フェイスブックの過去の投稿から、7年前の懐かしい取材記事が出てきました。目黒の戸建に住んでいた時の東急グループの雑誌にインタビューされた時のものです。
この家は、かなり気合いの入ったマイホームで、土地を購入して、著名な建築事務所にデザインしてもらい、注文建築で作りました。リビングルームは2階が吹き抜けになっていて、30畳もありました。
しかし、ライフスタイルの変化で売却を決断。手元に残った資金で、ワンルームマンション投資を開始しました。
現在は、赤坂の賃貸物件に住んで、不動産投資を拡大しています。
賃貸にして良かったと思えるのは、私にとってはマイホームよりもメリットがあると感じるからです。
まず賃貸であれば、住居をフレキシブルに変えられます。マイホームを売却するのは、大きなエネルギーとコストがかかりますが、賃貸は契約解除するだけ。
実際、最初の賃貸は六本木のミッドタウンにあるホテルレジデンスでしたが、設備が老朽化してきたので、溜池山王の新築物件に引っ越しました。
住んでいるところよりもっと良い物件が見つかれば、また引っ越せば良いのです。
また、マイホームで使う資金を頭金にして、不動産投資を始めました。不労所得が得られる仕組みが完成し、お金の不安が消えました。
自分の仕事からの収入に頼る生活だったのが、不動産投資によって、入居者の家賃で生活できるようになりました。
借入の返済もありますが、それよりも家賃収入が大きければ、キャッシュフローがプラスになります。借金返済しながら、お金が入ってくる生活を実現できるのです。
その結果、お金のために仕事をする必要は無くなり、自分のやりたい仕事を選べるようになりました。
家に対する考え方は、人それぞれで、自分の考えを押し付けるつもりはありません。でも、マイホームは安心ではなくリスクであることを、もっと多くの日本人に気が付いて欲しいと思います。
目黒のマイホームは確かに素敵な建物でしたが、もし今も住んでいたらと思うと、ゾッとします。
文・内藤 忍/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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