QRコード決済サービスの最大手「PayPay」が、2月1日からスタートした「PayPayあと払い」「PayPayカード」の利用方法が“わかりづらい”と話題となっているのだ。

同支払い方法を利用するとポイントが上乗せされるキャンペーンも開催しているものの、「うまく利用できなければキャンペーンの対象外となってしまう」という罠も潜んでいるため、読者の中にPayPayユーザーがいたらぜひとも注意いただきたい。

PayPay、新たな支払い方式の仕様で迷走する

「PayPayあと払い」の最大2.5%上乗せで戻ってくる支払い方法が、わかりづらいと話題に
(画像=現在開催中の「PayPayでのPayPayあと払い、PayPayカード決済で最大2.5%戻ってくるキャンペーン」(画像は「PayPay」公式サイトより引用)、『オトナライフ』より引用)

PayPayは2月1日、公式ページ上に「『あと払い』『PayPayカード』対象のキャンペーンでは『支払う』ボタンをご利用ください」と題したお知らせを公開した。

そのお知らせでは現在実施されている、PayPayあと払い・PayPayカードを利用して支払うと、最大2.5%のPayPayボーナスが上乗せで戻ってくるキャンペーン利用時の補足説明を掲載。「PayPayアプリトップのQRコードやバーコードでお支払いをすると、『PayPay残高』支払いになります。そのため、本キャンペーン対象外です」として、注意喚起を行っている。

PayPayのアプリでは、トップ画面の一番上にバーコードとQRコードが表示されるデザインとなっており、起動した際にすぐ支払いを行うことができる便利な設計となっている。しかしお知らせによれば、このバーコード等で支払いを行うとPayPay残高での支払い扱いになってしまい、PayPayあと払い・PayPayカードを利用する今回のキャンペーンの対象外となるのだという。

つまり普段からPayPayでの支払いに慣れてしまっている人ほど、いつもの手順で支払ってしまい後から「これキャンペーンに含まれないの?」と損をしてしまうわけだ。便利すぎるのも考え物だ…。

修正反映は約1ヵ月後?それまではユーザーが注意しなければならない

「PayPayあと払い」の最大2.5%上乗せで戻ってくる支払い方法が、わかりづらいと話題に
(画像=図解も加えながら利用方法を紹介している(画像は「PayPay」公式サイトより引用)、『オトナライフ』より引用)

お知らせでは合わせて、PayPayあと払い・PayPayカードによる支払いの方法も紹介。トップ画面下の「支払う」ボタンで支払い画面を開き、PayPayあと払い・PayPayカードになっていることを確認したうえで支払うように、と案内している。同じバーコードでの支払いにしても、トップ画面と支払い画面で属性が異なるのはたしかにわかりづらいと言わざるを得ない…。

ネット上からも「まーた面倒くさい事言ってる」「わ、分かりづれえ…。たいていトップ画面のバーコードで支払いするやろ…」と戸惑うPayPayユーザーが続出している。今後うっかりトップ画面で支払ってしまい、「いまの決済なしで。PayPayあと払い使わせて」と店員にゴネる人が出てこないと良いのだが……。

さすがにPayPayも現状をそのまま仕様とするつもりはないようで、お知らせでも「PayPayアプリトップに表示してあるQRコードやバーコードでも、『PayPayあと払い』や『PayPayカード』で決済できるよう、およそ1ヵ月を目処に改善を進めております」と報告している。新規サービスにありがちな、スタートして初めて浮き彫りになった問題点の改善はまさに“生みの苦しみ”と言えるだろう。

果たしてPayPayはユーザーを納得させるアプリのデザインを作ることはできるのだろうか。今後のアプリの進化に注目していきたい。

●「あと払い」「PayPayカード」対象のキャンペーンでは「支払う」ボタンをご利用ください【PayPay】
●PayPayでのPayPayあと払い、PayPayカード決済で最大2.5%戻ってくるキャンペーン【PayPay】

※サムネイル画像は(Image:「PayPay」公式サイトより引用)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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