Point
■ゲーマーのプレイの質を向上させるためのアシスタントAIを用いて、ゲーマーの特徴を分析した
■絶対数こそ圧倒的に少ないものの、女性ゲーマーは男性と比べてはるかに高い勝率を誇っていたことが判明
■他にも、大卒ではない人やスポーツをたしなむ人などは、ゲーム内のレーティングを高めるスピードが速かった
『Gosu.ai』というスタートアップをご存じだろうか？
同社は昨年、ゲーマーにより賢いプレイを促し、スキルを向上させるためのアシスタントAIを開発し、190万ドル（約2億1000万円）の資金を調達した。
そのAIは、マシンラーニングを活用することでゲームのセッションを分析して問題点を洗い出し、ヴァーチャル・アシスタントによって個々のプレイヤーにアドバイスを与えることができるのだ。
女性ゲーマーの圧倒的な勝率
彼らはこのAIを活用して、世界初の興味深い調査を実施した。もちろんこのAIはプレイヤーにアドバイスを与えるぐらいなのだから、「ウマいゲーマー」あるいは「ヘタなゲーマー」の特徴を知っているはずだ。
調査に協力してくれたのは、オンラインゲーム『Dota2』をプレイするおよそ5,000人のゲーマー。しかし、そのうち女性の割合はたったの4％であり、いかに女性ゲーマーの絶対数が少ないかが明らかとなった。
しかし興味深いのはここからだ。その全体の4%を占める女性たちは、男性ゲーマーと比べて44%もゲーム内での勝率が高いことが分かったのだ。
eスポーツ界をリードするのは女性？
もちろんこの結果で「男性よりも女性の方がゲームがウマい」と安易に結論付けることはできないが、これが偶然として片付けられない数字であることは明らかだ。
また、他の要素としては、外国語のスキルが高い人ほどゲーム内のスキルの上達が遅いことも判明。
他にも大卒ではない人や、旅行に行かない人、スポーツをたしなむ人などは、ゲーム内のレーティング（評価）を高めるスピードが速いことが分かった。
これからeスポーツが隆盛していく中で、もしかすると業界をリードしていくのは女性なのかもしれない。
reference: techcrunch / written by なかしー
提供元・ナゾロジー
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