2003年の登場以来、コンパクトなミニバンとして幅広いユーザーに支持されてきたトヨタ シエンタ。2015年にはトヨタ 2代目シエンタ(NSP170G/NSP172G/NCP175G/NHP170G型)へとフルモデルチェンジし、ハイブリッドモデルが追加されるなどさらに多くのニーズに応えられるクルマへと進化しました。
今回は、そんな2代目シエンタにはどのようなグレードがあるのかを紹介していきます。
目次
- トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE X【価格:180万9,500円~】
- トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE G【価格:205万7,000円~】
- トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE G Cuero【価格:217万3,000円~】
- トヨタ 2代目シエンタ X【価格:185万200円~】
- トヨタ 2代目シエンタ G【価格:209万8,000円~】
- トヨタ 2代目シエンタ G Cuero【価格:221万4,000円~】
- トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE G"GLAMPER"【価格:206万8,000円~】
- トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE G"Safety Edition"【価格:215万5,000円~】
- トヨタ 2代目シエンタ G"GLAMPER"【価格:201万9,000円~】
- トヨタ 2代目シエンタ G"Safety Edition"【価格:219万6,000円~】
トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE X【価格:180万9,500円~】
「FUNBASE X」は、トヨタ 2代目シエンタのエントリーグレードにあたるモデルです。
登場当時、シエンタはコンパクトなボディーに3列シートを持つミニバンとして発売されましたが、2018年のマイナーチェンジで2列シートモデルとしてFUNBASEシリーズが加わりました。
「FUNBASE X」は、そのなかでもっとも価格の低いグレードとして、現在は2代目シエンタのエントリーモデルに位置づけられています。
最廉価グレードではありますが、他のほとんどのグレートと同様にガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルがラインナップされ、もともと広い室内空間を持つミニバンを2列シート仕様としたことでリヤシート(後席)とラゲッジスペース(荷室)に広大なスペースを確保。
レジャーや旅行などで使い勝手の良いコンパクトカーへと進化を遂げました。
価格は全グレード中もっとも低く、ガソリンエンジンモデルが180万9,500円、ハイブリッドモデルが222万7,500円で、両者の差額は41万8,000円となっています。
トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE G【価格:205万7,000円~】
「FUNBASE G」は、シエンタの5人乗りバージョンであるFUNBASEシリーズのスタンダードグレードです。
「FUNBASE X」では省略されていたトヨタ独自の安全装備である「Toyota Safety Sense」を標準装備し、レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせたプリクラッシュセーフティーやレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームなどの機能が盛り込まれています。
パワーユニットは他のほぼ全てのグレードと同様に、ガソリンエンジンモデルは排気量1.5L 直列4気筒の2NR-FKE型で最高出力80kW(109PS)/6,000rpm、最大トルク136Nm(13.9kgm)/4,400rpmを発生。
ハイブリッドモデルは同じ排気量の1NZ-FXE型にモーターを組み合わせ、システム最高出力99Nm(135PS)、最大トルク280Nm(28.5kgm)を発揮。
燃費は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで、ガソリンエンジンモデルが17km/L、ハイブリッドモデルは22.8km/Lを誇っています。
価格はガソリンエンジンモデルが205万7,000円、ハイブリッドモデルが242万3,000円で、「FUNBASE X」と比べるとガソリンエンジンモデルで24万7,500円、ハイブリッドモデルが19万5,000円アップしています。
トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE G Cuero【価格:217万3,000円~】
「FUNBASE G Cuero」は、FUNBASEシリーズの上級グレードにあたるモデルです。
エクステリア(外装)では、ヘッドランプがオートレベリング機能付きBi-Beam LEDへと変更され、クリアランスランプもLED化。下位グレードではプロジェクター式ハロゲンヘッドランプや、バルブ式クリアランスランプを採用していたのに対して、高級感のある外観へとアップグレードされました。
インテリア(内装)ではシート表皮が合成皮革とスエード調をかけ合わせたダブルステッチ仕様となり、フロントのドアトリムやドアアームレストも上級ファブリック巻き仕様に。さらに、スピーカーも下位グレードの4スピーカーに対し6スピーカーとなるなど、快適性も向上させています。
価格はFUNBASEシリーズでもっとも高価となり、ガソリンエンジンモデルが217万3,000円、ハイブリッドモデルが253万9,000円と、スタンダードグレードの「FUNBASE G」と比べてガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルそれぞれ11万6,000円高くなっています。
トヨタ 2代目シエンタ X【価格:185万200円~】
「X」は、3列シートを備えた7人乗りモデルで、トヨタ 2代目シエンタのデビュー当時から設定されているグレードです。
基本的な装備は5人乗りで同様の仕様を持つ「FUNBASE X」を踏襲し、エクステリアではマニュアルレベリング機能付きプロジェクター式ハロゲンランプと、バルブ式クリアランスランプを装備。ドアミラーは自動格納機能を省略した電動格納式ドアミラーとなっています。
また、インテリアではエアコンがマニュアル式となるなど装備を簡略化することで価格を抑えています。
パワーユニットはFUNBASEシリーズと同様にガソリンエンジンとハイブリッドがラインナップされています。一方でFUNBASEシリーズには無い装備として、ガソリンエンジンエンジンモデルに4WD(4輪駆動)設定され、ウィンターレジャーや積雪地などにも利用できるクルマとして差別化が図られている点は見逃せません。
価格はガソリンエンジンモデルの2WD(前輪駆動)が185万200円、4WDが199万4,300円。ハイブリッドモデルが226万8,200円となっています。
トヨタ 2代目シエンタ G【価格:209万8,000円~】
「G」は「X」の上位グレードにあたるモデルで、各種快適装備が充実しています。
例えば、「X」ではプロジェクター式ハロゲンランプだったヘッドランプが、より明るいBi-Beam LEDへと変更され、ドアミラーもオート電動格納式へとアップグレードされています。
インテリアでも「X」では省略されていた運転席アームレストやリヤシート用助手席シートバックポケットが標準装備となり快適性がアップ。また、リヤのスライドドアは両側がワンタッチ式パワースライドドアとなり、使い勝手も向上しています。
もちろん、ガソリンエンジンモデルには4WDがラインナップされ、幅広いニーズに応えられる仕様となっています。
価格は、ガソリンエンジンモデルの2WDが246万4,000円、4WDが224万2,000円。ハイブリッドモデルは246万4,000円となり、「X」と比べてガソリンモデルは24万7,800円、ハイブリッドモデルは19万5,800円高くなっています。
トヨタ 2代目シエンタ G Cuero【価格:221万4,000円~】
「G Cuero」は、トヨタ 2代目シエンタ3列シートモデルの最上位グレードに位置づけられたモデルです。
「G」ではヘッドランプがBi-Beam LEDとなりましたが、「G Cuero」ではクリアランスランプやフロントフォグランプもLED化され、リヤコンビネーションランプもLEDラインが奢られるなどエクステリアの質感を高めています。
安全装備では下位グレードの「G」と同様に「Toyota Safety Sense」を標準装備しているほか、「G」と「X」ではオプション装備とされていたパーキングサポートブレーキ機能付きインテリジェントクリアランスソナーも標準装備されるなど安全性も向上。
スピーカーも4スピーカーから6スピーカーとなるなど、オーディオ面でも抜かりはありません。
価格はガソリンエンジンモデルの2WDが221万4,000円、4WDが235万8,000円。ハイブリッドモデルが258万円となり、「G」との価格差はそれぞれ11万6,000円となっています。
トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE G"GLAMPER"【価格:206万8,000円~】
トヨタ 2代目シエンタの特別仕様車としてラインナップされているグレードが「FUNBASE G"GLAMPER"」です。
その名の通り5人乗りの「FUNBASE G」をベースとしたモデルで、エクステリアはフロントグリルに漆黒メッキ塗装が施され、ドアミラーにもブラックに加飾されています。
インテリアではフロントドアアームレストが専用ファブリック巻きとなっているほか、シート表皮も専用ファブリックとされているなど、内外装ともに通常のFUNBASEとは異なる仕上がりとなっています。
価格はガソリンエンジンモデルが206万8,000円、ハイブリッドモデルが243万4,000円で、「FUNBASE G」に対し、それぞれ1万1,000円のアップにとどまるお買い得な1台となっています。
トヨタ 2代目シエンタ FUNBASE G"Safety Edition"【価格:215万5,000円~】
「FUNBASE G"Safety Edition"」は、「FUNBASE G"GLAMPER"」から安全装備を充実させた特別仕様車です。
オプション装備とされていたインテリジェントクリアランスソナーを標準装備し、ドアミラーにはヒーター機能とカメラを装備。さらに運転席にはシートヒーターが装備されるなど、レジャーや旅行などで長距離運転を伴う場合やアウトドアをより快適に楽しめる1台となっています。
価格はガソリンエンジンモデルが215万5,000円、ハイブリッドモデルが252万1,000円で、同じ特別仕様車の「FUNBASE G"GLAMPER"」からそれぞれ8万7,000円アップしています。
トヨタ 2代目シエンタ G"GLAMPER"【価格:201万9,000円~】
「G"GLAMPER"」は7人乗りの「G」をベースとした特別仕様車で、基本的な装備は5人乗りバージョンとも言える「FUNBASE G"GLAMPER"」を踏襲しています。
一方で、7人乗りの「G」をベースとしているためガソリンエンジンモデルには4WDが設定されているなど、FUNBASEよりも積雪地や悪路などでスタックしにくいラインナップとなっている点は魅力的ですね。
価格はガソリンエンジンモデルの2WDが201万9,000円、4WDが225万3,000円。ハイブリッドモデルが247万5,000円で、「G」に対してそれぞれ1万1,000円高くなっています。
トヨタ 2代目シエンタ G"Safety Edition"【価格:219万6,000円~】
「G"Safety Edition"」は同じ特別仕様車の「FUNBASE G"Safety Edition"」と同じく、「G」をベースに安全装備を充実させたモデルで、インテリジェントクリアランスソナーやカメラ付きのドアミラーなどを標準装備。
さらにドアミラーにヒーター機能を追加し、運転席にもシートヒーターを装備するなどアウトドアユースにも対応したグレードとなっています。
価格はガソリンエンジンモデルの2WDが219万6,000円、4WDが234万円。ハイブリッドモデルが256万2,000円となり、「G"GLAMPER"」からそれぞれ8万7,000円アップしています。
特別仕様車を含めてさまざまなグレードがラインナップされているシエンタですが、車中泊には広い室内空間を確保できる2列シート仕様のFUNBASEシリーズがおすすめです。
3列シートでは構造上スペースが限られてしまいましたが、FUNBASEでは2列目シートを倒した際に横になれるだけの充分なスペースが確保できるともされ、車中泊を検討する際に見逃せないグレードとなっています。
※ 2020年10月現在
提供元・CarMe
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