サムスン電子の次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S22」シリーズの公開を控え、韓国通信キャリア各社が事前予約関連イベントを始め、マーケティング競争に突入した。特に、事前予約に先立ち、好みのサイズや色などを調査するイベントを通じ、早めに需要予測に乗り出した。韓国メディア「dailian」が報じた。(写真:Galaxy S22 レンダリングイメージ:Evan Blass)
5日、移動通信業界によると、SKテレコムやKT、LGユープラスは、Galaxy S22の事前予約通知やアンケートイベントを開始した。名前、連絡先、電子メールなどを入力し、希望する製品のサイズや色などのアンケートに回答すると、事前予約開始時に案内し、特典を提供する方式だ。
SKテレコムは、Galaxy S22の性能やデザインのうち、どれを好むかを回答し、特典通知を申し込む客らを対象に、スターバックスのギフトクーポンを提供している。さらに、Tダイレクトショップ単独企画限定版を披露し、事前予約購入客には景品贈呈、提携カード割引、特別補償などの特典を提供すると予告した。
KTも同様に、Galaxy S22のサイズや色などに対する好みを回答した顧客らを対象に、景品イベントを行っている。
LGユープラスは、希望するGalaxy S22のサイズやパターンなどを選んでイメージを完成させた後、SNSにアップロードすれば、抽選を通じてGalaxy S22やGalaxyウォッチ4を景品として提供する。また、今月13日までに事前予約アラームを申し込むと先着順7万人を対象にカカオペイ1000ポイントをプレゼントする。
このように、通信キャリア各社がGalaxy S22の好むモデルや色などを調査するイベントを行うのは、事前予約に先立って、需要予測を通じて、初期数量を把握・準備するためと見られる。
ある移動通信業界関係者は「通信キャリア各社が事前予約過程であらかじめ需要を予測するが、発売後に外れ在庫が残ったり、物量が不足したりする場合が多い」とし「こうしたギャップを縮めるためとみられる」と述べた。
移動通信店舗も多様なギフトを掲げ、事前予約募集に乗り出した。ある代理店では、事前予約購入客に、アップルのAirPodsプロ、AirPods2、サムスンのGalaxyバッズプロ、Galaxyバッズ2などを謝恩品として贈呈すると広報している。
Galaxy S22の発売を受け、通信キャリア各社は今年上半期、第5世代移動通信(5G)加入者拡大効果を狙うことができる。ただし端末流通法の遵守とマーケティングコストの効率化の影響でマーケティング過熱競争は自制しており、不法補助金、謝恩品などによる「混乱」現象は一部の店舗に限られると予想される。
特に、Galaxy S22ウルトラは、Sペンを搭載し、事実上Galaxy Noteの後続シリーズに取って代わるものと見られ、Galaxy Noteの購入を希望した消費者らから、高い人気を集めるものと見られる。
一方、Galaxy S22は9日夜12時からオンラインで開催されるイベント「サムスンGalaxyアンパック2022」を通じて公開される。続いて韓国国内では14日から事前予約を始めた後、事前開通最終日の25日に正式発売される予定だ。
予想される出庫価格は、前作のGalaxy S21シリーズの前作と同様に、▲Galaxy S22(99万9000ウォン、約9万6千円)、▲Galaxy S22プラス(119万9000ウォン、約11万5千円)、▲Galaxy S22ウルトラ(145万2000ウォン、約13万9千円)などと策定されるだろうという見方が多い。
提供元・コリア・エレクトロニクス
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