サムスン電子がGalaxy Aシリーズ5種を今年上半期に全て発売し、中低価市場の攻略に乗り出す。今年に発売されるGalaxy Aシリーズは、全モデルが5G(第5世代モバイル通信)を支援する。韓国メディア「毎日経済」が報じた。
6日、情報通信(IT)業界によると、サムスン電子は来月にGalaxy A33、A53を発売する。4月にはA13、A73の発売、5月はA23を披露するものと予想される。
Galaxy Aシリーズは、サムスン電子が今年1月にGalaxy S21FEを発売し、今月10日に予定されているGalaxy S22シリーズの発売に続いて供給されるスマートフォンのラインナップだ。
サムスン電子は第1四半期にフラッグシップ(最上位機種)スマートフォンのラインアップを強化し、第2四半期からは中低価格ラインの強化に乗り出す見通しだ。サムスン電子は昨年12月に米国市場だけでGalaxy A13を優先的に発売している。
Galaxy Aシリーズが、ロシアや中国、インドなどで電波認証を受けたように、東南アジア地域を含め、5G商用化が本格化する国に主力として供給されるものと見られる。
Galaxy Aシリーズは、従来のフラッグシップ・スマートフォンに採用されていた機能を一部のモデルにも同じく採用し、消費者満足度を高める予定だ。カメラ画素やバッテリー容量、ステレオスピーカー機能が代表的だ。
Galaxy Aシリーズのうち、最上位モデルの「A73」は6.7インチのFHD+AMOLEDディスプレイ、32MP(メガピクセル)パンチホール前面(自撮り)カメラ、背面にクワッドカメラが取り付けられる見通しだ。メインカメラはAシリーズに初めて1億800万画素が搭載される。12MP超広角カメラ、5MPマクロカメラ、5MPデプスカメラも搭載が予想される。アプリケーションプロセッサー(AP)は、クアルコムのスナップドラゴン750Gが取り付けられる見通しだ。
A53は6.5インチFHD+、スーパーアモレッドディスプレイに120Hzの走査率(リフレッシュレート)を採用する見通しだ。背面クワッドカメラには64MP広角カメラ、12MP超広角カメラ、5MPマクロカメラ、5MPデプスカメラを提供する。APはエクシノス1200が搭載されるものと見られる。
A33は6.4インチのFHD+、スーパーアモレッドディスプレイに前面カメラのための「U字型ノッチ(カメラやセンサーなどのため、画面上段の一部を掘り出した形)」が採用されるものと予想される。背面クワッドカメラは64MP広角カメラ、8MP超広角カメラ、5MPマクロカメラ、5MPデップスカメラが見込まれる。APはメディアテック・ディメンシティを搭載する可能性が高い。
A53とA33は3.5mmジャックを提供しない代わりに、オーディオアンプが上下に2つ搭載され、ステレオオーディオを支援するものと見られる。A13は3.5mmジャックを採用すると観測されている。
サムスン電子の関係者は「フラッグシップモデルの拡散だけでなく中低価ブランドでも供給を強化し、今年スマートフォン全体の市場シェアはもちろん、プレミアムマーケットリーダーシップもさらに強化していく計画」と明らかにした。
提供元・コリア・エレクトロニクス
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