ポステコグルー、ダービー勝利も喜べず!「十分に学んだのだから…」とダメ出しした相手は…
(画像=アンジェ・ポステコグルー 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

 セルティックは2日、レンジャーズとのダービーマッチで日本代表MF旗手怜央(24)の活躍もあり3-0と勝利した。ただ、アンジェ・ポステコグルー監督は母国のオーストラリア代表がFIFAワールドカップ・カタール大会に出場できない可能性があるだけに心中穏やかではないようだ。3日、オーストラリア・メルボルンのラジオ局『SEN』が伝えている。

 セルティックは今シーズン序盤にリーグ戦で3敗を喫したものの、昨年10月以降は無敗を維持。年明け以降も日本代表FW古橋亨梧(27)を負傷で欠きながらもMF旗手怜央(24)の活躍もありリーグ戦4連勝を飾る。そして今月2日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第22節(延期分)のレンジャーズ戦では、旗手怜央が前半だけで2ゴール1アシストをマーク。3-0と勝利したことにより、レンジャーズから首位を奪還している。

 一方、オーストラリア代表は昨年10月12日に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選の日本戦で0-1と敗戦。その後もサウジアラビアや中国相手に引き分けに終わるなど、勝ち点を積み重ねられない。そして先月27日開催のベトナム戦では4-0で勝利したものの、今月1日のオマーン戦で2-2のドローに。この結果、グループBの2位日本との勝ち点差が「3」に広がっているほか、3月24日の日本戦で敗れるとW杯本大会ストレートイン圏外の3位以下が確定する。

 その中、ポステコグルー監督はレンジャーズ戦後のインタビューでオーストラリア代表の話題を振られると「もちろん、追いかけてはいる。自分の国のことだしね」と切り出し「ここ数回にわたってワールドカップに出場しているし、今回も出場権を獲得してほしい。もちろん簡単な道のりでないことは分かっている」と代表メンバーにエールを送る。

 つづけて「個人的な見方だけど、アジアの他の国々はレベルアップしているのに、我々は停滞しているような状況が続いている気がする。私が指揮を執った4年間はアジアカップで優勝し、ワールドカップの出場権を獲得した。私にとっても素晴らしかったが、このレベルを維持する必要があると思う」

 「ワールドカップに出られないとがっかりするのは当然だ。『1度出場を逃しただけだし、我々はその経験から学ぼう』と言っているのではなく、『我々は十分に学んだのだから、つねにワールドカップ出場が期待されているはずだ』とね」とコメント。元オーストラリア代表指揮官として、代表チームにさらなるレベルアップを求めている。

提供元・Football Tribe Japan

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