スラックスはビジネスファッションに欠かせませんが、既製品では合うサイズがない、もっとかっこよく着こなしたい方もいるでしょう。
そのような方は、最適なサイズで作れるオーダースラックスを作ってはいかがでしょうか。今回はオーダーでスラックスを作れるおすすめブランドをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
オーダースラックス(パンツ)とは?
オーダースラックスの基本
オーダースラックス(パンツ)とは?
オーダースラックスとは、自分に合ったサイズや好みのデザインで作れるスラックスのことです。既製品は平均的なサイズで作られていることが多く、調整できる範囲も限られるため「サイズが合わない」「シルエットが決まらない」「穿き心地が悪い」といったことが起こるケースも少なくありません。
しかしオーダーであれば、パンツのシルエットを左右する重要なポイントであるウエストやヒップなどのサイズを合わせて作ることができるので、自然なフィット感と美しいシルエットが実現できます。
綺麗なシルエットのパンツは穿いているだけでスマートな印象になり、ジャケットを脱いでもかっこよく着こなせるのが魅力です。
スラックスのオーダー方法は3種類
スラックスのオーダー方法には、フルオーダー、イージーオーダー、パターンオーダーの3種類があります。フルオーダーは型紙から起こす完全オーダーメイドが可能ですが、納期が3ヶ月~半年と長く、価格も7万円~と高額です。
対してパターンオーダーやイージーオーダーは見本をベースに細かい部分を微調整していく方法で、イージーオーダーは体型補正も可能です。
オーダー専門店や量販店ではパターンオーダーやイージーオーダーが主流になっており、納期が2週間~1カ月程度と短く価格もリーズナブルなので、オーダー初心者でも挑戦しやすいでしょう。
オーダースラックスの基本
オーダースラックスを作ったことがない、どのように作るのかわからないという方もいるでしょう。スラックスをオーダーする際には、シルエットやタック、裾口がポイントになります。安心して自分にぴったりのパンツを作るためにも、ここではオーダースラックスの基本を押さえておきましょう。
基本①テーパードシルエット
パンツのシルエットはヒップ・膝・もも・裾のバランスによって変わり、シルエットによって印象も大きく違ってきます。ビジネス用であれば、裾に向かって細くなるテーパードシルエットがおすすめです。
スキニーはタイトなシルエットが魅力ですが、ビジネスには細すぎてしまい、デザイン性の高いワイドはカジュアルすぎてしまいます。テーパードは適度なゆとりがあるので着心地が良く、全体のバランスが綺麗でビジネスシーンに最適です。
基本②タックの種類
スラックスをオーダーする際は、タックを選ぶことが可能です。タックはパンツ前側のウエスト部分から下方向に向かって入ったヒダのことで、タックが入ることでウエストや腰回りにゆとりができます。
タックは本数によってノータック、ワンタック、ツータックと種類があり、タックが入らないノータックは細身でヒップや腰回りにフィット感があり、すっきりシャープに見えますが窮屈に感じることもあります。
タックが入るとヒップや腰回りにゆとりができ、クラシックで大人っぽい印象になりますが、ツータックは身長が低い方だと脚が短く見えやすいので注意しましょう。
基本③裾口の仕様
裾口の仕様はシングルとダブル、モーニングの3種類があります。シングルはビジネスにもフォーマルにも対応でき、ダブルはややカジュアルな印象になります。チェック柄など、カジュアルな柄ものスーツにはダブルの裾口も良いでしょう。
モーニングは前が短くかかとにかけて斜め下にカットされたデザインで、すっきりした印象になり脚長効果も期待できます。オーダーする際には、裾の長さの調整と共に裾口の仕様にも注目し、こだわりの1本を作りましょう。