
レアル・マドリードはパリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(23)と来季以降の契約締結で合意に達したと伝えられている。これにより、レンタル先のRCDマヨルカでプレーしている日本代表MF久保建英(20)が今夏レアル・マドリードへ復帰する可能性は低くなったかもしれない。
久保建英は昨年の東京五輪男子サッカー競技終了後、レアル・マドリードからRCDマヨルカへ1年レンタルにより再加入。昨年9月22日のラ・リーガ第6節・レアル・マドリード戦でヒザを負傷して戦列を離れていたが、11月末に復帰すると、先月4日の第16節・アトレティコ・マドリード戦で値千金の決勝ゴールをマーク。今月15日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ベスト16・エスパニョール戦でもフリーキックから先制ゴールを決めるなど、好調ぶりをアピールしている。
一方、レアル・マドリードは攻撃陣のタレント充実を図るためにムバッペやボルシア・ドルトムント所属のノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(21)の今夏獲得が噂されていた。その中、ドイツ紙『ビルト』は1月31日、レアル・マドリードがムバッペと年俸5000万ユーロ(約65億円)という条件で契約合意に達したと報道。ムバッペはPSGとの現行契約が今年6月に満了となる中、PSG側からの契約延長オファーを数回にわたり断っていたと伝えられている。
レアル・マドリードの専門サイト『Defensa Central』は先月24日、レアル・マドリードがムバッペやハーランドの獲得を狙っていることを理由に久保建英の復帰が厳しいという見解を披露。くわえて、現在レアル・マドリードからミランへレンタル移籍しているスペイン代表MFブラヒム・ディアス(22)が、ミランで「10」番を背負い攻撃陣の中心選手となっていることを紹介。久保建英がレアル・マドリードに復帰するためには、ブラヒム・ディアスのようによりレベルの高いクラブで結果を残す必要があると主張していた。
欧州の移籍ウィンドウは1月31日に閉鎖したが、今回のレアル・マドリードによるムバッペ獲得報道は多くのサッカーファンに衝撃をもたらしている。レアル・マドリードは世界最高額の年俸を支払うものとみられるだけに、今季終了後に余剰戦力の放出に踏み切ることが予想される。
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