韓国政府は1月20日、「メタバース新産業主導計画」を発表し、2026年までに達成する具体的な目標を提示しました。
韓国のメタバースは世界シェア12位前後と推定されていますが、5年以内に世界5位のメタバース先進国を目指すとしています。
韓国、5年以内に世界5位のメタバース先進国目指す
韓国政府は1月20日に開催された第53次非常経済中央対策本部会議で、「メタバース新産業主導計画」を発表しました。
同計画はインターネット上の仮想空間「メタバース」がもたらす、経済・社会変化への対応をまとめたもので、2026年までに達成する具体的な目標が提示されました。
韓国のメタバースは、世界シェア12位前後と推定されていますが、2026年には世界5位に引き上げることを目標としています。
その実現に向け、生活や観光、文化芸術などの分野でメタバースのプラットフォーム構築を支援し、人材養成のため各広域圏に「メタバースハブ(拠点)」を設ける計画です。
2026年までに4万人の専門家と、売上高50億ウォン(約4億8,000万円)以上の企業220社を育成し、50件のモデルケース提示を目指すとしています。
またメタバースプラットフォームの競争力として韓流コンテンツパワーを生かすべく、伝統文化・芸術やゲーム、アニメーション、ファッション、スポーツなど幅広い分野で事業を後押しします。
万博や五輪などの国際的なイベントや見本市では、オンラインとオフラインを融合させたメタバースイベントとして開催します。
文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ
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