「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」は、高還元率でマイルが貯まるカードだ。空港ラウンジ「デルタ スカイクラブラウンジ」が利用できるのも魅力。この航空系ゴールドカードのメリットやデメリット、またどんな人におすすめかについて、詳しく紹介していこう。

目次
1,「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」の3つのポイント
2,基本スペックと審査基準、スタータスは?
3,マイレージサービス、還元率 通常1.3%
4, 3つのメリット 空港ラウンジ、旅行優待、保険
5,その他の特徴 Visaの特典やETCカード無料
6, 3つのデメリット 年会費、利用限度枠、マイルの使い道
7,どんな人におすすめか?

1,「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」の3つのポイント

三井住友トラストクラブが発行する「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」は、どういうカードなのか?主なポイントは、以下の3つだ。

  • クレジット利用により1.3%の超高還元率でマイルが直接貯まる
  • 国内空港カードラウンジだけでなく羽田・米国の航空会社ラウンジを利用できる
  • 利用可能枠の上限が低い

    この3つのポイントを中心に、特徴を紹介していこう。

2,「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」の基本スペックと審査基準

まず、このカードの基本スペックと審査基準を紹介する。

「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」の基本スペック

国際ブランド VISA
年会費 1万8,000円(税別)
家族会員9,000円(税別)
マイレージサービス デルタ スカイマイル
通常マイル還元率 1.3%(100円ごとに1.3マイル)
マイル交換対象 特典航空券
座席アップグレード
諸手数料への充当 など
空港ラウンジサービス 国内31空港+韓国・仁川+ハワイ・ホノルル
羽田・米国のデルタ スカイクラブラウンジ
(年3回または3名まで)
付帯保険 海外旅行傷害保険(利用付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
ショッピング保険
追加カード 家族カード
ETCカード

他のゴールドカードでも利用できることの多い国内31空港に加えて、「デルタ スカイクラブラウンジ」も利用できるのは、このカードならではの特典と言えるだろう。

審査基準――年収400万円が目安

審査基準は公開されていないが、公式サイトには入会目安として「25歳以上・年収400万円以上」と記載されている。それ以下の年収では審査落ちの可能性が高く、ゴールドカードの中では比較的審査が厳しいほうだろう。

もちろんこれは、クレジットヒストリーに傷がないことが前提だ。

年会費を下げる方法――初年度のみ利用金額達成で半額に

本会員に関しては、初年度のみ年会費の半額が返金される特典がある。ただし、これは新規入会後3ヵ月間のクレジット利用金額が、20万円以上の場合に適用される。また、このカードと同じ三井住友トラストクラブ発行のカードから切り替えた場合は、対象外だ。

「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」のステータス性

このカードのスターテス性を測るため、同じカード会社から発行されている「TRUST CLUBゴールドカード」と比較してみよう。
 

デルタ スカイマイル
TRUST CLUB
ゴールドVISAカード
TRUST CLUB
ゴールドカード
年会費 1万8,000円(税別)
家族会員9,000円(税別)
1万2,000円(税別)
家族会員無料
入会の目安 25歳以上・年収400万円以上 25歳以上・年収400万円以上
利用可能枠 80万~125万円 80万~125万円
ポイント/マイル マイル還元率1.3% ポイント還元率0.75%
空港ラウンジサービス 国内31空港+韓国・
仁川+ハワイ・ホノルル
羽田・米国の
デルタ スカイクラブラウンジ
(年3回または3名まで)
国内31空港+韓国・
仁川+ハワイ・ホノルル
旅行傷害保険 最高7,000万円
(海外・国内)
最高7,000万円
(海外・国内)
ショッピング保険 年間500万円 年間500万円

付帯保険などのスペックはほとんど変わらないが、クレジット利用により貯まるのがポイントかマイルかという点が大きく異なる。一般的にマイルは1マイル→2円程度の価値があるとされるので、「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」は、「TRUST CLUBゴールドカード」と比べて還元率が高いカードと言えるだろう。

また、空港ラウンジサービスも内容が異なる。「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」では、ハイクオリティな「デルタ スカイクラブラウンジ」も利用できる。

還元率や空港ラウンジを見ると、「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」は一般ゴールドカードよりもややステータスが高いと考えられる。

3,「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」のマイレージサービス、還元率

このカードの最大の特徴は、ショッピングなどのクレジット利用で直接マイルが貯まることだ。ここからは、その概要を紹介しよう。

貯まるマイルと還元率――100円で1.3マイルのデルタスカイマイル

貯まるマイルは、「デルタ スカイマイル」。クレジット支払い100円ごとに1.3マイルが貯まるので、マイル還元率は1.3%だ。ただし、Apple Pay利用分は100円ごとに1マイル貯まる。

なお、このカードはデルタ航空+スカイチーム加盟航空会社のマイレージカードとしての機能も持つ。

スカイチーム加盟航空会社

アエロフロート アルゼンチン航空 アエロメヒコ航空 エアヨーロッパ
エールフランス航空 アリタリア航空 チャイナ エアライン 中国東方航空
中国南方航空 CSAチェコ航空 ガルーダ・
インドネシア航空
ケニア航空
KLMオランダ航空 大韓航空 ミドル・イースト航空 サウジ航空
タロム航空 ベトナム航空 厦門航空

デルタ航空および上記のスカイチーム加盟航空会社、スカイマイル提携航空会社のフライトでマイルを獲得できる。

マイルの交換対象――27の航空会社の特典航空券に交換できる

マイルはデルタ航空の特典航空券に交換できるほか、以下の提携航空会社の航空券にも交換することができる。

特典航空券に交換できる航空会社

アエロメヒコ航空 アルゼンチン航空 アリタリア航空 エールフランス航空
中国東方航空 チャイナ エアライン 中国南方航空 ハワイアン航空
KLMオランダ航空 大韓航空 LATAM航空 マンダリン航空
ミドル・
イースト航空
サウジ航空 上海航空 タロム航空
ベトナム航空 ヴァージン
アトランティック航空
ヴァージン
オーストラリア航空
ウエスト
ジェット航空
厦門航空 エアヨーロッパ エア タヒチ ヌイ チェコ航空
ガルーダ・
インドネシア航空
ケニア航空 スカイマーク

ここには、日本の航空会社であるスカイマークが含まれている。そのほか、一部航空会社のフライトの座席アップグレード、各手数料への充当、機内での雑誌購入などにマイルを使うこともできる。

ボーナスマイル――最大2万5,000マイルが付与される

このカードでは、入会時と毎年の更新時にボーナスマイルが付与される。

入会・更新ボーナスマイル

ボーナスマイル名称 付与マイル数
入会ボーナスマイル 6,000マイル
更新ボーナスマイル 3,000マイル

さらに、入会後6ヵ月以内のデルタ航空日本発着国際便の初搭乗時に「ファーストフライトボーナスマイル」が付与される。

ファーストフライトボーナスマイル

搭乗クラス 付与マイル数
デルタ・ワン
ビジネスクラス
2万5,000マイル
デルタ・プレミアムセレクト
デルタ・コンフォートプラス
メインキャビン
ベーシックエコノミー
1万マイル

付与されるマイル数は搭乗クラスによって異なるが、最大で2万5,000マイルだ。

ポイントモール経由のポイントアップ分はキャッシュバックに

三井住友トラストクラブ発行のクレジットカードには、ポイントサイト「TRUST CLUB ポイントモール」が用意されている。このサイトを経由するとポイント倍率がアップするが、「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」ではポイントアップの代わりに、その分がキャッシュバックされる。貯まるマイルが増えるわけではないので、留意しておきたい。

4,「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」の3つのメリット

ここまで還元率について詳しく見てきたが、航空会社系クレジットカードだけあって旅を便利・快適にしてくれるサービスが付帯しているのも特徴だ。

メリット1,国内空港+羽田・米国の「デルタ スカイクラブラウンジ」を利用できる

国内主要31空港と韓国・仁川、ハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料・回数無制限で利用できる。

国内主要空港ラウンジ+韓国・ハワイのラウンジ

新千歳空港 函館空港 旭川空港 青森空港
秋田空港 仙台空港 新潟空港 富山空港
小松空港 成田国際空港 羽田空港 富士山静岡空港
中部国際空港 関西国際空港 神戸空港 伊丹空港
岡山空港 米子空港 広島空港 出雲縁結び空港
山口宇部空港 高松空港 徳島空港 松山空港
北九州空港 福岡空港 大分空港 長崎空港
熊本空港 鹿児島空港 那覇空港 仁川国際空港(ソウル)
ダニエル・K・
イノウエ国際空港
(ホノルル)

さらに、本会員は羽田空港国際線と米国主要空港の「デルタ スカイクラブラウンジ」を年3回、または3名まで利用できる(デルタ スカイクラブラウンジは家族会員は対象外)。

空港ラウンジは大きく分けて、クレジットカードのサービスとして利用できる通称「カードラウンジ」と、各航空会社が提供する通称「航空会社ラウンジ」がある。一般的には、後者のほうがサービスが充実している。

デルタ航空は2020年3月28日に成田空港での運行を終了し、日本便はすべて羽田空港を利用することになった。それに伴って成田空港のラウンジを閉鎖し、羽田空港にラウンジの新設を予定している。新ラウンジでは世界各国の料理、日本食、その場で調理されるヌードルバー、フルサービスバーが提供されるほか、シャワールームも完備されるという。

デルタ スカイクラブラウンジ設置場所

東京-羽田 ワシントン/
ナショナル
アトランタ ボストン
シカゴ-オヘア デトロイト ホノルル ロサンゼルス
メンフィス ミネアポリス/
セントポール
ニューヨーク・JFK/
ラガーディア
オーランド
ポートランド ソルトレイクシティ サンフランシスコ シアトル/タコマ

メリット2,海外高級ホテル、海外レンタカーなどで各種優待が充実

空港ラウンジサービスだけでなく、ホテルやレンタカーなど旅先でお得になる特典も豊富だ。

・会員限定ホテル優待
高級リゾートホテルで優待料金や特典が提供される。これらの優待のうち、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、部屋のアップグレードの可否は空室状況によって決まる。
 

地域 ホテル名 優待内容
モルディブ シックス
センシズ ラーム
宿泊代優待料金、朝食サービス(2名まで)
アーリーチェックイン
レイトチェックアウト
部屋のアップグレード
セイシェル シックスセンシズ
ジルパシヨン
宿泊代優待料金
朝食サービス
アーリーチェックイン
レイトチェックアウト
部屋のアップグレード
インドネシア アナンタラ
スミニャック
バリ リゾート
朝食サービス(2名まで)
アーリーチェックイン
レイトチェックアウト
ラオス アヴァニ+
ルアンプラバン
各種サービスが10%オフ
サンセットクルーズ
ホテル内レストランでの飲食スパトリートメント
モザンビーク アナンタラ
メジュンベ
アイランド
リゾート
宿泊料金優待
アヴァニ
ペンバ
ビーチ ホテル
宿泊料金優待

また、三井住友トラストクラブが発行するハイステータスカード「ダイナースクラブカード」の会員向け優待対象ホテルの中にある、以下の2つのホテルでも優待を受けられる。

地域 ホテル名 優待内容
ソウル ロッテホテルソウル
エグゼクティブタワー
ラウンジ利用(2名まで)または
空港-ホテル間をセダン送迎
※部屋タイプにより優待が異なる
ハワイ・オアフ島 トランプ・
インターナショナル・
ホテル・ワイキキ
ホテル規定の割引プランを
より有利な条件で利用できる
ドリンククーポン(1名につき1枚)

これらの優待を活用することで、通常よりもお得に豪華な海外旅行を楽しむことができるだろう。

・ハーツレンタカー優待
世界最大のレンタカー会社「ハーツレンタカー」を、米国(含むハワイ)、グアム、サイパン、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパで利用すると5~20%オフになる。

・その他のトラベル係優待
その他、海外旅行・国内旅行に関する優待として以下が提供される。

  • 50種類以上のブランドの海外パッケージツアーが最大5%オフ
  • ホテル予約サイト「Hotels.com」を8%オフで利用できる
  • JALエービーシー優待(空港宅配・レンタル携帯電話・手荷物一時預かりなど)
  • 国内パッケージツアー最大5%オフ
  • 宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」3,000円オフ
  • トヨタレンタカー5%オフ
  • タイムズカーレンタル5%オフ
  • タイムズカーシェア会員、カード発行手数料無料、月額基本料金3ヵ月無料

メリット3,最高7,000万円の旅行保険、500万円限度のショッピング保険が付帯

このカードには旅行保険のほか、ショッピング保険も付帯する。

・旅行傷害保険
旅行代金をクレジットカードで支払った場合、海外・国内とも最高7,000万円の旅行傷害保険が付帯する(利用付帯)。これは、ゴールドカードの旅行傷害保険としては比較的高水準と言えるだろう。国内旅行傷害保険には、家族にも保険が適用される「家族特約」がついている。

海外旅行傷害保険(利用付帯)

保険項目 補償金額
(支払い限度額)
傷害死亡/後遺障害 最高7,000万円
傷害・疾病治療費用 200万円
賠償責任 3,000万円
携行品損害 30万円
救援者費用 100万円

国内旅行傷害保険(利用付帯・家族特約付き)

保険項目 本会員・補償金額
(支払い限度額)
家族特約対象者・補償金額
(支払い限度額)
死亡・後遺障害 最高7,000万円 最高1,000万円

・ショッピング保険(バイヤーズプロテクション)
カードで購入した商品が、90日以内に破損・盗難・火災など偶然の事故によって損害をこうむった場合の保険。年間500万円を限度として補償される(1品につき自己負担額1万円)。

5,「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」のその他の特徴 

マイル還元率が高く、ラグジュアリーな海外旅行をサポートしてくれる「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」。これまでピックアップしてきたもの以外に、日々の生活をお得にしてくれる特徴を2つ紹介しよう。

特徴1,VISAの優待も利用できる

このカードの国際ブランドとなる、VISAの優待も利用できる。サービス内容は、以下のとおり。

・オンライン旅行予約サービス「エクスペディア」優待
海外・国内ホテルの宿泊料金が8%オフ。さらに、航空券とホテルを合わせた料金が10万円(税別)以上の場合、2,500円割引になる。

・空港宅配サービス15%オフ
JALエービーシーが提供する空港宅配サービスを、15%オフで利用できる(対象空港:成田空港、羽田空港第3ターミナル、羽田空港第2ターミナル・国際線、中部国際空港、関西国際空港)。

・世界各地での優待
アジア(香港・台湾・タイ・マカオ)、ハワイ、グアム、ヨーロッパ(パリ、ロンドン、ミラノ、ミュンヘン、アムステルダム、ヘルシンキ、リスボン、スペイン、スイス)などでショッピングやグルメ利用代金が割引になるなど、各都市への旅行をお得に楽しめる優待が用意されている。

特徴2,ETCカードの年会費無料

ETCカードは、会員が所有する車両台数(車載器台数)に応じて5枚まで発行でき、年会費は無料。クレジットカード会社が発行するETCカードの中には、年会費が有料のものも少なくないため、クルマを持つ人にとってはメリットと言える。

6,「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」の3つのデメリット 

このカードのデメリットを挙げるなら、以下の3点だろう。

デメリット1,年会費に割高感がある

回数制限があるとはいえ、航空会社の空港ラウンジを利用できるなど、通常のゴールドカードと比べて高いスペックであることは間違いない。しかし、それを考慮に入れても1万8,000円の年会費はゴールドカードとしては少し割高だ。

また、年会費が高い割に旅行傷害保険が利用付帯であり、傷害・疾病治療費が最高200万円と比較的低く設定されていることもデメリットと言える。

デメリット2,利用可能枠の上限が高くない

利用可能枠は80万~125万円であり、下限はいいとしても上限が高くない。

一般的に、ゴールドカードの利用可能枠の上限は300万円以上に設定されていることが多い。それを考えると、上限が125万円というのはゴールドカードを使う層の利用の仕方を考えると。やや物足りない印象がある。

デメリット3,マイルの使い道が米国向けに限られるものがある

マイルの使い道の中には、米国在住でないと活用しにくいものがある。たとえば、マイルはギフトカードに交換できるが、その額面は米ドルだ。またパッケージツアーにも交換できるが、いずれも米国発のツアーである。

7,「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」はどんな人におすすめ?

デメリットのところでも触れたが、このカードはゴールドカードとしては年会費が比較的高いので、それに見合うようにこのカードを生かすためには、年に数回はスカイチーム加盟航空会社のフライトを利用し、そのうち2~3回以上はデルタ航空を利用する必要がある。

デルタ航空で頻繁に米国へ行く人はマイルが貯まりやすいだけでなく、そのマイルも使いやすい。米国への渡航が多い人には、強くおすすめしたいカードだ。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 

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