
PSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律(23)は12日、エールディビジ(オランダ1部)第22節・フィテッセ戦で今季公式戦6ゴール目をあげた。ただ、一部のクラブOBは同選手に対して信頼を寄せていないようだ。13日、アメリカメディア『ESPN』が伝えている。
堂安律は昨季終了後にアルミニア・ビーレフェルトでのレンタル期間を終えてPSVに復帰。し烈なポジション争いの中でここまでリーグ戦22試合中10試合に先発出場しており、4ゴール1アシストをマーク。フィテッセ戦では3点リードの後半14分からピッチに立つと、4-0で迎えた後半43分にペナルティエリア手前で左足からミドルシュートを放ちゴールネットを揺らしている。
そんな堂安律のパフォーマンスに対しては、ロジャー・シュミット監督が満足感を示すなど一定の評価を与えている。しかし、現役時代に1997年からおよそ6年間の在籍期間で3度のリーグ優勝に貢献したアルノルト・ブルッヒンク氏は堂安律ではなく、右サイドで先発出場したFWノニ・マドゥエケ(19)を称賛している。
ブルッヒンク氏は「マドゥエケはこの試合で違いを作った。彼はとても爆発的で連携面でも素晴らしい」と切り出すと「ドウアンとマドゥエケのどっちをピッチに送り出すかによって大きな違いがある。相手はドウアンを恐れていない。マドゥエケは完全にサイドにポジションをとることができるし、それによってゲッツェがスペースに入り込むことを可能にしている」と語っている。
そして「彼はドウアンよりも勇敢であり、クオリティが高い。今はマドゥエケが好調を維持することを願っているよ」とコメントを残すなど、今後のポジション争いにおけるマドゥエケの台頭を期待している。
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