「ABCマート」を展開するエービーシー・マートは2月10日、セブン&アイ・ホールディングスの子会社でスポーツ専門店を運営するオッシュマンズ・ジャパンの株式を取得し、子会社化すると発表した。エービーシー・マートはシューズ専門店「ABCマート」を2021年2月末時点で国内で1032店舗、海外では347店舗を運営しており、シューズ事業を中心に店舗を拡大しているが、新しいマーケットへの進出も必要であると考え、シューズ以外の分野への参入も模索していた。オッシュマンズ・ジャパンは1984年に創業し、現在は国内9店舗とEコマースを展開している。ABCマートの2021年2月期通期連結決算は売上高2202億6700万円だが、オッシュマンズ・ジャパンの2021年2月期通期決算の売上高は38億2100万円、営業損益は5億3600万円の赤字、当期純損益は4億3000万円の最終赤字で、直近3年間だけでも最終赤字が続いていた。株式譲渡は3月1日に実行される予定。
文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO
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