「旗手怜央でさえメンバー外だ」横浜FMマスカット監督が森保一の代表選考を評価!
(画像=ケヴィン・マスカット 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスを率いるケヴィン・マスカット監督は、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選における日本代表の戦いぶりやオーストラリア代表の現状について語った。7日、オーストラリアメディア『FTBL』が伝えている。

 オーストラリア代表は昨年10月12日に埼玉スタジアム2002で行われたカタールW杯アジア最終予選の日本戦で0-1と敗戦。その後もサウジアラビアや中国相手に引き分けに終わるなど、勝ち点を積み重ねられない。そして先月27日開催のベトナム戦では4-0で勝利したものの、今月1日のオマーン戦で2-2のドローに。この結果、グループBの2位日本との勝ち点差が「3」に広がっているほか、3月24日の日本戦で敗れるとW杯本大会ストレートイン圏外の3位以下が確定する。

 一方、日本代表はカタールW杯アジア最終予選の開幕戦でオマーン相手に0-1と敗れるなど序盤は苦戦を強いられたが、昨年10月のオーストラリア戦での劇的勝利を皮切りに5連勝。今月1日開催のサウジアラビア戦で2-0と勝利したことにより、首位サウジアラビアとの勝ち点差を「1」に縮めている。

 その中、『FTBL』は「サムライ・ブルーがサッカーに残忍な一撃を加えるとマスカットは警告」という見出しのもと、横浜F・マリノス指揮官のコメントを紹介。マスカット監督は日本代表の現状について「これまで長い間にわたって日本代表の試合を見てきたけど、あの10月の試合(埼玉スタジアム2002でのオーストラリア戦)では最も自信がなかった。だが、彼らはあの試合を終えてからまた違ったサッカーをするようになったし、ここ数試合は非常に説得力のある試合をしている」と分析している。

 つづけて「ここ数試合で日本代表のレベルが上がってきているので、(オーストラリア代表は)本当に難しい状況に追い込まれている。最終予選は残り2試合しか残されていないし、予選突破は難しくなった。オーストラリア代表がチャンスを得るために必要なことは、ホームゲームのアドバンテージを生かして日本戦で勝ち点3を獲得することだ。今はもう一発勝負の段階にきている」と語っている。

 さらに同監督は日本代表の強さについて「日本代表は手強い相手だ。我々はあのハタテでさえメンバーに入れないチームについて話しているんだ。ハタテのような伸び盛りの選手をチームに迎え入れるタイミングではないかと日本ではさかんに言われていた。ただモリヤスは経験豊富な選手たちに忠実であり、それが報われている」とコメント。森保一監督によるベテラン重視のメンバー選考が功を奏しているという見解を示した。

提供元・Football Tribe Japan

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