
明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するFW鈴木優磨(25)は、昨年末までシント=トロイデンVV(STVV)に在籍していた。そのSTVVで鈴木優磨と親交を深めていた選手が女性への暴力行為により逮捕された。8日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。
鈴木優磨は昨夏の移籍期間中にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の強豪アンデルレヒトやクラブ・ブルージュなど複数クラブからオファーが届く中、STVVのプレシーズントレーニングに参加。しかし、自身の去就問題に決着がつくまで公式戦での出場を拒否し、STVV関係者をはじめ周囲から批判を受けていた。
そんな鈴木優磨はSTVV残留決定直後の9月1日にインスタグラムを更新。自身のとった行動が間違いだったことを認めて謝罪。くわえて「(イロンベ・)ムボヨさんは、自分が難しい状況にある時でもいつも僕のことをサポートしてくれました」と2020/21シーズンまでチームメイトだったFWイロンベ・ムボヨ(34)に対して感謝のメッセージを送っていた。
そのムボヨは移籍が噂される中でもSTVVのトレーニングに参加していたほか、リーグ戦6試合に出場。ベルギーの移籍ウィンドウ最終日の昨年8月31日にSTVVからKAAゲントへ完全移籍しているが、KAAゲントではわずか2試合の先発出場と出番が限られていた。また、先月14日のジュピラー・プロ・リーグ第22節・KVコルトレイク戦で先発出場してゴールを決めたにもかかわらず、その後は公式戦全試合でメンバー外となっていた。
『VOETBAL』の報道によると、ムボヨは先月中旬に女性へ暴力行為により地元警察に逮捕されたとのこと。ムボヨから暴行を受けた女性は現在も仕事に支障をきたしており、KAAゲントは今月8日に「いかなる状況下でも女性に対する暴力は認めない。クラブは再発防止にむけた対策を講じ、ガイドラインを策定する」と声明を発表している。
また、KAAゲントのメインスポンサーであるVDK銀行はムボヨをトップチームの公式戦で起用しないようクラブに要求。クラブもムボヨに対してトレーニングの参加のみを許可しており、今後公式戦全試合でメンバーから外す決断を下したようだ。
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