ここ数年で一気に普及し、キャッシュレス決済の浸透を牽引するほどの存在になりつつあるQRコード決済。スマホひとつ持っていればコンビニなどでサッと会計を済ませられる手軽さは、一度慣れると非常に便利なものである。では、そんなQRコード決済の中で、どのサービスが最もユーザーを満足させることができているのだろうか。

今回は、ユーザー満足度が最も高いサービスと、その理由についてお伝えしていきたい。

ユーザーの総合満足度、1位に輝いたのは楽天ペイ!

楽天ペイがQRコード決済総合満足度1位に、2022年は「お得さ」を軸に競争激化か?
(画像=楽天ペイは利便性ではPayPayに劣るも、何と言っても「お得」で1位に(MMD研究所調べ)、『オトナライフ』より 引用)

リサーチ会社のMMD研究所は1月27日、同月に実施した「2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表。「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」「au PAY」「メルペイ」「LINE Pay」という6つのQRコード決済サービスユーザーの声を明らかにした。

ユーザーの総合満足度で3位となったのは699ポイントを記録した「メルペイ」だ。メルペイは「アプリデザイン部門」で1位を記録。「au PAY」をわずか1ポイント上回り、総合3位となった。そして2位には登録ユーザー数4,500万人を突破した業界最大手「PayPay」(720ポイント)。部門別に見ると「利便性部門」で1位となったものの、「信頼部門」で4位となったことが響いてか、惜しくも1位には届かなかった。

栄えある総合満足度1位に輝いたのは、「楽天ペイ」だった。「お得部門」で1位となったことをはじめ、4部門全てで3位以上という安定した評価を得られたことが戴冠の理由だろう。総合満足度のスコアは724ポイントで、2位・PayPayとは4ポイント差。3位以下が700ポイントに達していないところからも、楽天ペイとPayPayの一騎打ちだった様子が伺える。

2022年は「お得さ」を軸に競争が熾烈化する?

楽天ペイがQRコード決済総合満足度1位に、2022年は「お得さ」を軸に競争激化か?
(画像=「お得さ」の重要度は全体の40%以上を占めていた(MMD研究所調べ)、『オトナライフ』より 引用)

楽天ペイが1位となったのは、やはり「お得部門」での高評価が大きく影響した可能性は否定できない。楽天ペイの同部門のスコアは1097。部門2位のPayPayが1057だったことを踏まえると、「楽天ペイはお得」という認識がユーザーにより深く浸透していると言えそうだ。

また、「QRコード決済サービスで最も重要だと思う点」の設問では、回答者がサービスの満足度を判断する際に最も重視しているのは「お得さ」であることが判明している。楽天ペイは楽天グループの共通ポイント「楽天ポイント」を有効活用しやすい点などがユーザーの評価を高めたのかもしれない。

楽天ペイがQRコード決済総合満足度1位に、2022年は「お得さ」を軸に競争激化か?
(画像=QRコード決済を使い始めた理由もやはり「ポイント」や「キャンペーン」というキーワードが上位に(MMD研究所調べ)、『オトナライフ』より 引用)

今回総合満足度で1位・2位となった楽天ペイとPayPayといえば、「楽天経済圏」「PayPay(ソフトバンク)経済圏」としても様々な分野で火花を散らすライバル同士だ。今後、楽天ペイが首位を不動のものとするため「お得さ」に磨きをかけるのか、それともPayPayが魅力的な施策を打ち出してシェア奪還を目指すのか。2022年も2サービスから目が離せない。

出典元:QRコード決済6サービスの総合満足度1位は「楽天ペイ」【MMD研究所】

※サムネイル画像は(「写真AC」より引用)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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