
かつて明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでプレーしていたMF安部裕葵(23)は、バルセロナBチームの退団がほぼ確実となっているようだ。3日、スペイン紙『スポルト』が伝えている。
同選手は2019年夏に鹿島アントラーズからバルセロナのBチームへ完全移籍。移籍1年目の2019/20シーズンはセグンダB(スペイン3部相当)で20試合に出場していたが、2020年2月に右ハムストリング筋断裂という大怪我により長期離脱。2020年12月に復帰していたものの、右ハムストリング筋の怪我が再発。その後は昨年4月に再び復帰して公式戦5試合に出場していた。
その中、『スポルト』は「2021年8月14日にリリースされた『右ハムストリングスに違和感』というメディカルリポートを最後に、バルセロナは安部裕葵に関する公式発表を行っていない。彼は何も記録を残せずに帰国している。新しい文化、全く異なるサッカーに適応できなかったというのが真相だ」と伝えている。
また、バルセロナはカスティーリャ語の語学教師を手配するなど、安部裕葵が異国での環境に慣れるための工夫を凝らしていたとのこと。しかし、度重なる負傷離脱や新型コロナウイルスの感染拡大など難しい状況に置かれたため、クラブは本人に帰国の許可を与えたという。
そんな安部裕葵はバルセロナとの現行契約を2023年6月まで残しているほか、年俸110万ユーロ(約1億4000万円)を受け取っている。ただ、『スポルト』は同選手の状況が数ヶ月経過しても変わらないことから、バルセロナ退団が既定路線であると主張している。
なお、安部裕葵本人は昨年12月28日にインスタグラムを更新。「2021年、もう終わりますね、色々な報道がありますが元気にやってます。どこかで自分の口からお話出来たらなと思っています!」と投稿すると、鹿島アントラーズのサポーターから鹿島復帰を望むメッセージが数多く寄せられている。同選手はバルセロナで構想から外れる中、どのタイミングで自身の去就に関する報告をするのだろうか。
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