
昨季までベガルタ仙台を率いていた手倉森誠氏は、タイ・リーグ1(タイ1部の)BGパトゥム・ユナイテッドの指揮官に就任している。その手倉森誠氏が新天地での活動を本格的にスタートした。13日、タイ『サイアムスポーツ』など複数メディアが報じている。
手倉森誠氏はV・ファーレン長崎で2シーズンにわたり監督を務めた後、2020年12月にベガルタ仙台の指揮官に復帰。しかし、ベガルタ仙台は2021シーズン、序盤からリーグ戦7連敗を喫するなどスタートダッシュに失敗。5月1日に第12節・柏レイソル戦で今季リーグ戦初白星をあげたものの、以降も勝ち点を積み重ねることができず、J2降格が決まっていた。
これに伴い、同氏は2021シーズン限りで指揮官を退任していたが、引き続きベガルタ仙台でクラブの強化、育成のサポートを担当することが決定。しかし、先月27日になってBGパトゥム・ユナイテッドの監督に就任することが公式発表されていた。
そんな手倉森誠氏はタイに入国すると、隔離期間終了後の今月12日に行われたタイ・リーグ1第21節・チュンライ・ユナイテッド戦をスタンドで観戦。この時、かつて西野朗タイ代表前監督の通訳を務めていた人物の姿も確認されたという。また、同氏は16日開催予定のタイFAカップ準々決勝・BECテロ・サーサナ戦からチームの指揮を執るようだ。
なお、BGパトゥム・ユナイテッドはリーグ戦21試合を終えて首位ブリーラム・ユナイテッドから8ポイント差の3位につけている。今月23日に石井正忠監督率いるブリーラム・ユナイテッドとの直接対決を控えている中、手倉森誠新監督の手腕に注目が集まる。
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