
ウクライナは直近1週間にわたってロシアとの緊張状態が続いており、ロシアによるウクライナ領内への侵攻で戦争に発展する可能性がある。そんなウクライナ情勢はウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ1部)のクラブと選手間の契約にも影響を及ぼす可能性があるようだ。12日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。
ロシアは今月10日からベラルーシとの合同軍事演習を開始したほか、すでにウクライナとの国境付近に兵力を集結。北京オリンピック閉幕直前にウクライナの首都キエフへ奇襲作戦を仕掛ける可能性が伝えられている。また、ロシアはウクライナが欧州や北米の30カ国による軍事同盟である『北大西洋条約機構(NATO)』に加入する可能性があることを脅威と捉えていることから、ウクライナ侵攻作戦を展開するものとみられる。
その中、『UOL』はウクライナでプレーするブラジル人選手の今後について「彼らはロシアとウクライナの戦争が起きたらクラブの契約がどうなるのだろうかと考えている。ウクライナ側は、契約を失い、母国に送還されると言っている」と報道。国家間の戦争が勃発した場合には、一方的に契約を打ち切られる可能性があると主張している。
なお、ウクライナでプレーしているブラジル人選手には、先月にエールディビジ(オランダ1部)のアヤックスからシャフタール・ドネツクへ加入したFWダヴィド・ネレス(24)やかつてバルセロナやサッスオーロでプレーし現在シャフタール。・ドネツクに所属するDFマルロン(26)などがいる。
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