GMは電気車事業に計70億ドル(8兆4000億ウォン、約8058億円)を投資する。LGエナジーソリューションと米ミシガン州ランシングに新規バッテリーセル工場を建設する計画で、両社の合弁会社アルティアムセルズ(Ultium Cells)の3番目のバッテリー工場だ。年間生産規模は50GWhで、工場建設に計26億ドル(約3兆1000億ウォン、約2993億円)がかかる。韓国メディア「アジア経済」が報じた。(写真:LGエナジーソリューション)
グローバル自動車メーカーがバッテリー産業に参入し、「バッテリー内製化」が話題となっている。
韓国電池産業協会のイ・ミョンギュ企画調査チーム長は2日、報告書「電気自動車向けバッテリー現況見通しおよび主要イシュー」で、「自動車会社でバッテリーを直接生産しようとする市場の流れが、ややもするとこれまでの市場の勢力図を変えかねない転換点になる可能性が高い」と指摘した。
報告書によると、現在グローバルバッテリー市場は日中韓の競争が激しい。特に、2011年から世界市場シェア1位を走っている韓国と、攻撃的な電気車普及政策でグローバル電気車向けバッテリー市場を独走している中国、また次世代バッテリーの開発を通じ、市場の勢力図を覆そうとする日本が激しい競争を繰り広げている。
バッテリー市場の種類別見通しを見ると、リチウムイオンバッテリー市場が高い成長と鉛蓄バッテリーの堅調な上昇に支えられ、2025年に2027億ドル(約23兆3328億円)で2018年比129.5%成長する見通しだ。
イ・チーム長は「今後、バッテリー市場の最大の話題は『エネルギーの統制と制御』の問題から、さらに安全なバッテリーを作ることになるだろう」と見込んだ。
特に「バッテリー内製化」と「エネルギーの統制」が電気車向けバッテリー市場の未来に相当な影響を与えると見通した。
イ・チーム長は「自動車メーカーは納品されたバッテリーを多様な形態の自動車モデルに採用し、非常に多様なユーザーの使用パターンに対するデータをすべて収集して学習している」とし「一方、バッテリーメーカーは自動車会社が要求する決められたテストを通じてバッテリーを自動車会社に納品しているが、いざそのバッテリーがどんな環境で使われるかは分からない」と説明した。
それとともに「国内バッテリー産業が持続的に成長し地位を高めるためには『バッテリーメーカーの内製化』問題に対する悩みとともに『バッテリー自体の安定性』を確保する努力が必要だ」とし、バッテリーだけ生産する国内バッテリーメーカーは今後ユーザーデータの収集と活用に対する代案を用意しなければならないと助言した。
提供元・コリア・エレクトロニクス
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