
アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックでは、日本代表FW古橋亨梧(27)やMF旗手怜央(24)、FW前田大然(24)など日本人選手の活躍が目立っている。明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスを率いるケヴィン・マスカット監督は、ヨーロッパで成功を収める日本人選手が増えている理由を語った。13日、オーストラリアメディア『FTBL』が伝えている。
古橋亨梧は昨年7月にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍すると、今シーズン前半戦に攻撃陣の中心選手として活躍。現在は負傷離脱中であるものの、怒涛のゴールラッシュでセルティックサポーターや現地メディアから絶大な支持を得ている。
また、旗手怜央は先月17日開催のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューすると、いきなりマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出。さらに今月2日に行われたレンジャーズとのダービーマッチで2ゴール1アシストをマークして勝利に大きく貢献するなど、新天地で早速インパクトを残している。
そして前田大然は旗手怜央と同じくハイバーニアン戦でデビューし、いきなり移籍後初ゴールをマーク。日本代表招集のため一時帰国していたものの、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のサウジアラビア戦から約30時間後に行われたレンジャーズ戦で途中出場。そして今月6日の第25節・マザーウェル戦ではダメ押しゴールを決めている。
教え子である前田大然を含めて多くの日本人選手が活躍していることについてマスカット監督は「ベルギー、ドイツ、オランダを見れば分かるように、今のヨーロッパは日本人選手で溢れている。何人かはセルティックという強豪クラブに移籍したので、スコットランドでは今日本人選手が注目されている」と『FTBL』の取材に対して語っている。
つづけて「日本人選手がテクニックに優れていることはよく知られている話だが、フィジカルで勝てないというレッテルを張られていた。けどそれは5年前、10年前のことだ。日本人はそのことを理解した上で、育成年代の選手のテクニックを開花させつつフィジカル面の強化に取り組んできた」
「ハタテ(旗手怜央)やダイゼン(前田大然)のように、彼らはフィジカル面で最も過酷なリーグのひとつであるスコットランドへ舞台を移して、自分たちの力を発揮している。日本のサッカー界は以前から(フィジカル強化を目的とした)体制を整えてきたわけだし、その取り組みが今報われているところだ」とコメント。日本人選手の台頭理由としてフィジカル面の向上をあげている。
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