投資成果を左右する株チャート、機能性と使いやすさが決め手に
(画像=SpicyTruffel/stock.adobe.com)

ネット証券が普及して、多忙なビジネスパーソンにとっても株式投資が身近になりました。株式投資の究極の目的は利益を獲得することです。そのためには、感覚で売買するのではなく、根拠にもとづいた投資判断が欠かせません。

これまでネット証券でなかなか思ったようなリターンを得られなかった方必見の、自分に合った株チャートの見つけ方を伝授します。

1,チャートで証券会社を選ぶときのポイントは?

Q:証券会社によってチャートの仕様や使い勝手に違いはありますか?

A:チャートは銘柄ごとの株価の推移を、グラフなどを使って視覚的に示したものです。証券会社によって、公開されている株価や売買実績に違いがあるわけではないですが、提供されるテクニカル指標の種類や数、チャートの使い勝手はさまざまです。

自分にとって使いやすいチャートをみつけて活用すると、より迅速で的確な投資判断ができるようになります。

チャートは株式投資の成否を左右する重要なツールです。相性の良いチャートをみつけるために必ずチェックしたいポイントを3つ紹介します。

取引ツールの使い勝手はどうか?

どのネット証券の取引ツールにも、投資情報を取得するためのチャート機能と、売買注文を出すための発注機能が搭載されています。チャートなどの投資情報画面の見やすさ、GUIの操作性、発注・約定までのスムーズさなどが、ストレスの少ない取引と的確にタイミングを捉えた約定につながります。

使い勝手の良さの判断基準は、取引に使用するチャネルが主にPCなのか、あるいはスマートフォンなのかによって異なってきます。

主にPCを使って取引する場合は、投資判断のもとになる情報量の豊富さがカギになります。多くの銘柄の株価情報やチャートを一覧表示する画面が見やすいこと、または使いやすいこと、さらにスピーディーな注文発注機能も重要なポイントです。

スマホが主な取引チャネルになる場合は、投資情報の確認から発注までのスピード感や、画面の見やすさが最大の要件になるでしょう。

取引ツールを利用するユーザーが中上級者なのか、もしくは初心者なのかという点でも、取引ツールに求められるスペックが左右されます。

中上級者であれば投資情報の多さや分析機能の多彩さが重視されます。初心者であれば、画面と機能のシンプルさ、操作のしやすさは必須要件です。

投資のスタイルは?

投資スタイルはさまざまで、国内株のデイトレードまたはスイングトレード、長期的な株価上昇を目指す長期投資、配当や株主優待を目的とする投資、あるいは米国株などの外国株投資が主体となる場合もあります。

投資スタイルは投資家によって千差万別なので、各自の投資スタイルに必要とされる投資情報やチャート分析機能が搭載されたツールを選ぶ必要があります。

主な投資スタイルごとに必要になる主なツールや機能は以下のとおりです。

デイトレード……スピード重視の1日取引、ローソク足や移動平均線でチャート分析

デイトレードで利益を出すためには、適切な売買タイミングをつかむ必要があります。このために、ローソク足や移動平均線などのテクニカル指標を使ってトレンドを分析して、売買タイミングを判断します。

リアルタイムの売買状況を確認するために、歩み値や板情報も欠かせません。

デイトレード主体で取引する場合は、自分の使いやすいテクニカル指標が搭載されていること、さらに視覚的に見やすいことも重要です。

スイングトレード……数日から数週間の保有期間、チャートによるテクニカル分析重視

株価の上昇または下降基調を見定めてから買い付けして、数日から数週間のうちに売却する投資スタイルです。

買い付けに際して、投資先企業に関する最低限の業績・財務状況のチェックとファンダメンタルズ分析は必要になりますが、買い付けと売却のタイミングは、デイトレード同様にチャート機能を使ったテクニカル分析にもとづいて判断します。

将来的な株価上昇を狙った長期投資……ファンダメンタルズ分析のための投資情報

数ヵ月から数年単位で特定の株式を所有し続けて、将来的な株価上昇によって値上がり益を得る投資スタイルです。

この投資スタイルは、新事業の立ち上げや決算情報の上方修正といった好材料のニュース、事業の先見性や将来性に対する評価、経営指標、株価指標などのファンダメンタルズ分析が投資判断の材料になります。

将来的な株価上昇を狙う場合は、利用するネット証券やツールの情報量が多いほど有利になります。

高配当銘柄への投資……スクリーニング機能を活用

高配当利回り銘柄を探す際にはスクリーニング機能が便利です。スクリーニング機能を使えば、業績の悪い企業を除いた高配当利回り銘柄だけを検索することもできます。

高配当利回り銘柄への投資を主眼に置くならば、さまざまな条件を設定できる高機能スクリーニングができるネット証券を探します。

株主優待銘柄への投資……使いやすい株主優待銘柄検索機能が必須ツール

東証上場会社のうち、株主優待制度を採用している企業は1,480銘柄(2022年1月16日)にのぼります。優待権利確定月、あるいは優待内容など、希望する条件で銘柄を検索することができます。

証券会社によって、優待内容の分類方法や設定条件の違いがあるので、自分が検索しやすい検索機能を搭載した証券会社を選ぶと銘柄検索の手間を省くことができます。

使いたい機能があるか?

たいていの取引ツールには、発注機能と株価チャート分析機能、投資情報の提供といった基本的な機能がありますが、それ以外のスペックは取引ツールによって異なっています。一方、投資家ごとに取引環境や投資スタイルなどが違っているため、株式取引に利用するツールに求める機能もさまざまです。

そのため、取引ツールで証券会社を決める場合は、自分の求める機能がその取引ツールまたは証券会社の取引環境に備わっているかを確認しておく必要があります。

短期投資に必要な機能①……マルチモニターで大量の情報を同時に監視

監視銘柄の株価の動きを瞬時に把握するために、どの取引ツールにも、複数の銘柄を画面上に一括表示する機能があります。1秒、1分が勝負の決め手となるので、株価以外にも、板情報や歩み値、チャート、発注画面、マーケット・会社四季報などの投資情報も同時に表示させておかなければならず、マルチモニターは基本となります。

マルチモニターを設置する際には物理的にPCとモニターをケーブルで接続するだけなので、どの取引ツール(証券会社)を使っても構築できます。

ただし、低スペックPCだとマルチモニターが対応しないこともあります。ご使用のPCが何台のモニターまで接続可能かをPCのデバイスマネージャーで必ずチェックしてから、マルチモニター環境を構築してください。

短期投資に必要な機能②……フル板と歩み値を監視して、勝率を上げる

証券会社のWEBサイトには、板情報として、中心値から上下約10本ずつ、売りと買いの気配値が公開されていますが、デイトレードでの勝率を上げたければ、すべての気配値(歩み値を含む)が提供されるサービス、つまりフル板サービスを利用するのがおすすめです。

フル板サービスは、証券会社によって有料、無料の違いがあります。フル板情報を利用する際には、その点も確認した上で、どの証券会社を使用するかを決めるとよいでしょう。

フル板、歩み値情報を提供している証券会社(2022年1月17日現在)

証券会社名 サービス名称 料金 サービス対象
SBI証券 HYPER SBI 全板サービス 有料
(一定条件を満たすと無料)
・全上場銘柄
・件数情報あり
楽天証券 マーケットスピード/フル板(東証「FLEX Full」) 無料 ・東証上場銘柄のみ
・件数情報あり
マネックス証券 フル板情報ツール 有料 ・全上場銘柄
・件数情報あり
auカブコム証券 kabuステーションFintech 有料(無料条件あり) ・全上場銘柄
・利用条件あり
・件数情報あり
松井証券 フル板情報
(BRiSK for 松井証券)
無料 ・東証上場銘柄のみ
・利用条件あり
岡三オンライン証券 不明 不明 不明
DMM.com証券 株 DMM株 PRO+/
トレード板(東証「FLEX Full」)
無料 ・東証上場銘柄のみ
・利用条件あり
GMOクリック証券 スーパーはっちゅう君/
フル板情報(東証「FLEX Full」)
無料 東証上場銘柄
SBIネオトレード証券 NEOTRADE R/フル板(東証「FLEX Full」) 無料 東証上場銘柄
立花証券ストックハウス なし(気配値上下8本まで)

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券DMM.com証券 株GMOクリック証券SBIネオトレード証券立花証券ストックハウスの公式サイトをもとに筆者作成。2022年1月21日現在。

短期投資に必要な機能③……急な値動きにつながるニュース速報

短期投資では、ニュース発表による値動きを狙って取引をしかけることがあります。そのため、証券会社が提供するニュースの即時性や情報量、利用料も、短期投資を行う投資家にとっては注目したいポイントになります。

ニュース速報を提供している証券会社(2022年1月17日現在)

証券会社名 ニュース速報サービス 料金 媒体
SBI証券 マーケットニュース
・四季報速報ニュース
有料
(無料利用条件あり)
ハイスペックサーバーから配信
楽天証券 ニュース機能
・ロイターニュース
・日経テレコン21
・フィスコ市況
・QUICKリサーチネット
無料 マーケットスピード
マネックス証券 ・各種ニュース
・企業の速報ニュース
無料 WEBサイト
auカブコム証券 MINKABU PRESSニュース 無料 Kabuステーション
松井証券 リアルタイムニュース 無料 ネットストック・ハイスピード
ニュース
(マーケット、ビジネス、決算速報)
有料 ネットストックトレーダー
ニュース
(マーケット、ビジネス、銘柄解説、個別銘柄、決算速報)
ネットストックトレーダー・プレミアム
岡三オンライン証券 各種ニュース 無料 岡三ネットトレーダープレミアム
DMM.com証券 株 みんかぶ、モーニングスター提供ニュース 無料 ・PRO+
・スタンダード
・スマホアプリ
GMOクリック証券 メールニュース 無料 メール配信
SBIネオトレード証券
立花証券ストックハウス AI企業開示速報など 無料 マーケット情報

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券岡三オンライン証券DMM.com証券 株GMOクリック証券SBIネオトレード証券立花証券ストックハウスの公式サイトをもとに筆者作成。2022年1月21日現在。

2,証券会社別のおすすめ株チャート

Q:株式投資用のチャートには、証券会社ごとに違いはありますか?

A:株式投資の勝率を上げるには株チャートを使ったテクニカル分析が欠かせません。そのため、どの証券会社も、ターゲットユーザーの投資スタイルを意識した独自のチャート機能を提供しています。

テクニカル指標の数や種類など、各社のチャート機能の特徴については、以下をご覧ください。

株式投資を行う投資家にとって、チャート分析機能は投資成果に直結する重要なツールです。自分の投資スタイルや投資方針に合致した株チャートを選ぶと、取引の成功率や利益率が格段に上がります。

株チャートは証券会社の技術と英知を結集した証券会社の顔ともいえるサービスです。各社が提供するチャートサービスの中で、最も高機能なサービスを選んで、各サービスのスペックを以下に紹介します。

各社のチャートの機能性や、チャート分析の際に使いたいテクニカル指標の有無などをイメージしながら、自分の理想に近いテクニカル分析ができる証券会社を選びましょう。

SBI証券……ハイスペックな取引ツールに搭載された高機能チャート

SBI証券では、国内株式と先物OP取引専用高機能トレーディングツールとして「HYPER SBI」を提供しています。

HYPER SBIには、板情報から直接注文できる発注機能だけでなく、マーケット情報やニュース、さらには高度なチャート分析機能も搭載されています。

SBI証券の「HYPER SBI」チャート分析機能のスペック

チャートサービス名称 「HYPER SBI」チャート
対象OS/ブラウザ ・Windows 8.1/
Internet Explorer 11
・Windows10/
Internet Explorer 11、
Microsoft Edge、
Mozilla Firefox 最新版
Google Chrome 最新版
利用料 無料
チャートの種類 ・国内株式
・株価指数
・為替
・先物
・オプション
足種 全10種類
・ティック
・1分足
・3分足
・5分足
・15分足
・1時間足
・日足
・週足
・月足
・四半期足
描画機能 ・トレンドライン
・ホリゾンタルライン
・バーティカルライン
・クロスライン
・フィボナッチアーク
・フィボナッチファン
・フィボナッチリトレースメント、など
チャート種別 全3種類
・ローソク足
・移動平均線
・出来高
テクニカル指標の総数 計40種類
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均
加重移動平均線
VWAP
(出来高加重移動平均線)
パラボリック
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド) ×
線状回帰トレンド ×
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI ×
RSI
DMI(方向性指数)
ストキャスティクス
モメンタム
サイコロジカルライン
ACオシレーター
A/Dライン
ウィリアムズ%R
出来高
標準偏差

SBI証券の「HYPER SBI」チャートのおすすめポイント

HYHPER SBIは発注機能とチャート分析機能をあわせもつハイブリッドツールです。搭載されているチャート分析機能のスペックは高く、セミプロやプロ仕様のレベルに匹敵します。

他社では、チャート分析に特化したチャート分析専用ツールが、取引ツールとは別に提供されていることがあります。このような場合、取引ツールに搭載されたチャートは発注機能の補完的役割にすぎず、スペックも、チャート分析専用ツールのスペックには及びません。

それに対して、HYPER SBIなら、テクニカル分析重視の短期トレーダーであっても、1本インストールしておくだけで、納得のいくチャート分析を行いながら、スピーディーな発注も実現できます。

SBI証券のキャンペーン情報

2022年2月1日現在で実施中のキャンペーン(FXまたはCFDに関するキャンペーンを除く)は以下の4つです。

株式投資に関するキャンペーン以外にも、クレカ積立やiDeCo、NISAのキャンペーンも実施されています。この機会に、新たな資産形成の手段として考えてみるのもよいでしょう。

なお、あらかじめエントリーが必要なキャンペーンもあります。その場合は、専用フォームからキャンペーン参加を申し込んでください。

2022年2月1日現在で実施中のキャンペーン一覧

キャンペーン名称 内容
SBI証券から三井住友カードを申し込むと年間最大2万9,000円相当がもらえるキャンペーン キャンペーン期間中に、SBI証券から三井住友カードを新規に申し込んで、クレカ積立を設定すると、積立額の最大2.0%のポイント(年間最大1万2,000円相当額)と、キャンペーン期間中なら、カード申込で1万7,000円相当のポイントも上乗せされる
(対象期間2022/1/1~2022/4/30)
日計り信用取引 回転キャンペーン インターネット取引会員は、一般信用「日計り信用取引」の新規建約定代金が、期間中に1日でも一定の条件を満たせば、STEPに応じて現物取引手数料と信用取引手数料がキャッシュバックされる
(対象期間2022/1/4~2022/3/31、約定日基準)
※専用フォームからのエントリーが必要
iDeCoスタートダッシュWキャンペーン キャンペーン期間中にiDeCoに申込完了し、月1万円以上の掛金を拠出すると、抽選で最大10万円分のAmazonギフト券が当たる。さらに、もれなく100円分のAmazonギフト券をプレゼント
(対象期間2021/12/20~2022/3/17)
※専用フォームからのエントリーが必要
NISA・つみたてNISA乗り換えキャンペーン キャンペーン期間中に、NISA・つみたてNISAの金融機関をSBI証券に変更すると、抽選で1,000名に2,000円をプレゼント
(対象期間2021/10/1~2022/2/15)

楽天証券……テクニカル指標の拡充でマーケットスピードⅡは最強ツールに

マーケットスピードⅡはマーケットスピードの上位機種であり、発注機能と投資情報、チャート機能をあわせて搭載している高機能取引ツールです。

マーケットスピードⅡで取引できる商品は国内株式、指数先物、オプション・商品先物取引に限られますが、テクニカル指標の大幅拡充で、チャート分析力は格段にアップしています。

楽天証券の「マーケットスピードⅡ」チャート分析機能のスペック

チャートサービス名称 「マーケットスピードⅡ」チャート
対象OS ・Windows 8.1
・Windows10(32ビット版、64ビット版)
・Windows11
※Macには対応せず
対象ブラウザ ・Internet Explorer11以降
・Microsoft Edge
利用料 無料
チャートの種類 ・国内株式
・株価指数
・先物
・オプション
足種 全13種類
・Tick
・1分足
・2分足
・3分足
・4分足
・5分足
・10分足
・15分足
・30分足
・60分足
・日足
・週足
・月足
描画機能 ・トレンドライン
・フィボナッチリトレースメント など
チャート種別 全5種類
・ローソク足
・折れ線
・平均足
・ドット
・バー
テクニカル指標の総数 57種類
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均
加重移動平均線
VWAP
(出来高加重移動平均線)
×
パラボリック
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド)
線状回帰トレンド
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI
RSI
DMI(方向性指数)
ストキャスティクス
モメンタム
サイコロジカルライン
ACオシレーター
A/Dライン ×
ウィリアムズ%R
出来高
標準偏差 ×

楽天証券の「マーケットスピードⅡ」チャートのおすすめポイント

マーケットスピードⅡは上級者向けのトレーディングツールとして設計されているため、搭載されている機能も、マーケットスピードよりハイスペックになっています。マウスを動かすだけでチャートの移動、拡大、縮小ができるようになるなど、操作性も格段に向上しています。

マーケットスピードを使い慣れたユーザーは、自身の投資経験値が上がるのにあわせて、マーケットスピードⅡにグレードアップするのも良い考えです。

マーケットスピードでは27種類あったテクニカル指標の種類は、マーケットスピードⅡでは57種類に拡充され、複数の指標を同時に表示することもできるようになっています。チャート分析機能も業界最高水準まで強化されたため、これまで他社チャートの分析力に不満があった人でも、証券会社やツールを楽天証券に乗り換えることで、より満足度の高い取引環境を整備することができます。

楽天証券のキャンペーン情報

楽天証券は、キャンペーン実施期間は若干異なりますが、1年をとおして、同時期に多数のキャンペーンを展開しています。

2022年2月1日現在でも、いくつものキャンペーンが実施されていますが、その中から、楽天証券への乗り換えキャンペーンと、株式投資に関するキャンペーンを紹介します。

あらかじめエントリーが必要なキャンペーンもあるので、エントリーを忘れないように注意してください。

2022年2月1日現在で実施中のおすすめのキャンペーン一覧

キャンペーン名称 内容
最大1,000ポイントがもらえる!株主優待銘柄でつなぎ売りにチャレンジ!キャンペーン 1月から3月の株主優待銘柄で、つなぎ売り(現物取引+一般信用(短期))すると、現物取引手数料と一般信用(短期)取引手数料の合計額に応じて、最大1,000ポイントをもれなくプレゼント
(対象期間2022/1/13~2022/3/31)
※事前にエントリーが必要
iDeCo選べるご褒美!キャンペーン 期間内にiDeCoの申込完了&2022年5月末までにiDeCo口座開設すると、抽選で455名に豪華プレゼントが当たる
(対象期間2021/12/30~2022/3/31)
※事前にエントリーが必要
NISA金融機関変更でポイントプレゼントキャンペーン NISA口座を他社から楽天証券に移管すると、抽選で1,200名に2,000ポイントをプレゼント
(対象期間2021/10/1~2022/2/15)

マネックス証券……チャート分析もしっかりできる取引ツール

マネックス証券で本格的なチャート分析、テクニカル分析をする場合は、高機能トレーディングツール「マネックストレーダー」を利用します。

マネックストレーダーは、売買注文と照会、株価情報、チャート、投資情報あるいはニュース閲覧もワンストップでできる一般的なオールインタイプのトレーディングツールです。

搭載されているチャート分析機能は高機能ですが使いやすく、ユーザーのレベルを問いません。

マネックス証券の「マネックストレーダー」チャート分析機能のスペック

チャートサービス名称 「マネックストレーダー」チャート
対象OS ・Windows8.1
・Windows10
対象ブラウザ 専用ブラウザ
利用料 無料
チャートの種類 ・株式チャート
・指数チャート
・指数先物OPチャート
・指数先物OPチャート(日中)
足種 以下の範囲内で指定
・Tick足(1~300)
・分足(1~400)
・日足(1~10)
・週足(1~10)
・月足(1~10)
描画機能 ・トレンドライン
・水平線
・垂直線
・抵抗線
・支持線
・フィボナッチ
・GAN
・回帰線
・四等分線など
チャート種別 全12種
・ローソク足(2種)
・バーチャート(2種)
・ローソクボリューム
・ラインチャート
・エクイボリューム
・新値足
・練行足
・ポイント&フィギュア
・カギ足
・逆ウォッチ曲線
テクニカル指標の総数 42種類
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均
加重移動平均線
VWAP
(出来高加重移動平均線)
パラボリック
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド) ×
線状回帰トレンド ×
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI
RSI
DMI(方向性指数)
ストキャスティクス
モメンタム
サイコロジカルライン
ACオシレーター
A/Dライン ×
ウィリアムズ%R ×
出来高
標準偏差 ×

マネックス証券の「マネックストレーダー」チャートのおすすめポイント

テクニカル指標の種類も多く、描画機能や足種も多いです。比較チャートを最大5本並べることもできるため、一見上級者向けです。

実際のチャート画面を見ると、シンプルな設計とレイアウトなのでわかりやすく、誰でも扱うことができます。チャート分析の経験がなくても、テクニカル指標の種類や描画テクニックについて学びさえすれば、練習台としても活用できます。

マネックス証券のキャンペーン情報

現在実施中のキャンペーンは以下の2件です。

2022年2月1日現在で実施中のキャンペーン

キャンペーン名称 内容
「米国株デビュー応援」がキャッシュバック期間延長&上限なしキャンペーン 「米国株デビュー応援プログラム」の期間限定拡大版。期間中に外国株取引口座に初回入金すると、その日から40日間、米国株取引手数料(税抜)を全額キャッシュバック
(対象期間2022/1/5~2022/2/28)
※キャンペーン参加には、事前のエントリーが必要
2022新春!米国投信つみたて新規&増額キャンペーン 期間中に、対象ファンドを1ヵ月に2万円以上、新規または増額の積立買付をすると、抽選で500名にマネックスポイント2022pをプレゼント
(対象期間2022/1/4~2022/2/28)
※キャンペーン参加には、事前のエントリーが必要

auカブコム証券……WEBサイトで利用できる高機能チャート分析機能「EVERチャート」

auカブコム証券では、投資情報と注文機能が搭載された取引ツールやスマホアプリとは別に、一つの機能に特化した高機能投資分析ツールが9種類提供されています。

そのうちの一つ、「EVERチャート」は株チャート分析機能に特化したWEB型ツールです。

EVERチャートは高機能取引ツールの「kabuステーション」を上回るスペックを備えた、auカブコム証券最上位のチャート分析機能です。

auカブコム証券の「EVERチャート」のチャート分析機能のスペック

チャートサービス名称 投資分析ツール「EVERチャート」
(WEBブラウザ型)
対象OS Windows 8.1以上
対象ブラウザ ・Chrome
・Microsoft Edge
・Internet Explorer 11
・Firefox
※すべて最新版
チャートの種類 ・国内株式
・株価指数
足種 全8種類
・1分足
・5分足
・10分足
・15分足
・30分足
・日足
・週足
・月足
描画機能 全10種類
・トレンドライン
・無限線
・水平線
・フィボナッチ リトレースメントなど
チャート種別 全12種類
・ローソク
・ライン
・新値足
・時系列新値足
・平均足(コマ足)
※ローソク足とは異なる
・陰陽足
・カギ足(値幅足)
・ポイント&フィギュア
・逆ウォッチ曲線
・騰落価格
・騰落率
・バー
テクニカル指標の総数 66種類
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均
加重移動平均線
VWAP
(出来高加重移動平均線)
パラボリック
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド)
線状回帰トレンド
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI
RSI
DMI(方向性指数)
ストキャスティクス
モメンタム
サイコロジカルライン
ACオシレーター
A/Dライン
ウィリアムズ%R
出来高
標準偏差

auカブコム証券の公式サイトをもとに筆者作成。2022年1月21日現在。

auカブコム証券のチャート機能「EVERチャート」のおすすめポイント

EVERチャートを端的に表現するなら、「チャート分析ツールの最高峰」でしょう。

チャート分析ツールとしてのスペックの高さは、取引ツールである「kabuステーション」のチャート分析機能をはるかに凌駕します。

テクニカル指標の数だけを見ても、kabuステーションが27種類であるのに対して、EVERチャートは66種類ものテクニカル指標を搭載しており、EVERチャートの充実度は圧巻です。

インストール型ではなくWEB型ツールであることも強みになります。高機能ツールながらもPCが重くなることはないので、同一PC上で操作していても、発注処理が滞るリスクを低減できます。

どのメディアからもシームレスにアクセスできるため、例えば、メインPCは監視銘柄の株価一覧表示と発注に使用して、セカンドPCをEVERチャートによるチャート分析に特化させるといった使用方法も可能です。

EVERチャートは、プロ並みの専門知識とこだわりをもつ投資上級者にこそおすすめできるワンランク上のチャート分析機能だといえます。

auカブコム証券のキャンペーン情報

2022年2月1日現在で実施されている期間限定キャンペーン(FXを除く)はありません。

松井証券……プロ並みの環境で取引したいデイトレーダーに最適な高機能チャート

松井証券の高機能取引ツール、「ネットストック・ハイスピード」にもチャート機能が搭載されていますが、それとは別に投資情報ツールの「ネットストックトレーダー」と上位機種の「ネットストックトレーダー・プレミアム」(どちらも有料)にも高機能チャートが搭載されています。

「ネットストックトレーダー・プレミアム」のチャートは、松井証券内で最高水準のスペックを備えています。

松井証券の「ネットストックトレーダー・プレミアム」チャート分析機能のスペック

チャートサービス名称 「ネットストックトレーダー・プレミアム」チャート
(WEBブラウザ型)
対象OS/ブラウザ ・Windows 8.1/
Internet Explorer 11、
Google Chrome(最新版)

・Windows 10/
Internet Explorer 11、
Microsoft Edge(最新版)、
Google Chrome(最新版)
情報料(1ヵ月、税込) 3,300円
※3ヵ月、6ヵ月、12ヵ月の情報料も設定あり
チャートの種類 ・国内株式
・株価指数
・先物
・オプション
足種 全15種類
・日中足(TICK、Tick by Tick 、1分足、2分足、3分足、4分足、5分足、6分足、10分足、15分足、20分足、30分足)
・日足
・週足
・月足
描画機能 ・トレンドライン
・転換点表示
・前日終値ライン描画
・現値ラベル表示
・不連続要因発生マーク表示、など
チャート種別 全3種類
・ローソク足+移動平均
・一目均衡表
・ライン・新値足
テクニカル指標の総数 20種類
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均 ×
加重移動平均線 ×
VWAP
(出来高加重移動平均線)
パラボリック
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド) ×
線状回帰トレンド ×
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI
RSI
DMI(方向性指数)
ストキャスティクス
モメンタム
サイコロジカルライン
ACオシレーター
A/Dライン ×
ウィリアムズ%R ×
出来高
標準偏差 ×

松井証券の公式サイトをもとに筆者作成。2022年1月21日現在。

松井証券の「ネットストックトレーダー・プレミアム」チャートのおすすめポイント

松井証券はデイトレードに強みをもつネット証券として知られていますが、日中足の種類の豊富さは、1分1秒で勝敗が決まるデイトレーダーにとっては大きな魅力です。

日中足の種類はTICK、Tick by Tick、1分足、2分足、3分足、4分足、5分足、6分足、10分足、15分足、20分足、30分足の12種類です。TICKとTick by Tickにも対応しているので、超短期トレード志向のトレーダーが売買タイミングをつかむのに便利です。

ネットストックトレーダー・プレミアムの利用には情報料が発生しますが、セミプロやプロ並みのトレードと投資成果を目指す人にとっては、情報料を支払う価値のある高機能ツールです。

松井証券のキャンペーン情報

2022年1月現在で実施中のキャンペーン(FXを除く)は以下の4つです。

株式投資に関するキャンペーン以外にも、投資信託やつみたてNISAのキャンペーンも実施していますので、資産形成の一つの方法として検討するのもよいでしょう。

なお、以下のキャンペーンに参加する場合はすべて、専用フォームで申し込む必要があります。

2022年2月1日現在で実施中のキャンペーン一覧

キャンペーン名称 内容
つみたてデビュー応援!総額1億円還元キャンペーン キャンペーン期間中に松井証券に新規で口座開設し、投資信託を合計1万円以上積み立てると、最大10万名に、現金1,000円または松井証券ポイント1,500pをプレゼント
(対象期間2022/1/15~2022/12/30)
株アプリで取引スタートキャンペーン ・キャンペーン期間中に、スマートフォン向けトレーディングアプリ「松井証券 株アプリ」を利用して取引すると、毎月抽選で100名に松井証券ポイント1万ポイントをプレゼント
・誕生月には当選確率が2倍にアップ
(対象期間2022/1/4~2022/3/31)
株式手数料20%ポイントバックキャンペーン 口座開設した日の翌月末までに株式取引をすると、対象取引の手数料総額の20%(上限10万ポイント)相当の松井証券ポイントをプレゼント
(対象期間2021/11/15~2022/2/28)
つみたてNISA応援キャンペーン キャンペーン期間中に、初めて、松井証券でつみたてNISAとして7,000円以上積み立てると、積立金額の1%相当額の松井証券ポイントをプレゼント
(対象期間2021/9/1~2022/3/31)

※松井証券の公式サイトをもとに筆者作成。2022年1月21日現在。

岡三オンライン証券……使いやすい高機能チャート

PCインストール型のリッチクライアント、「岡三ネットトレーダープレミアム」は、発注機能と投資分析機能が搭載された高機能トレーディングツールです。

岡三ネットトレーダープレミアムに搭載されているチャートは、テクニカル指標を25種類装備しており、相対チャートを表示することもできます。

岡三オンライン証券の「岡三ネットトレーダープレミアム」チャート分析機能のスペック

チャートサービス名称 「岡三ネットトレーダープレミアム」チャート
対象OS ・Windows8.1(32/64bit)
・Windows10(32/64bit)
対象ブラウザ Internet Explorer11
利用料 無料
チャートの種類 ・国内株式
・株価指数
・先物
足種 不明
描画機能 不明
チャート種別 ローソク足など
テクニカル指標の総数 25種類
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均 ×
加重移動平均線 ×
VWAP
(出来高加重移動平均線)
パラボリック
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド) ×
線状回帰トレンド ×
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI ×
RSI
DMI(方向性指数)
ストキャスティクス
モメンタム ×
サイコロジカルライン
ACオシレーター ×
A/Dライン ×
ウィリアムズ%R
出来高
標準偏差 ×

岡三オンライン証券の「岡三ネットトレーダープレミアム」チャートのおすすめポイント

高機能トレーディングツールとして、必要な機能は網羅しているのですが、とりわけ分析チャート画面については、多様な機能を盛りすぎていなため、見やすく、わかりやすいのが大きな特徴です。

トレンドを見極めて、売買のタイミングをつかむというチャート分析本来の目的を果たして、あとは取引に集中するための環境を確保できるツールです。

岡三オンライン証券のキャンペーン情報

現在実施中のキャンペーンは以下の1件です。

2022年2月1日現在で実施中のキャンペーン

キャンペーン名称 内容
岡三証券・岡三オンライン証券経営統合記念キャンペーン 対象期間中の取引手数料額に応じて、抽選で334名に総額300万円相当の豪華賞品をプレゼント
(対象期間2022/1/3~2022/2/28)
※キャンペーン参加には事前のエントリーが必要。エントリー時に、A・B・Cの各コースから希望する賞品を選ぶこと

DMM.com証券 株……高機能取引ツールはチャートも高機能

DMM.com証券 株の「DMM株PRO+」は、「抜群の操作性と多彩な機能」がウリの高機能取引ツールです。ダウンロード版とWEBブラウザ版の取引ツール、スマホアプリ、WEBベースの投資情報しか提供されていませんが、DMMの会員は、DMM株PRO+だけで、投資判断に不可欠なチャート分析も売買取引も完結することができます。

DMM.com証券 株の「DMM株PRO+」チャート分析機能のスペック

チャートサービス名称 「DMM株PRO+」チャート
対象OS ・Windows8.1
・Windows10
・Windows11
・Macintosh10.12以降
対象ブラウザ 専用ブラウザ
利用料 無料
チャートの種類 ・国内株式
・株価指数
・米国株式
足種 全13種類
・日中足(TICK・Tick by Tick、1分足、3分足、5分足、10分足、15分足、20分足、30分足、60分足)
・日足
・週足
・月足
描画機能 全10種類
・トレンドライン
・無限線
・水平線
・ギャンファン
・ギャングリッド
・フィボナッチリトレースメント
・フィボナッチエクスパンション
・フィボナッチタイムゾーンなど
チャート種別 ・ラインチャート
・折れ線チャート
・ローソク足
・ポイント&フィギュア
・比較チャート
テクニカル指標の総数 34種類
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均
加重移動平均線
VWAP
(出来高加重移動平均線)
パラボリック
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド)
線状回帰トレンド
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI
RSI
DMI(方向性指数)
ストキャスティクス
モメンタム
サイコロジカルライン
ACオシレーター
A/Dライン ×
ウィリアムズ%R
出来高
標準偏差

DMM.com証券 株の「DMM株PRO+」チャートのおすすめポイント

DMM.com証券 株は提供するツールを極限まで絞り込んでいますが、DMM株PRO+は、プロ、セミプロが必要とする高度な分析力を過不足なく備えているだけでなく、投資中級者でも取り扱えるわかりやすさや操作性にもこだわっています。

足種はデイトレーダーにとって便利なTICK、Tick by Tick、1分足など、日中足を10種類提供しています。テクニカル指標は34種類あり、チャートマニアだと若干の不足感を感じるものの、プロにとっても十分な種類がそろっています。描画機能も10種類あるため、自分で十分にチャート分析したい人の欲求にも応えられます。

他社の取引ツールの大半がWindows機上でしか動作しないのに対して、DMM株PRO+はMacOS上でも動作します。慣れたMacOSで本格的な株取引やチャート分析したい人には、貴重な選択肢になるでしょう。

DMM.com証券 株のキャンペーン情報

期間限定のキャンペーンは、現在実施していません。

GMOクリック証券……業界トップクラスとの誉れ高いスーパーはっちゅう君のチャート

GMOクリック証券は、インターネット業界を牽引するGMOインターネットグループのネット証券会社です。グループの高い技術力を背景に、GMOクリック証券は、高性能・高機能な取引ツールを多数提供しています。

株式取引専用トレーディングツールの「スーパーはっちゅう君」は、絶妙なネーミングセンスを超越した洗練された操作性と安定感、デザイン性、使い勝手のいずれも業界トップクラスのツールであり、チャート機能も期待を裏切らない高いクオリティーを誇ります。

GMOクリック証券の「スーパーはっちゅう君」チャート分析機能のスペック

チャートサービス名称 「スーパーはっちゅう君」チャート
対象OS ・Windows8.1
・Windows10
・Windows11
・Macintosh10.12以降
対象ブラウザ 専用ブラウザ
利用料 無料
チャートの種類 ・株式チャート
・指数チャート
・先物OPチャート
足種 以下の範囲内で指定
・Tickチャート(1~100)
・分足チャート(1~120)
・日足(1~10)
・週足(1~10)
・月足(1~10)
描画機能 ・トレンドライン
・レジスタンスライン
・フィボナッチライン
・ギャンライン
・回帰線など
チャート種別 全12種
・ローソク足(2種)
・ローソクボリューム
・バーチャート(2種)
・ラインチャート
・エクイボリューム
・新値足
・練行足
・ポイント&フィギュア
・カギ足
・逆ウォッチ曲線
テクニカル指標の総数 30種類
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均
加重移動平均線 ×
VWAP
(出来高加重移動平均線)
×
パラボリック
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド)
線状回帰トレンド ×
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI
RSI
DMI(方向性指数)
ストキャスティクス
モメンタム
サイコロジカルライン
ACオシレーター
A/Dライン ×
ウィリアムズ%R ×
出来高
標準偏差 ×

GMOクリック証券の「スーパーはっちゅう君」チャートのおすすめポイント

スーパーはっちゅう君自体のカスタマイズ性が高いため、チャートも他社に比べてカスタマイズ性の高さが際立っています。

足種はどの種類も自分で間隔を指定することができます。取引画面のレイアウトも、MDI表示(1つの大ウィンドウ内に複数の小ウィンドウ)、あるいはSDI表示(それぞれ独立した複数のウィンドウを配置)をお好みで選択できます。最大5銘柄のチャートを一度に表示することも可能です。

チャート分析の知識と経験があり、自分の使いやすい画面レイアウトや自分なりの視点で、より高度な分析結果を投資判断に生かしたい人には最適なチャートです。

GMOクリック証券のキャンペーン情報

期間限定のキャンペーンは、現在実施していません。

SBIネオトレード証券……シンプルで初心者でも使いやすいチャート

SBIネオトレード証券では、テクニカル分析ができるチャート分析機能は、ダウンロード型取引ツール「NEOTRADE R」に搭載されています。チャートを含め、NEOTRADE Rは操作性とスピード感にこだわって設計されています。

SBIネオトレード証券の「NEOTRADE R」チャート分析機能のスペック

チャートサービス名称 「NEOTRADE R」チャート
対象OS ・Windows 8.1
・Windows 10
・Windows 11
対象ブラウザ ・Internet Explorer 11
・Firefox(最新版)
・Chrome(最新版)
・Edge(最新版)
利用料 無料
チャートの種類 ・国内株式
・株価指数
・先物
・オプション
足種 不明
描画機能 ・トレンドライン
・アラーム線
チャート種別 ・ローソク足
・ラインチャート
テクニカル指標の総数 9種類
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均 ×
加重移動平均線 ×
VWAP
(出来高加重移動平均線)
×
パラボリック ×
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド) ×
線状回帰トレンド ×
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI ×
RSI
DMI(方向性指数) ×
ストキャスティクス
モメンタム ×
サイコロジカルライン
ACオシレーター ×
A/Dライン ×
ウィリアムズ%R ×
出来高
標準偏差 ×

SBIネオトレード証券の「NEOTRADE R」チャートのおすすめポイント

NEOTRADE Rチャートの設計コンセプトは、初心者でも使いやすいチャート機能です。

そのために、操作性を重視して設計されており、直感的に誰でもチャート分析を行うことができます。さらに、チャート分析機能に搭載されているテクニカル指標や描画機能などの種類は必要最小限に抑えられているので、専門用語に不慣れな人でも、十分に使いこなすことができます。

SBIネオトレード証券のキャンペーン情報

現在実施中のキャンペーンは以下の1件です。

2022年2月1日現在で実施中のキャンペーン

キャンペーン名称 内容
国内株式移管手数料キャッシュバックキャンペーン 社名変更1周年記念キャンペーンの一環で、他社からSBIネオトレード証券に国内株式100万円以上移管すると、他社で支払った移管手数料を最大10万円までキャッシュバック
(対象期間2022/1/4~2022/3/31)

立花証券ストックハウス……シンプルなチャート分析機能の決定版

チャート分析に特化した投資分析ツールの「テクニカルチャート」もありますが、高機能トレーディングツール「立花トレードリッチ」に搭載されている「分析チャート」のほうが、より高度な分析機能を備えています。

分析チャートの足種には、日足、週足、月足以外にも、Tick足や分足など、日中足もあるので、投資スタイルがデイトレード主体なら、こちらを選んだほうがよいです。

立花証券ストックハウスの「立花トレードリッチ」分析チャート機能のスペック

チャートサービス名称 「立花トレードリッチ」
分析チャート
対象OS ・Windows8.1(32/64bit)
・Windows10(32/64bit)
・Windows11 ※
※ブラウザがIEの場合、立花証券システムが正常に動作しない恐れあり
対象ブラウザ ・Internet Explorer11.0以上(Windows11を除く)
・Microsoft Edge
・Google Chrome
利用料 無料
チャートの種類 国内株式
足種 以下の範囲内で指定
・Tick足
・分足
・日足
・週足
・月足
描画機能 ・トレンドライン
・ライン
・ホリゾンタルライン
・バーティカルライン
・フィボナッチアーク
・フィボナッチファン
・フィボナッチタイムゾーンなど
チャート種別 ・価格チャート
・出来高チャート
テクニカル指標の総数 30種類以上
主なトレンド系テクニカル指標の有無
単純移動平均
ポリンジャーバンド
一目均衡表
指数平滑移動平均
加重移動平均線
VWAP
(出来高加重移動平均線)
パラボリック
エンベロープ
(移動平均乖離率)
高低線(HLバンド)
線状回帰トレンド ×
主なオシレーター系テクニカル指標の有無
MACD
RCI
RSI
DMI(方向性指数)
ストキャスティクス
モメンタム
サイコロジカルライン
ACオシレーター ×
A/Dライン ×
ウィリアムズ%R
出来高
標準偏差 ×

立花証券ストックハウスの「立花トレードリッチ」分析チャートのおすすめポイント

分析チャートの基本設計と画面デザインはシンプルなのが特徴です。

国内株式専用ツールなので、表示されるチャートは国内株式のみです。比較チャートを複数表示する機能はありません。デフォルトでは、画面上に複数のウィンドウが表示される設定にはなっていないので、チャート分析に集中できます。

画面上にさまざまなウィンドウが混在してわかりにくいと感じる人や、さまざまなテクニカル指標を使ったチャート分析は苦手、好きなテクニカル指標1種類だけが使えればよいという人には、立花トレードリッチのシンプルな分析チャートは最適でしょう。

立花証券ストックハウスのキャンペーン情報

期間限定のキャンペーンは、現在実施していません。

3,スマホアプリ別おすすめ株チャート

Q:スマホアプリだけで、チャート分析から取引まで完結することを考えています。どこのスマホアプリの株チャートなら、高機能で使いやすいですか?

A:スマホアプリなので、チャート分析画面といえども、PCのツールのように情報量が多すぎると見にくくなってしまいます。必要な情報をシンプルに表示してくれるスマホアプリがおすすめです。

ネット証券各社は、株取引ができる独自のスマホアプリを提供しています。それぞれのスペックや特徴などは、下記で比較してください。

楽天証券「iSPEED」……株取引用スマホアプリの基本形

楽天証券のiSPEEDは、ネット証券の中でも早い時期からスマホアプリを提供していた、いわばスマホアプリの基本形とも呼べる名機です。

スマホアプリながら投資情報量も豊富で、チャートの使いやすさにも定評があります。

楽天証券「iSPEED」株チャートのスペック

アプリ名 iPhone/Android対応 PC用取引ツールとの同期
iSPEED △※
テクニカル指標の種類 足種 描画機能 描画オブジェクトの自動保存
15種類 ティック
日中足(9種類)
日足
週足
月足
50種類
特記事項
・iSPEEDは、国内株式だけでなく、米国株式の取引や投資情報収集、チャート分析にも対応しています。

※スマホアプリ「iSPEED」からは、PC用トレーディングツールの「マーケットスピード/マーケットスピードⅡ」の登録銘柄を見ることはできません。ただし、「お気に入り」銘柄はWEBを介して連動しているため、どのデバイスから追加、削除しても、シームレスに同じ銘柄を参照できます。

楽天証券「iSPEED」の特徴

iSPEEDの株チャートは、マーケットスピードとは形式が異なるものの、PC版ツールに匹敵するほどの高い機能性を誇ります。

スマホアプリとしての特性から、直感的な操作性を追求しており、ピンチイン・ピンチアウト、スワイプ、タップといった指先だけの動きで、チャートの拡大縮小、移動など、あらゆる操作をスムーズかつ素早く行うことができます。

情報量は多いですが、チャートや各種指標が見やすい仕様になっており、視覚的に認識しやすいのが特徴です。

SBI証券「SBI証券 株アプリ」……日本株式専用のスマホアプリ

国内株式専用のスマホアプリです。

個別銘柄やニュース、ランキングなどの情報量の多さに加えて、高機能のチャート分析やスピード重視の発注も可能な、PCの取引ツールの代替となるアプリです。

SBI証券「SBI証券 株アプリ」株チャートのスペック

アプリ名 iPhone/Android対応 PC用取引ツールとの同期
SBI証券 株アプリ ×
テクニカル指標の種類 足種 描画機能 描画オブジェクトの自動保存
15種類 日中足(4種類)
日足
週足
月足
7種類 ×
特記事項
・2銘柄の比較チャートを表示できます。比較できるのはメインチャートのみで、この場合、サブチャートを表示することはできません。
・株主優待情報を検索することができます。
・SBI証券 株アプリからテーマ投資も可能です。

SBI証券「SBI証券 株アプリ」の特徴

スマホアプリ単体での情報量、機能性、操作性は高く、スマホだけで投資情報収集や銘柄検索、高度なテクニカル分析、約定まで完結できるのがメリットです。

SBI証券 株アプリとPC用トレーディングツール「HYPER SBI」では、口座情報や注文状況は同期していますが、楽天証券の「お気に入り」銘柄のように、気になる銘柄を共有することはできません。

スマホアプリをトレーディングツールの補完的役割のツールとして捉えるのではなく、SBI証券 株アプリだけで取引、使用するほうが、アプリの性能を十分に生かすことができるでしょう。

auカブコム証券「kabu.com for iPhone/Android/au」……25種類のテクニカル指標搭載

auカブコム証券の「kabu.com for iPhone/Android/au」は高機能スマホアプリの代表格で、豊富なニュースやマーケット情報、ランキング機能、高機能チャート、リスク管理を追求した発注機能などを搭載しています。

中でも、チャート分析機能はスマホアプリ内だけでも高機能ですが、上述のEVERチャートと接続できるため、セカンドPC代わりにチャート分析専用機として使用することもできます。

auカブコム証券「kabu.com」株チャートのスペック

アプリ名 iPhone/Android対応 PC用取引ツールとの同期
kabu.com for iPhone/Android/au ×
テクニカル指標の種類 足種 描画機能 描画オブジェクトの自動保存
25種類 日中足(1種類)日足週足月足 × ×
特記事項
・個別銘柄詳細ページから、高機能チャート分析ツール「EVERチャート」に遷移することができます。
・kabu.comで、現物株式と信用取引だけでなく、投資信託、外貨建MMF、プチ株®、auカブコム FX、先物取引、オプション取引、くりっく365、取引所CFDの取引ができます。

auカブコム証券「kabu.com」の特徴

他社のスマホアプリに比べると、取引できる商品が多岐にわたるのが大きな特徴です。

さらに外部のチャート分析ツールにアクセスできることも、kabu.comチャートならではのもう一つの特徴です。

kabu.com内の詳細チャートでは、描画機能を使ってトレンドラインなどの分析線を引くことはできませんが、同じページから、auカブコム証券の高機能チャート分析ツールである「EVERチャート」に接続して、より詳細にチャート分析することができます。

マネックス証券「マネックストレーダー株式スマートフォン」……スピード重視の仕様

投資情報やチャートを含む個別銘柄情報の閲覧から注文、注文照会、残高照会までできる1台完結型のスマホアプリです。どの機能も、スマホアプリに求められるスピード感を重視した設計になっています。

マネックス証券「マネックストレーダー株式スマートフォン」株チャートのスペック

アプリ名 iPhone/Android対応 PC用取引ツールとの同期
マネックストレーダー株式スマートフォン 〇※
テクニカル指標の種類 足種 描画機能 描画オブジェクトの自動保存
9種類 日中足(2種類)日足週足月足 × ×
特記事項
※マネックストレーダー株式スマートフォンの登録銘柄と、取引ツールの「マネックストレーダー」、「マーケットボード」(登録銘柄の株価一覧ツール)の間では、登録銘柄を一括してアップロードまたダウンロードすることができます。

マネックス証券「マネックストレーダー株式スマートフォン」の特徴

チャートでは、スワイプやタップによってチャートの切り替えや表示期間の変更が、2本指でチャートの拡大・縮小ができますが、表示できるテクニカル指標は定番の指標に限られており、ラインの描画などもできません。

その一方で、チャート画面が見やすくて、画面遷移も速く、どのページからも注文画面にワンタップで遷移できます。そのため、外出先で登録銘柄の株価を確認したり、最終的な投資判断を下して発注したりするには便利なアプリです。

松井証券「株touch」……自動更新は最短0秒、スピード注文の先駆け

株式取引はもちろん、先物・オプション取引にも対応したスマホアプリです。

株touchは、株式取引でも今や当たり前になったスピード注文機能を早くから搭載しており、いわばスピード注文の先駆的アプリです。

個別銘柄画面からチャート画面に遷移しますが、チャートにはトレンドラインを引いて、自分の視点でチャート分析をすることができます。

松井証券「株touch」株チャートのスペック

アプリ名 iPhone/Android対応 PC用取引ツールとの同期
株touch 不明
テクニカル指標の種類 足種 描画機能 描画オブジェクトの自動保存
12種類 Tick日中足(3種類)
日足
週足
月足
不明
特記事項
・株touchはNISA口座取引にも対応しています。

松井証券「株touch」の特徴

ネット証券の中では、いちはやくデイトレードに力を入れてきた松井証券らしく、スマホアプリのスピード注文もイチ押し機能となっています。

スピード注文に対応できるように株価の自動更新は最短0秒、複数気配画面から1タップで発注可能です。

対するチャートは、テクニカル指標を12種類搭載し、トレンドラインを引くこともできますが、チャート分析を極めるには心もとないです。

外出先でも素早い発注ができるので、PCでじっくり検索・分析した銘柄を、外出先からでも取引できるツールとして利用するのがおすすめです。

GMOクリック証券「GMOクリック株」……スマホの株式取引はこれ1本でOK

かつてはGMOクリック証券の株式取引用スマホアプリは、同じ機能を搭載していても、iPhoneとAndroidで別の仕様になっていました。2021年に株式取引用スマホアプリが統合され、「GMOクリック株」としてリリースされました。

GMOクリック証券「GMOクリック株」株チャートのスペック

アプリ名 iPhone/Android対応 PC用取引ツールとの同期
GMOクリック株 △※
テクニカル指標の種類 足種 描画機能 描画オブジェクトの自動保存
12種類 Tick
日中足(2種類)
日足
週足
月足

(11種類)
不明
特記事項
・GMOクリック株はNISA口座取引にも対応しています。
・ランキング表示機能、銘柄検索、株主優待検索やスクリーニング機能を搭載しています。
※高機能トレーディングツール「スーパーはっちゅう君」とは直接的に同期していませんが、PC用会員ページとは同期しており、ウォッチリスト登録銘柄や閲覧履歴のある銘柄は自動登録され、GMOクリック株でも同期されます。

GMOクリック証券「GMOクリック株」の特徴

株式取引用のスマホアプリが統合されて、使いやすい「GMOクリック株」が提供開始となりました。

検索機能が充実し、チャートでも描画ができるようになったことから、スマホアプリ内でトレンドを分析し、より高度なチャート分析が可能になりました。

PC用会員ページを介して、ウォッチリスト登録銘柄などを「スーパーはっちゅう君」とも共有できるため、チャネルの違いを意識せずに、銘柄分析や取引ができます。

DMM.com証券 株「スマホアプリDMM株」……米国株も取引できるシンプルアプリ

米国株も取引できる数少ないスマホアプリの一つです。

全体的にシンプルな設計・デザインで、アプリ内で、初心者向けに「かんたんモード」、中上級者向けに「ノーマルモード」を切り替えて使用できるように設計されています。

DMM.com証券 株「スマホアプリDMM株」株チャートのスペック

アプリ名 iPhone/Android対応 PC用取引ツールとの同期
スマホアプリDMM株 ×
テクニカル指標の種類 足種 描画機能 描画オブジェクトの自動保存
13種類 不明
(トレンドライン)
×
特記事項
・テーマ検索、キーワード検索、ランキング表示機能、決算検索、株主優待検索など、各種検索機能を搭載しています。

DMM.com証券 株「スマホアプリDMM株」の特徴

ノーマルモードにはチャート分析機能が搭載されており、13種類のテクニカル指標の表示と、トレンドラインの描画ができます。しかしながら、メインチャートに1種類、サブチャートに1種類のテクニカル指標しか表示できず、トレンドライン以外の分析線も描画できないので、それほど高度な分析はできません。

操作性が良く、画面もシンプルなので、チャート分析に重きを置くのではなく、フォローする銘柄の株価チェックと発注に特化すると使いやすさを実感できるでしょう。

岡三オンライン証券「岡三ネットトレーダースマホ」……PC用取引ツールと同等の機能性

岡三ネットトレーダースマホは、日本株取引専用のスマホアプリです。PC用の最上位トレーディングツールである「岡三ネットトレーダープレミアム」と同等の高い機能性を実現させています。

スマホを振って画面遷移するなど、iPhoneの良さを最大限に生かした操作性の高いアプリです。

岡三オンライン証券「岡三ネットトレーダースマホ」株チャートのスペック

アプリ名 iPhone/Android対応 PC用取引ツールとの同期
岡三ネットトレーダースマホ iPhoneのみ対応
テクニカル指標の種類 足種 描画機能 描画オブジェクトの自動保存
不明 日中足(3種類)日足週足月足※期間変更は可能 × ×
特記事項
・横画面表示も可能です。

岡三オンライン「岡三ネットトレーダースマホ」の特徴

PC用トレーディングツールの「岡三ネットトレーダーシリーズ」と、2,000銘柄まで登録可能なマイリストが同期しているので、PCもスマホも、デバイスが変わったことを意識することなく、株価チェックなどが使用できます。

iPhoneにしか対応していませんが、銘柄検索から豊富な投資情報の閲覧、最低限のテクニカル分析、板からの発注も可能なので、どこにいてもPCと同じように取引できる使いやすいスマホアプリです。

4,その他、初心者におすすめの証券会社

Q:投資経験がありません。株式投資をはじめるにあたって、たくさんの中上級者が取引している主要ネット証券だと、敷居が高いように感じます。投資初心者でも、気軽に投資をはじめられる証券会社を紹介してください。

A:多くの人がスマホにインストールしている「LINE」が運営しているネット証券会社なら、LINEのアカウントを使って少額から取引できるので、気軽に取り組めます。

超シンプルでわかりやすいLINE証券のチャート

LINE証券のサイトを開いて最初に気が付くのは、チャートのシンプルさです。

一般的な証券会社の個別銘柄チャートで最初に目に入るのは、ローソク足で表示される株価チャートと、棒グラフで表示される出来高です。それ以外にも、チャート分析のためのテクニカル指標や分析線、補助線などが加わることもあり、初心者にとっては非常にわかりにくい画面になっています。

対照的なのはLINE証券のチャートです。銘柄の株価推移がシンプルにつかめるように、ローソク足と出来高だけが表示されており、一般的な証券会社で重視されるチャート分析はできない仕様になっています。

投資初心者のうちは、時間をかけて難易度の高いチャート分析手法を学んだり、テクニカル指標を駆使してテクニカル分析に挑んだりすることは考えず、株価の値動きや出来高だけに注目して、まずは投資経験を積むことからはじめたほうがよいでしょう。

LINE証券の基本情報

LINE証券はLINE Financeと野村ホールディングスの共同出資によって設立されたスマホ専用投資サービス会社です。

同社の会社概要と基本情報を、以下で簡単に紹介します。

会社名 LINE証券株式会社
設立 2018年6月1日
(2019年6月24日に、LINE証券設立準備株式会社より商号変更)
資本金 200億円
資本準備金 200億円
株主 LINE Financial株式会社:51%
野村ホールディングス株式会社:49%
取扱商品 国内株式
・いちかぶ取引(単元未満株)
・取引所取引(単元株取引)
・IPO(新規公開株)
・信用取引投資信託(金額指定取引)
つみたて投資(積立投資信託)
FX ※FXはFX専用口座を開設
口座開設数 100万口座以上(2021年11月2日現在)
入金 ・LINE Payでの入金(即時反映)
・LINEポイントでの入金(1ポイント=1円)
・クイック入金
・銀行振込

LINE証券は株購入までのステップが簡単

LINE証券は口座開設から初めての株購入までの流れが簡単です。一連の流れを4ステップで説明します。

(ステップ1)口座を開設します

LINEの公式アカウントにある「無料口座開設」をクリックして、申込フォームに遷移します。申込フォームに入力し、以下の手続きをします。

  • お客様情報の入力
  • 携帯電話の認証
  • 本人確認情報の登録(マイナンバーの入った書類+本人写真など) ※
  • 6桁の暗証番号の設定

申込手続きが完了したら、LINE証券で審査を行います。審査が通過したら、LINEメッセージ(かんたん本人確認の場合は最短翌営業日)かハガキ(最短4営業日ほど)で通知が届きます。これで口座開設が完了します。

※本人確認情報の登録の際に「かんたん本人確認」を選択すると、運転免許証あるいはマイナンバー個人番号カードと、スマホで自撮りした写真をあわせてアップロードするだけで済みます。

(ステップ2)取引開始手続きのためのアンケートに回答します

LINEの公式アカウントでアンケートに回答したら、取引を開始できます。

(ステップ3)入金します

LINE Pay、LINEポイント、クイック入金、あるいは銀行振込によって入金します。

(ステップ4)株式や投資信託の購入ができます

LINE証券では1株から株の購入ができる

通常、国内株式を購入する場合は、単元株(100株)が取引単位となるため、最低投資金額として、「株価×100株」の資金が必要になります。

投資が初めての人、あるいは余裕資金が少ない人は、LINE証券の「いちかぶ(単元未満株)」取引なら、1株分の代金だけを支払えばよいので便利です。

トヨタ自動車<7203>の2022年1月20日の終値は2,342.50円、ソニーグループ<6758>は1万3,135円、日本マクドナルドホールディングス<2702>は4,995円、サイバーエージェント<4751>は1,815円でした。

いちかぶ取引を利用することで、余裕資金が少ない人でも、ほんの数万円あれば投資の基本である分散投資ができるのです。

5,おすすめ株チャートに関するQ&A

今回は、ネット証券各社の取引ツールとスマホアプリの株チャートについて解説してきました。最後に、よくある質問に対して回答する形式で、要点をまとめておきましょう。

Q,自分に合ったチャート機能やテクニカル指標がわからないので、何をどう選べばよいのか見当がつきません。

A,これまでチャート分析をして売買したことがなかった人は、まずはチャートの初期設定となっているローソク足と出来高にあわせて、テクニカル指標で最も一般的な単純移動平均線(5日線、25日線、75日線の3本)を表示してみましょう。

過去にさかのぼって推移を捕捉していくと、株価、出来高、単純移動平均線の間に一定の法則が見えてきます。

株価の上昇や下落のタイミングにあわせて、株式の売買高である出来高は増加します。

単純移動平均線の5日線は株価に最も近い位置を推移していること、株価が右肩上がりで25日線より上方を推移していれば明らかな上昇トレンドにあること、株価が右肩下がりで25日線より下方にあれば強い下降トレンドにあることが見てわかります。

25日線の上に5日線が上抜けすると上昇トレンドに入り(ゴールデンクロス)、25日線の下に5日線が下抜けすると下降トレンドに入る(デッドクロス)のも確認できるでしょう。

チャートの見方がわからない人は、シンプルにテクニカル指標を1種類、あるいは2種類だけ使って分析する手法に慣れてください。最初のテクニカル指標の見方をマスターしたら、次の指標にチャレンジしてもよいですし、慣れた指標をずっと使い続けてもよいでしょう。

Q,パソコンを利用する際におすすめなのは、どの証券会社の株チャートですか?

A,auカブコム証券の「EVERチャート」はチャート分析機能に特化した無料のWEB型ツールであり、搭載されているテクニカル指標はネット証券業界随一で、画面も見やすく、操作もシンプルでおすすめです。その上、WEBブラウザ版のツールなので、PCへの負荷もそれほど大きくありません。

松井証券の「ネットストックトレーダー・プレミアム」もWEB型投資情報ツールです。日中足の間隔はTICKごと、あるいは6分までは1分間隔で設定できるため、有料のサービスではありますが、1分が勝敗の分かれ目になるデイトレードを主戦場にしている人にとっては情報料を払うだけの価値があります。

高機能トレーディングツールに搭載されている株チャートの中では、SBI証券の「HYPER SBI」のチャートは一番のおすすめです。チャート分析機能はトレーディングツールの1機能ですが、その機能性の高さは業界トップクラスです。チャート分析後に即発注画面に移行できるのも魅力です。

Q,スマホアプリの中で、どの証券会社の株チャートが使いやすいですか?

A,投資初心者、あるいはチャート分析初心者であれば、LINE証券がおすすめです。LINE証券のチャートには基本中の基本のローソク足と出来高が表示されています。チャートの基本形に慣れることから始めて、値動きと出来高の相関性や値動きの法則を自分でみつけてみましょう。

投資中上級レベルの方には、楽天証券の「iSPEED」が使いやすいです。スマホアプリの情報量は他社のスマホアプリとは桁違いです。チャートの描画機能は50種類にものぼり、チャート分析はトレード成功の要だと信じる人や、確固たる根拠で投資判断を下したいと考える人には魅力的です。

SBI証券の「SBI証券 株アプリ」も優れた株チャートを搭載しています。スマホアプリには さまざまな検索機能が搭載されており、投資情報や高度なチャート分析にも強みがあります。スピード注文にも対応できるので、まさに、オールインワンタイプのスマホアプリの決定版です。時間に追われる外出先でも、PCと同じ感覚で取引を完結できるのがメリットです。

Q,チャート分析方法はどのように勉強すればよいのでしょうか?

A,LINE証券のような投資初心者向きの証券会社で、少額の株取引を繰り返し、実際の値動きとチャートの推移をリンクさせながら、相場観を身に付けることをおすすめします。

チャート分析は知識に依るところが大きいので、投資の達人や投資経験者の知恵を学ぶことも大切です。

チャート分析方法やテクニカル指標の見方に関する書籍は数多く出版されています。ホームページやブログなどで詳しい解説を載せている個人投資家も多く存在します。

多くの知見に触れる中で、自分でも使えそうなテクニカル指標を選別し、ツールとして使いこなせるようになれば、たくさんの分析手法やテクニカル指標を学ばなくても、投資成果が出るようになります。

Q,無料で株のチャートが見られるサイトはありますか?

A,ネット証券大手のSBI証券と楽天証券では、口座をもっていない非会員でも、個別銘柄のチャートを閲覧できます。

各社のWEBサイトにアクセスし、ログイン不要の国内株式トップページに遷移します。トップページの検索窓に銘柄コード(または会社名)を入力すると、個別銘柄のページに遷移するので、チャートタブを開くと、大画面でチャートを閲覧することができます。テクニカル指標を自分で選んで表示することもできます。

YAHOO!JAPANファイナンスでは、誰でも個別銘柄のページにアクセスできるので、チャートタブを開いて、自由にチャートを見ることができます。ただし、チャート形状、足種、テクニカル指標の選択肢は上記のネット証券2社に比べると少ないので、チャート分析を極めたい人には物足りないかもしれません。

なお、無料でチャートを見られる上記のWEBサイトのチャートには、描画機能は搭載されていません。

6,株式投資におけるチャート分析の意義と効果

株式投資で投資判断を下すにあたっては、企業の業績や財務状態をチェックするファンダメンタルズ分析と、過去の株価推移から将来の株価を予測するテクニカル分析が必要になります。

ファンダメンタルズ分析では、公表されている財務情報や業績、経営指標、株価指標などにもとづいて評価を下します。それに対して、テクニカル分析では、分析に必要なテクニカル指標を自分で選んで表示して、分析結果を導き出します。

この分析結果は、売買のタイミングを決定する根拠となるので、テクニカル分析においては、自分が使いやすいチャートや、自分の投資スタイルに適したチャートを選ぶことは非常に重要です。

チャートを活用して、株価のトレンドをつかみ、売買のタイミングを見極めて、トレード成功につなげたい方は、この機会に、自分に合ったチャート探しからはじめてみてはどうでしょうか。

関連記事
【初心者必見】おすすめ証券会社10選!基本情報からおすすめポイントまで徹底解説
つみたてNISA口座開設におすすめの証券口座10選!口座の選び方も解説
【どんな人におすすめ?】人気のネット証券・楽天証券とSBI証券の特徴を徹底比較!
NISAの最大のデメリットとは?失敗しないために知っておきたいポイントを徹底解説!
【種類別】ETFのおすすめ銘柄は?特徴やメリット・購入できる証券会社を紹介