードの違いを徹底解説!!
(画像=『CarMe』より引用)

M4クーペ Competitionトラックパッケージは、極限のサーキットでの走行を可能とするトラック・パッケージ・モデルです。M4クーペ Competitionに標準装備となっている、運転支援システムの「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」をはじめ、「アクティブ・プロテクション」、「アダプティブLEDヘッドライト」、「BMW LEDレーザー・ライト」といった安全装備が省かれています。

その一方で、Mドライバー・パッケージ、Mカーボン・セラミック・ブレーキ、Mカーボン・バケット・シート、Mドライバー・パッケージ等を標準装備し、約25kgの軽量化を実現。サーキット走行を意識したモデルです。装着されるタイヤサイズは変わりませんが、アルミホイールのデザインは変わります。ハンドル位置は左/右が選べます。

BMW M4クーペはコアモデルとなるM4クーペ Competitionが高い走行性能と安全性能を兼ね備えたモデルです。

エントリーモデルの M4クーペは6速MT車。そしてサーキット走行にウェイトを置いたM4クーペ Competitionトラックパッケージの3グレードとなっています。

しかし、トラックパッケージに装着されているMカーボン・セラミック・ブレーキなどはM4クーペ Competitionにも装着可能なので、ドライバーの使い方に合わせて仕上げることができます。

提供元・CarMe

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