「フリーランスになったけど、なかなか仕事が見つからない……」 「仕事を探す方法があれば、詳しく知りたい!」

そう思うことはありませんか?

フリーランスは、営業して仕事を獲得しなければ生きていけません。しかし競合が多く、営業してもなかなか仕事につながらない……といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、フリーランスが仕事を探す方法を7つご紹介します。

目次
フリーランスが仕事を探す方法
おすすめのフリーランス求人サイト10選
案件獲得するための提案は、何を強みとして伝えるかが重要
まとめ

フリーランスが仕事を探す方法

自身の性格や経験に応じて、仕事を獲得しやすい方法は異なります。そこで、フリーランスが仕事を探すための方法と、特徴を表にまとめました。 試したことがない営業方法や、特徴を見て興味を持ったものから見ていただければと思います!
営業方法 特徴
1. クラウドソーシングサービスの活用 ・案件数が多く、難易度も案件によってさまざま ・オンラインで営業できるため応募しやすいが、ライバルは多い ・ライバルに打ち勝てるような提案文や実績、経験の提示が重要
2. マッチングサービスの活用 ・スキルや経験を元に、案件を探せる ・マッチングサービスによっては、案件紹介をしてもらえることも ・時給で依頼してもらえることもあり、継続化すれば安定的な収入につながる
3. Wantedlyの活用 ・面談などが必要になる分、ライバルの数がやや減る ・選考過程に「面談」があるため、人柄で勝負できる ・「依頼する人を見極めたい」と思っている丁寧なクライアントが多い
4. SNSの活用 ・自分から営業するだけでなく、発信する内容によっては営業されることもある ・クライアントの発信内容から、クライアントの人柄をイメージできる ・自身のSNS上での発信内容も、評価される
5. 企業サイトへの問い合わせ ・直接問い合わせるための準備が必要。準備が必要な分、ライバルは少ない ・高単価で依頼してもらえる可能性がある ・契約書のチェックなどの準備が必要
6. オンラインコミュニティによる紹介 ・世に出回りづらい良案件を依頼してもらえる可能性がある ・コミュニティ内で「これができる人」といった強みを発信していくことが重要
7. 既存クライアントからの紹介 ・丁寧に仕事して信頼・実績を積めば、追加で依頼してもらえる可能性が高い ・上手く行けば営業せずに仕事を依頼してもらえるようになる

方法1. クラウドソーシングサービスの活用

1つ目は、「クラウドソーシング」を使った営業方法です。クラウドソーシングとは、不特定多数に向けて発注された業務に対し、受注希望者が業務に応募すること。営業のハードルが低く、これから仕事を探したいと思っている方におすすめです。 クラウドソーシングの特徴は、次の3つです。 案件数が多く、難易度も案件によってさまざま オンラインで営業できるため応募しやすいが、ライバルは多い ライバルに打ち勝てるような提案文や実績、経験の提示が重要 クラウドソーシングサービスでは、複数の企業が仕事を依頼しているため、案件数が豊富です。またテキストで提案文を送って営業できるため、営業のハードルは低い傾向にあります。 システムが請求書や契約周りの面倒を見てくれるのもポイントです。事務作業に不安がある方や、フリーランスを始めたばかりの方も、安心して業務に集中できます。 一方で、仕事を探しやすく提案もしやすいので、ライバルは多数います。ライバルと差別化できるような丁寧な提案文を送ったり、実績をアピールしたりすることが求められるでしょう。 クラウドソーシングでの営業を考えている方向けに、クラウドソーシングサイトを比較した記事をご紹介しています。あわせて、以下をご参考ください!

方法2. マッチングサービスの活用

2つ目は、マッチングサービスの活用です。マッチングサービスとは、「仕事を依頼したい企業」と「仕事を受けたい人」をつなぐサービスのこと。 マッチングサービスの特徴は、次の3つです。
スキルや経験を元に、案件を探せる マッチングサービスによっては、案件紹介をしてもらえることも 時給で依頼してもらえることもあり、継続化すれば安定的な収入につながる スキルや経験をベースに、自分に合った企業を探せるのが最大の魅力です。サービスによっては、契約時に特典が付いたり、案件を紹介してもらえたりするケースもあります。 掲載している案件もサービスごとに異なるので、複数登録して案件を比較してみるのがおすすめです。

方法3. Wantedlyの活用

転職などのイメージが強いかもしれませんが、Wantedlyの活用もおすすめです。Wantedlyとは、求人者と求職者をマッチングさせるビジネスSNSのこと。 採用・広報のツールとして、Wantedlyの運用を強化している企業も多く、フリーランスへの業務委託案件もあります。 Wantedlyの特徴は、次の3つです。 面談などが必要になる分、ライバルの数がやや減る 選考過程に「面談」があるため、人柄で勝負できる 「依頼する人を見極めたい」と思っている丁寧なクライアントが多い クラウドソーシング、マッチングサービスはどちらかというと「テキストでの応募」が主流です。一方Wantedlyでは、採用までに「面談」が入ります。 そのためスキルや実績だけでなく、「人柄」で勝負できるのも魅力です。面談を嫌ってWantedlyを活用しないライバルもいるので、ライバル自体もやや少ない傾向があります。 また、企業にとって面談には対応コストがかかります。その分、しっかり雇用者を見極めようと思っている丁寧なクライアントが多いので、被雇用者も安心して仕事を進めることができます。

方法4. SNSの活用

SNSを活用するのも、効果的です。実際に筆者は、Twitterを経由して仕事の依頼を頂くことも増えています。 SNSを営業に活用するメリットは、次の3つです。
自分から営業するだけでなく、発信する内容によっては営業されることもある クライアントの発信内容から、クライアントの人柄をイメージできる 自身のSNS上での発信内容も、評価される クライアントの普段の発信内容を見ることで、クライアントの人柄がイメージしやすくなります。 また、自身の発信内容も採用基準に入るため、普段から発信していればプラスになる可能性も。逆に言えば、マイナス面の情報ばかり発信していると採用時に悪影響となりうるので注意しましょう。 発信を強化していけば、Twitter経由で仕事の相談が来ることもあります。筆者は仕事で学んだことをTwitterで発信していますが、仕事の相談が来ることも多くあります。 「自分が普段どんなことをやっているのか」 「仕事に対する姿勢は丁寧か、成長意欲はあるか」 「専門性の高い知識を保有してそうか」 などが伝わるように、日々の学びや知見をツイートしていくと、営業につながるでしょう。 SNSで仕事獲得したい方は、以下もあわせてご一読ください!

方法5. 企業サイトへの問い合わせ

ややハードルは高くなりますが、「企業サイトへ問い合わせること」もおすすめです。 企業サイトへ問い合わせして営業する際の、メリットや特徴は次の3つです。 直接問い合わせるための準備が必要。準備が必要な分、ライバルは少ない 高単価で依頼してもらえる可能性がある 契約書のチェックなどの準備が必要 企業サイトへ問い合わせと聞いて、「え、直接企業に問い合わせするの……?」と及び腰になった方もいるかもしれません。しかし裏を返せば、ライバルも同じことを考えているのです。企業サイトへの問い合わせは、ライバルが少ないのが魅力です。ライバルが少ない分採用される確率もグッと上がります。また企業と直接やりとりする分、高単価な案件もあります。 注意点は、契約が必要となる点です。契約書については、以下の記事が参考となります。

方法6. オンラインコミュニティによる紹介

オンラインコミュニティとは、同じ境遇にいる者同士で悩みを共有したり、キャリアに関する意見を交換したりできるコミュニティを指します。 オンラインコミュニティの魅力は、仕事につながる交流を深められること。 実際に、筆者が最初に請け負ったディレクション案件は、オンラインコミュニティを経由したものでした。当時はディレクション経験が浅かったのですが、普段のコミュニティ内での活動を見て仕事の相談が来ました。 また、コミュニティ独自の動画コンテンツが提供されているケースもあり、新たなスキルを学ぶこともできます。 オンラインコミュニティを営業に活用する際のメリットやポイントは、次の2つ。
世に出回りづらい良案件を依頼してもらえる可能性がある コミュニティ内で「これができる人」といった強みを発信していくことが重要 仕事によっては、「どこの誰ともわからない人に依頼するよりも、普段から交流している人に依頼したい!」という場合もあるでしょう。オンラインコミュニティでは、そんな人柄を重視した案件が舞いこんでくる可能性があります。

方法7. 既存クライアントからの紹介

新規営業とはやや異なりますが、既存クライアントから仕事を紹介してもらうのも効果的です。実際に筆者は、既存のクライアントからの仕事でほぼ毎月仕事が埋まっています。 既存クライアントからの紹介を営業に活用するメリットは、次の2つ。
丁寧に仕事して信頼・実績を積めれば、追加で依頼してもらえる可能性が高い 上手く行けば営業せずに仕事を依頼してもらえるようになる 既存クライアントから仕事を紹介してもらうには、信頼・実績を積むことが重要です。といってもイメージしにくい方もいると思うので、筆者が実際にやっていることの一例をご紹介します。
■フリーランス6年目の筆者がこれまでにやってきたことの例
①依頼されるたびにクライアントの作業負荷を減らせるように立ち回る
記事のフィードバックを貰ったら、次から徹底する 質問するときは、なるべく頭を使わせないように候補を出す 必要そうな作業があれば、たたき台を作って提案する
②クライアントの仕事をどんどん巻き取る
記事執筆のみの場合は、構成から着手できないか 記事の編集からまるっと巻き取れないか ディレクションそのものを巻き取れないか
③依頼された仕事の質を維持しながら、短納期で納品しまくる
月に5記事で納期が月末だとすると、月半ばごろまでに記事を納品する 納品時に追加の記事相談があれば、対応できる点を伝える 依頼が来たときも、同じクオリティで執筆して納品する
新規営業となると、クライアントの立ち回りに合わせてコミュニケーションが必要です。しかし既存のクライアントであればコミュニケーションにかかるコストは抑えられます。 さらに既に信頼を得ていれば、好条件の仕事を相談してもらえる可能性も。目の前の仕事に全力を尽くすことも、営業方法の1つです。

おすすめのフリーランス求人サイト10選

新規に仕事を探すなら、求人サイトを活用することも効果的でしょう。今回は、おすすめのフリーランス求人サイトを10選表にまとめました。

求人サイト名 特徴
1. Workship(ワークシップ) ・リモート案件が多く、週1〜などライフスタイルに合わせた働き方が可能 ・デジタル領域を中心とした案件が多い ・案件成約時に1万円のお祝い金あり
2. レバテックフリーランス ・エンジニアに特化したフリーランスエージェント ・平均年収が862万円と高水準の案件が多い ・大手企業、有名企業の案件あり
3. i-common tech(アイコモンテック) ・人材大手のパーソルキャリアが運営 ・直請け・高待遇案件の紹介あり ・長期契約可能な案件が多い
4. CrowdWorks(クラウドワークス) ・案件数は約300万件以上かつ、仕事の種類も200種類以上と豊富 ・応募〜支払いまでオンライン上で完結 ・発注者の評価機能あり
5. BizOn!(ビズオン) ・無料で利用できる ・完全審査制で怪しい人が少ない ・左右のスワイプ操作で、会いたい・興味がある人を簡単に選択できる
6. エンジニアスタイル東京 ・案件数が豊富 ・リモートワーク可など、条件を絞って検索できる ・高単価案件もある
7. Lancers(ランサーズ) ・日本最大級のクラウドソーシングサービス ・ライター、エンジニア、マーケティングなど幅広い職種の方が登録している ・依頼主から直接相談が来る場合もある
8. ココナラ ・自分のスキルを商品として販売できるサービス ・自分で営業せずとも、依頼の相談が来る ・ライティング、デザイン、翻訳などカテゴリーが豊富
9. CODEAL(コデアル) ・仲介手数料が無料 ・スカウトオファーを受けることが可能 ・リモートワーク案件が豊富
10. SOKUDAN(ソクダン) ・仲介手数料ゼロ ・案件探しから商談まで最短1日 ・発注者と直接のコミュニケーションが可能 ・Facebookと連携できるため、匿名による不信感が少ない

気になる求人サイトがあれば、実際に登録してみることをおすすめします。

また、「特徴をじっくり比較したい!」と思った方は、以下をご一読ください!

案件獲得するための提案は、何を強みとして伝えるかが重要

案件の応募には提案文が必須ですが、伝える内容によって顧客から評価される軸が変わります。

スキルを強みとした提案は、実績・実力ともに自信がある場合におすすめです。先方に即戦力と伝えられるだけでなく、実力を示せば信頼を得やすいでしょう。

一方で、スキルに少し不安がある場合は、無理して自分を大きく見せない方が好ましいです。仮に提案が通っても、実際に仕事した後に「思ったよりも質が低いな……」とマイナスに評価されてしまう可能性があります。

スキル面で不安があるなら、経験をベースに提案しましょう。たとえば筆者はもともとライター経験がありませんでした。しかし過去にエンジニアの経験があることを伝えて「テックライター」の仕事をスタートできました。

もしライティングスキルで勝負していたら、採用されなかったかもしれません。

また案件獲得だけでなく、案件獲得後の継続を軸にするのも一つの手です。自分の実績や働き方に応じて軸を決めるとよいでしょう。

まとめ

今回は、フリーランスが仕事を探す方法や、おすすめの求人サイトなどをご紹介しました。いつも同じ方法で営業している場合は、今回ご紹介した営業方法を試してみてはいかがでしょうか。

■フリーランスが営業する方法7つ

  1. クラウドソーシングの活用
  2. マッチングサービスの活用
  3. Wantedlyの活用
  4. SNSの活用
  5. 企業サイトへの問い合わせ
  6. オンラインコミュニティによる紹介
  7. 既存クライアントからの紹介

また既存クライアントに貢献して仕事を得る方法もあります。「依頼されたことだけこなしているかも?」と思った場合は、一歩先回りして仕事をしてみるのもおすすめです。

(執筆:しろ 編集:mozuku)

提供元・Workship MAGAZINE

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