モバイル専門のマーケティング機関MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)による「2022年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査の結果が発表された。

18歳~69歳の男女44,727人を対象に2022年1月1日~1月5日の期間で「2022年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」を実施。「最も利用しているスマートフォン非接触決済サービス」の結果から、上位3サービスの利用率が拮抗していることがわかった。

前回調査時2位の「モバイルSuica」が「iD」を逆転し1位に

スマホ非接触決済サービス利用率、前回首位の「iD」を「モバイルSuica」が逆転し1位に
(MMD研究所調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

キャッシュレス化が進み、利用できる場面が増えている非接触型決済。とくにスマートフォンユーザーにとっては、そのメリットから現金を持たずに行動する人も出るほど、当たり前のサービスになってきている。

今回のMMD研究所による「2022年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」(18歳~69歳の男女44,727人を対象に2022年1月1日~1月5日の期間で調査)によれば、利用されているスマートフォン非接触決済サービスの上位が1位「モバイルSuica」22.2%、2位「iD」21.6%、3位「楽天Edy」20.6%と非常に僅差であることが判明。

続いて4位「QUICPay」10.4%、5位「VISAのタッチ決済」9.3%、6位「nanacoモバイル」5.6%という結果となった。この結果から、セブン-イレブンやイオンなど、身近に実店舗がある小売系のサービスが、交通系や通信系サービスにシェアを引き離されているようにも感じられる。

2021年7月1日~7月5日に実施した前回調査では、1位「iD」が24.4%、2位「モバイルSuica」が23.1%、3位「楽天Edy」が22.4%という結果から、今回は「モバイルSuica」が「iD」を逆転する形になった。

今後利用を検討していると答えた1位は「楽天Edy」2位「モバイルSuica」だった

スマホ非接触決済サービス利用率、前回首位の「iD」を「モバイルSuica」が逆転し1位に
ひたひたと「モバイルSuica」の背後に迫っている「楽天Edy」(画像=『オトナライフ』より 引用)

現在利用しているサービスとしては、上位3サービスが2ポイント以内に収まるなど戦国時代状態な非接触決済サービス。だが一方で、非接触決済サービスの利用を検討中のユーザーを対象とした「最も利用を検討しているスマートフォンの非接触決済サービス」では少々異なる結果が見られている。

なんと「利用を検討している」では、「利用している」では3位だった「楽天Edy」が1位となっているのだ。それも20.1%と、2位以下を圧倒するかたちで、だ。ちなみに2位は「モバイルSuica」で14.2%、3位「VISAのタッチ決済」12.2%となっている。「利用している」2位の「iD」は6位(8.4%)と奮わなかった。

スマホ非接触決済サービス利用率、前回首位の「iD」を「モバイルSuica」が逆転し1位に
(MMD研究所調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

これらの結果から、現在非接触決済サービスの利用を検討している人が流入してくるほど、楽天Edyがシェアを伸ばし業界トップの座に輝く可能性が高くなりそうだ。果たして今後業界シェアはどのように推移していくのだろうか。その動向にも要注目だ。

出典元:最も利用しているスマホ非接触決済サービス、トップは「モバイルSuica」で22.2%、次いで「iD」が21.6%【MMD研究所】

(文=オトナライフ編集部)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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