マルシン工業 DRILL
製品名:MNF2 DRILL 価格:17,600円(税込み)
サイズ:M・L
アイキョウ 格好いい中にもかわいらしさが内包されてる!
1962年から半世紀にわたりヘルメットの製造販売を行っているマルシン工業。フルフェイスヘルメットからゴーグル付きの半キャップヘルメットまでラインナップは広く、どの製品もお手頃価格なのが特徴だ。
筆者のオフロードクラシックヘルメットのイメージは「イカツイ」というワード一つだったのだが、マルシン工業のDRILLはイカツイ中にも可愛らしさが感じられる。全体的に丸みを帯びたデザインで、カラーバリエーションにアイボリーやクラシックブルーなどの、パステルカラー系をラインナップしているのも要因だろう。
両頬に三か所ずつスリットが入っているのが特徴だが、内装を外してみたところヘルメット内部に風を送り込むためのものではなかった。あくまでデザイン上「オフロード感」を出すために採用されたものなのだろう。顎部分はしっかり張り出ているので口元のスペースは広めに確保されている。
オプションで設定されているバイザーもコンパクトで短い。黒やパールホワイトに装着するのとパステルカラーのヘルメットに装着するとイメージが全く異なり、かわいらしく見える。
DRILLのオプションパーツとして3年の歳月をかけて開発したというのがモーターサイクルゴーグル。フレーム色が定番のブラック以外にミリタリーを感じるオリーブドラブ、シックなマットグレーが選べるのがうれしい。更にオプションでバンドのグラフィックモデルが用意されておりカモフラやトリコロールが選べる。
サイズはM・Lから選ぶことが可能でチークパッド、クラウンパッドの単品売りもされているので、フィット感にこだわる人にもお勧めしたい。
リード工業 RUDE
製品名:RUDE 価格:17,600円(税込み)
サイズ:フリー
アイキョウ 見ためが一番いかつい!
リード工業は1965年からバイク用ヘルメットの製造・販売を行っている。同社の大ヒットヘルメットがRAZZOというジェットヘルメット。実は筆者も愛用していた経験があり実勢価格が1万円前後とは思えないクオリティに驚いたものだ。
RUDEの定価は17,600円。全体的な質感や装備、付属品を考えると超お値打ち価格だ。
リード工業のオフロードクラシックヘルメットは、まさに「いかつい」を体現しているモデルだ。口元のスリット部分はメッシュが配されており、内側にもスポンジが付いているが所々穴が開いており外気を直接取り込む仕様だ。注目すべきは顎の部分にはリブ形状を取り入れており厳つさを際立てせている。
このお値段なのに、なんとゴーグルが標準付属というから、もはや意味がわからない。後頭部にはゴーグルバンドを保持するストラップを採用している。ゴーグルのバンドが少々細い感じがしたが、実際に装着してみるとフィット感の良いクッション材が採用されており付け心地は悪くない。レンズはUVカットライトスモークだ。
オプション品のバイザーは直線的で長くソリッドな印象が強くなる。RUDEを被るなら、とことん厳つい感じを追求したい。ゴーグル×バイザーは両方ともインストールしたいところだ。
元パーツメーカー勤務の筆者としては、クオリティに対しての価格を文句なしに賞賛したい。サイズはワンサイズでカラーは艶消しのブラックとホワイトの二色展開と限られるが、全ては価格を抑えて提供するためと理解している。安価でクオリティの高いヘルメットを提供してきたリード工業の強みを生かした逸品と言えるだろう。
個人的にはRAZZOクラスの大ヒットになるのでは?と予感している。