俺より強いやつは、渋谷にいた

ストリートファイター展「俺より強いやつらの世界展」レポート
(画像=『ヘイグ』より引用)

2020年、福岡で開催された「ストリートファイター展「俺より強いやつらの世界展」」。
今年は『ストリートファイター』シリーズ35周年にあたりますが、この好評を博した展覧会が東京・渋谷と福岡・北九州市で再び開催されます。
今回は、2月10日より渋谷MODI内の東京アニメセンターで開催される渋谷会場の案内とレポートをお届けします。

35年の歴史を振り返る

始めに、『ストリートファイター』シリーズの歴史を簡単に振り返りましょう。

ストリートファイター展「俺より強いやつらの世界展」レポート
(画像=『ヘイグ』より引用)

初代『ストリートファイター』(以下「初代」)は、1987年の夏に登場しました。
加圧センサーを採用したボタンで技の強弱を判定し、体感ゲームさながらの臨場感を楽しめました。
また、初代の時点で乱入対戦が可能であり、「波動拳」や「昇竜拳」などの必殺技も搭載されているなど、シリーズの礎を築いた一作でした。

ストリートファイター展「俺より強いやつらの世界展」レポート
(画像=『ヘイグ』より引用)

4年後の1991年に登場した『ストリートファイターII』(以下「II」)は、ゲームシステムが洗練され、使用可能なキャラクターが8人に増加しました。
ここから、プレイヤー同士の対戦が活発になり、スーパーファミコンへの移植も手伝って、爆発的な人気を得ます。
以降、ブロッキングなどの革新的なシステムを採用した『ストリートファイターIII』、初代とIIの間を繋ぐ外伝作『ストリートファイターZERO』、eスポーツ勃興の引き金となった『ストリートファイターIV』、現在稼働中の『ストリートファイターV』と続きます。