ヤリスのインテリアは、外観同様にシンプルで機能的なデザインを採用しています。

さらにソフトパッドをインテリアの随所に採用することで温かみを演出するなどワンクラス上の室内空間を実現しています。

ここでは、ヤリスの内装と荷室の特徴について紹介します。

Chapter

インパネの特徴
運転席のレビュー
助手席の快適性について
後部座席の広さや快適性について
荷室の広さについて

インパネの特徴

【プロ解説】トヨタ ヤリスのインテリア(内装)と荷室を徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

ヤリスのインテリアデザインのキーワードは「スポルテック・コクーン」で、楽しく操る機能部品と、個心地良い素材感に包まれた空間との対比を演出しています。ムダをそぎ落として広さと快適さを確保し、運転に集中できる空間を表現しました。

インパネ断面を薄くしてワイドな印象を強めたのに加えて、ステアリングホイールを従来モデルより小径化することで、室内をより広く、スポーティーな印象を持たせています。

また、フードレス双眼デジタルTFT メーターや、ソフトインストルメントパネルを採用したほか、コンソールの幅を広くし収納スペースを拡充するなど、ワンクラス上の室内空間を目指しています。

運転席のレビュー

【プロ解説】トヨタ ヤリスのインテリア(内装)と荷室を徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

ヤリスのドライバーシートに座ると、見通しの良い視界と視線移動に配慮されたメーターやディスプレイのレイアウトに気がつきます。ドライバーがスムーズな運転操作ができるようにシート、ステアリング、シフトレバーなどを適切に配置。

さらに、視認性に優れたフードレスメーター、高い位置に配置したディスプレイオーディオやヘッドアップディスプレイを連携させることで、必要な情報を最小限の視線移動で確認できるようにレイアウトしています。

この配置によりドライバーは運転に集中することができ、安全に運転を行うことができます。

助手席の快適性について

【プロ解説】トヨタ ヤリスのインテリア(内装)と荷室を徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

ヤリスの上級グレードのZ には運転席・助手席シートヒーターが標準装備となり、座面と背もたれを素早く温めることができます。また、フロントシートには簡単な操作でシートが回転しながら、傾く機構を採用しています。

和服を着ているときなど両脚を揃えたままでもラクラクに乗り降りができ、足腰への負担軽減にも貢献しています。また、回転&チルト後のシートは、背もたれを軽く押すことで車内に戻すことができます。

また、助手席の前端部のプレートを引き上げることで、荷物の落下を防いだり、傘を掛けたり色々な使い方ができる買い物アシストシートを採用しています。さらに、助手席前のオープントレイをはじめ、センターオープントレイ、フロントコンソールボックス、シートアンダートレイなど様々な収納スペースが用意されています。

後部座席の広さや快適性について

【プロ解説】トヨタ ヤリスのインテリア(内装)と荷室を徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

ヤリスのリアシートは全車6:4の分割可倒式を採用。また、室内高は1,195mmも確保されているので、後席に大人が座ってもヘッドクリアランスも余裕タップリで圧迫感を感じることはありません。

ただし、ヤリスはフロントシートにプライオリティを置いているので、リアシートの膝周りのニースペースは若干狭さを感じるかもしれません。

荷室の広さについて

【プロ解説】トヨタ ヤリスのインテリア(内装)と荷室を徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

ヤリスのラゲッジスペースの容量は5人乗車時で2WD車は270L、4WD車は209Lを確保しています。荷室長630mm×荷室幅は1,000mm×荷室高は830mm(デッキボード下段時)となっていて、出っ張りなどのない使いやすいスペースとなっています。

さらに6:4の分割可倒式リアシートを倒せば、さらにスペースは拡大します。ヤリスのラゲッジスペースで便利なのが、Zグレードに標準装備されるアジャスタブルデッキボードです。載せる荷物に応じて、荷室床面の高さを2段階に調整可能。さらに自律式デッキボードで、デッキボード下収納への荷物の出し入れもスムーズに行えます。

全長4mに満たないヤリスですが、室内空間と5人乗車時でも270Lを確保したラゲッジスペースは利便性が高くなっています。

さらに、上級グレードに装備されるアジャスタブルデッキボードを利用すれば、さらに使い勝手が向上するのが特徴です。

文・萩原 文博/提供元・CarMe

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