革靴の手入れ方法を紹介します!
革靴ってどうやって手入れしたらいいの?どのくらいの頻度?道具は何を使えばいいのか?といった疑問をお持ちではないでしょうか。
革靴の手入れ方法には綺麗にできる方法がはっきりとあるので、それを覚えておけば実は簡単です。
意外と適当にやってしまっている人が多いので失敗したりよくわからなくなったりしてしまいがちですが、基本的なことを押さえておけば問題ありません。
目次
今日で疑問解消!革靴の手入れの基本と傷やしわのメンテナンス
革靴の手入れ道具は?おすすめを紹介
今日で疑問解消!革靴の手入れの基本と傷やしわのメンテナンス
まずは革靴の基本的なメンテナンス方法・頻度や、傷やしわが付いてしまった場合の手入れ方法を解説していきます。これを押さえておけば、基本的に革靴をどう手入れしていいのかわからない、といったことはなく、スムーズに手入れできます。
せっかくオシャレなお気に入りの一足を手に入れても、手入れしないと長く履くことはできませんし、オシャレに履きこなすこともできません。いくらオシャレな革靴でも汚れていたり傷んでいると台無しなので、ぜひ手入れ方法を押さえてオシャレに履きこなしてください。
まずは革靴の基本的な手入れ方法や頻度を確認!
革靴のお手入れは毎日のブラッシング、週一のからぶき、月一のフルコースです!まずはフルコースの内容を紹介します。以下の手順で月一で手入れすれば革靴のメンテナンスはバッチリ。
・ブラッシングで汚れを落とす。
・クリーナーを塗って頑固な汚れを落とす。
・からぶきで油や浮いた汚れを落とす。
・クリームで色を整える。
・全体をブラッシング&からぶきで再度色、汚れを綺麗にする。
・シューポリッシュを塗ってつやを出す。
・仕上げにからぶきする。
・撥水スプレーで汚れの付着を防ぐ。
・湿気から守る&形を整えるためにシューツリーを入れて保管する。
以上が革靴の手入れ方法のフルコースです。最初にブラッシングを行うことが基本ですが、その後のからぶきのタイミングなどはお好みで変えても問題ありません。たとえば、クリーナーを塗る前に古い油が気になるから先にからぶきする、といった感じです。
革靴の手入れを失敗しない!特に気をつけたい注意点
①クリームの塗り過ぎには要注意!
フルで革靴を手入れする頻度は月一程度にしましょう。頻繁にクリームなどを塗るとかえって傷む、古い油が蓄積してむしろ汚くなる、といったことが起こります。
また、クリームを塗りすぎると酸化してひび割れる原因になるので、量の塗りすぎも頻度が多すぎることも注意が必要です。
1ヶ月経っても色落ちやツヤ落ちがない場合は、クリームを塗る必要はありません。必要ないのに塗りすぎるとかえって汚くなるので、それよりもブラッシングとからぶきをマメに行うことが革靴を長く綺麗に履くコツです。
②特に重要なのは毎日のブラッシング!
毎日ブラッシングを行うことで古い汚れが蓄積していくことを防げます。からぶきの頻度は毎日行っても問題ないのですが、週末に行うくらいでちょうど良いでしょう。
毎日ブラッシング、週一程度でからぶき、月一程度でクリームなどを含めてフルコースで手入れする。これでオシャレな革靴を長く綺麗に履けますよ。
革靴に傷ができてしまった!どうやって手入れすればいいの?
革靴の傷補修は、上で説明したフルコース手順の一部で対応できます!それでは、具体的に革靴の傷補修方法を紹介します。
・ブラッシングやからぶきで汚れを落とす。
・靴と同じ色のクリームを傷の部分に塗る。
・ブラッシングなどで馴染ませる。
・撥水スプレーを傷の部分に掛ける。
以上の流れで小さな傷なら修復できます。傷修復のための工程はすべて上で挙げた月一のフルコースの中に含まれています。革靴を履き続けていれば小さな傷ができることもありますが、基本的な手入れでカバーできるのです。ちょっとしたメンテナンスで長く綺麗に履けるということですね。
ただし、あまりにも凹凸の大きい傷は自分ではどうしようもありません。クリームを塗っても色剥げが直るだけなので、凹凸が大きすぎると目立ってしまいます。その場合は修理業者に依頼するか、買い替えるしかありません。
革靴にしわができてしまった場合はどう手入れする?
革靴のしわにはスチームアイロン!あまりご存じない方も多いかと思いますが、これが実は効果的なしわ取り方法なんですよ。もちろんシューキーパーを入れて普段からしわを付けないように注意するのが基本ですが、深いしわが付いてしまった場合は以下の手順で取れます。
・ブラッシングやからぶきで汚れを落とす。
・無色のクリームでしわの部分を保護する。
・水でしわの部分を少し湿らせる。
・しわの部分にスチームアイロンを掛ける。
アイロンを掛ける前にクリームや水で保護しておくことが重要です!そして、アイロンを掛けるときもあまり高温でやらない、同じ部位に5秒以上当て続けない、といったポイントを守ってください。
アイロンの熱はしわ伸ばしに効果的ですが、革靴にダメージを与えます。なるべくダメージを最小限に抑えつつしわを伸ばしていってください。革靴を履いていればどうしても少しはしわができてしまうので、定期的にアイロンで伸ばすことで綺麗に履き続けることができますよ。
ただし、頻繁にアイロンを使いすぎると革靴にどんどんダメージが蓄積されてしまうので、細かいしわを気にし過ぎないことも必要でしょう。
革靴の手入れ道具は?おすすめを紹介
革靴のお手入れ道具は基本的なものをそろえればバッチリ!具体的には、シューキーパー、ブラシ、クリームがあれば問題なし。からぶき用の布は古いTシャツなどでも十分OKですよ。そうはいっても、クリームだけでも種類が多すぎてどれを選べば良いのかわからないかもしれません。
そこで、人気絶大でこれさえあれば間違いない!というおすすめ商品を紹介していきますね。
おすすめのクリームはこれだ!ツヤも色も保湿もばっちり
革靴用のクリームはいくつか種類があり ます。主なものは、乳化性クリーム、油脂性クリーム、油脂性ワックス、デリケートクリームなど。乳化性クリームなら保湿、色がそれ一つで決まりますが、ツヤ出しにこだわるなら油脂性商品もおすすめ。
油脂性の商品でツヤ出しと色調整を行い、デリケートクリームで保湿する、といった組み合わせも可能。どういった組み合わせで使用するかは自由ですし、絶対的な正解はありません。それぞれの商品の特性を把握し、色、ツヤ、保湿をトータルバランスで考えることが重要でしょう。
ただし、いろいろな商品を使いすぎるとかえって革靴を傷め、また綺麗に仕上がらないので、クリームは1~3種類程度の使用にするのがおすすめです。
■モゥブレイ
■ブラックシュークリームジャー
- M.MOWBRAY
- 価格¥990(2022/01/28 07:33時点)
- 商品ランキング16位
モゥブレイは皮靴のクリームとして最初に名前が挙げられるくらいの有名ブランド。そして、その中でもシュークリームジャーなら色もツヤもバッチリ!乳化性の製品なので、保湿性が高く皮がしなやかに仕上がりますよ。
さらにカラーも豊富なので、自分の持っている革靴にぴったりはまる。いくら製品が良くても革靴の色と合っていないと綺麗に仕上がらないので、豊富なカラーで安心です。
■モゥブレイ
■デリケートクリーム
- M.MOWBRAY
- 価格¥1,100(2022/01/28 07:33時点)
- 商品ランキング6位
デリケートクリームもモゥブレイの目玉商品。こちらは革靴専用の商品ではないので無色のクリームになります。乳化性のものよりも水分が多めに含まれているのでよりしっとりと仕上がり、ツヤは控えめ。
デリケートクリーム単体で使ってツヤを控えめにしても良いですし、ツヤ出しは別の商品で行うのもあり。どのくらいツヤを出すかは個人の好みによるところも大きいので、好みに合わせてしっとり感、色合い、ツヤ感をうまくコントロールしていくと良いです。
デリケートクリームのようにしっとりと仕上げる商品、色を整える商品、ツヤを出す商品、などをうまく組み合わせて使用することで、仕上がりを調整可能。
■イングリッシュギルド
■ブラックワックス
- ENGLISH GUILD(イングリッシュギルド)
- 発売日2017/01/01
イングリッシュギルドのビーズミラーワックスは、油脂性のワックスですが、クリームと考えて問題なし。ワックスはツヤ出し、クリームは色やしっとり感の調整用、といった使い分けをしている人もいるかもしれませんが、ビーズミラーワックスは色調整、しっとり感、ツヤ出し、すべての用途に使用可能。
保湿効果も高いのですが、やはり油脂性のワックスなので重厚感のあるツヤが最大の魅力。これ一つでばっちり決まりますが、特にツヤ出しを大切にしたい人におすすめの商品と言えるでしょう。また、カラーはブラックを紹介していますが、ネイビーやブラウンもあるので、お持ちの革靴の色に合うものが見つかるでしょう。
ブラッシングは革靴お手入れの基本!おすすめブラシを紹介
革靴用のブラシには大きく分けて三種類あります。馬毛、豚毛、ヤギ毛の三種類です。それぞれ特徴と用途があるので紹介します。
・馬毛
豚毛に比べて柔らかい毛質なので、全体をざっとブラッシングするのに向いています。普段のブラッシングは馬毛のブラシを使用。
・豚毛
豚毛ブラシは馬毛のブラシに比較して毛が硬いので、細かいところのブラッシングやクリームを伸ばすのに向いています。毎日のメンテナンスでは使用せず、月一程度のより細かいメンテナンスで使用することが多い。
・ヤギ毛
ヤギ毛のブラシは馬毛よりもさらに柔らかいという特徴があります。用途としては、最後にざっと全体をブラッシングし、クリームの偏りを少し伸ばしたり、作業中に付着した少しの汚れを落とすイメージ。
このように三種類のブラシはそれぞれ使用目的が異なるのですが、馬毛と豚毛を併用することが多いです。ヤギ毛に関しては最後の仕上げに良いのでおすすめですが、必須ではありません。まずは馬毛と豚毛をそろえることが必須。
■コロニル
■馬毛ブラシ
- Collonil(コロニル)
- 価格¥1,760(2022/01/28 01:59時点)
- 商品ランキング113位
コロニルの馬毛ブラシは革靴用のブラシの定番。お手頃価格ですが見た目に高級感があり、軽くてブラッシングの機能性も高いので間違いなし。何を買えばいいか迷ったら、コロニルの馬毛ブラシがおすすめ。
■コロンブス
■豚毛ブラシ
- Columbus
- 価格¥800(2022/01/28 01:59時点)
- 商品ランキング1,649位
豚毛ブラシはコロンブスのジャーマンブラシがおすすめ。小さくて丸いタイプのブラシもあるのですが、一般的な長方形の形状のブラシが広範囲を一気にブラッシングできて使いやすいでしょう。小さいブラシがなくても、一般的な形状のブラシの端を使えば十分に細かいところのブラッシングも可能。
■コロニル
■ヤギ毛ブラシ
- Collonil(コロニル)
- 価格¥2,607(2022/01/28 01:59時点)
- 商品ランキング14,445位
コロニルのファインポリシングブラシは毛並みが柔らかくサラサラのブラシ。革靴手入れの最後にさらっとブラッシングするとつややかな仕上がりになり満足感があります。ヤギ毛ブラシは必須ではないと上述しましたが、このブラシはおすすめの逸品。
革靴お手入れセットを買えば割安で楽!
クリームとブラシのおすすめをそれぞれ紹介してきましたが、革靴お手入れセットで購入すれば簡単に必要な道具がそろいます。セット購入もおすすめなので、特におすすめのセットを紹介します。
■コロンブス x 銀座大賀靴工房
■シューケアセット
- 価格¥2,980(2022/01/28 01:59時点)
- 商品ランキング201,145位
このセットを購入すれば、シューケアに必要な道具が一通りそろいます。ブラシもクリームもおすすめのもので、人気の商品となっています。別々に選ぶのではなく一気に必要な道具をすべてそろえたい、という人におすすめ。