
明治安田生命J2リーグのファジアーノ岡山は、アデレード・ユナイテッドでFW指宿洋史(30)とチームメイトの元U23オーストラリア代表MFステファン・ムーク(26)の獲得間近に迫っているようだ。
身長174cmの同選手は、エールディビジ(オランダ1部)のNECナイメヘンやAリーグのメルボルン・シティ、ブリズベン・ロアーをへて、2020年1月にAリーグ(オーストラリア1部)のアデレード・ユナイテッドへ復帰。復帰1年目の2020/21シーズンはキャプテンを務める中、リーグ戦26試合中23試合でスタメンに抜てき。そして今季もここまで10試合中9試合で先発出場しており、トップ下やインサイドハーフでプレーしている。
そんなムークについては、オーストラリアメディア『FTBL』は先月5日、同選手のファジアーノ岡山移籍が確実と報道。ファジアーノ岡山はすでに日本政府に対して同選手の就労ビザの発給を要請したほか、アデレード・ユナイテッドに対して支払う移籍金がごくわずかであると伝えている。
また、本人は先月中旬にAリーグの公式ポッドキャストのインタビューに応じた際、Jリーグ挑戦に近づいていることについて「これまでのキャリアの中で最も幸せな瞬間だ。本当にタフな決断だった。数日間で決まったことではなく、長い間待ち望んでいたことなんだ」と喜びの言葉を残していた。
その中、アデレード・ユナイテッドのカール・ヴァールト監督は今月4日に行われるシドニーFC戦前の記者会見でムークの後釜確保の見通しが立っていることを明言。イギリスメディア『ニュース・アンド・スター』は、イングランド4部のカーライル・ユナイテッドでプレーしていたMFザック・クラフ(26)がアデレード・ユナイテッド移籍に向かっていると伝えていたが、クラブは5日になってクラフの獲得を公式発表している。
なお、ファジアーノ岡山はすでに2022シーズンの選手背番号を発表しているが、現時点で「8」番が空き番となっている。
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