おしゃれな着こなしを可能とするミリタリージャケットは、メンズのファッションコーデに欠かせない存在です。そんな「ミリタリージャケット」は、どんなスタイルで着こなすとかっこよく、そして機能性を最大限に駆使することができるのでしょうか?今回は、そんなミリタリージャケットの着こなしコーデを様々な観点からご紹介していきます。

目次
ミリタリージャケットについての基礎知識
ミリタリージャケットの人気ブランド

ミリタリージャケットについての基礎知識

ミリタリージャケットのかっこいい着こなしコーデを種類別に一挙ご紹介!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

「ミリタリージャケット」について、男性でさえもあまり深い知識を持っていないという方も多いのではないでしょうか?現代ではミリタリージャケットは、ハイセンスなコーディネートを可能とする、とてもおしゃれなファッションを楽しめるアイテムのひとつとして、多くのメンズから絶大な支持を得ています。

そんなミリタリージャケットが持つ様々な特徴や、ミリタリージャケットについて知っておくべき基礎知識を詳しくみていきましょう。

ミリタリージャケットとはどんなアイテム?

すでにミリタリージャケットを持って、おしゃれを楽しんでいるメンズもいるかもしれません。あるいはこれからミリタリージャケットをファッションアイテムに取り入れ、よりおしゃれを楽しもうと思うメンズも多いのではないでしょうか?

そもそも「ミリタリージャケット」は、戦争で軍人が軍服として着用していたジャケットのことを指します。その軍服をもとにしてデザインを起こし、さらに軍服を思わせるようなアイテムが施されています。さらに、より本物に近づけるべく、本物のDリングに似たデザインが施されるジャケットもあります。

この軍服を思わせるジャケットが「ミリタリージャケット」と呼ばれています。実際、ミリタリージャケットには、多くのモデルがあり、その中でも「MA1」「N3B」「M51」「M65」が主流で、様々なアパレルブランドから数多くのミリタリージャケットが開発・製造・販売されています。

ミリタリージャケットはメンズがファッションコーデを楽しむためのアイテムに最適だと言われ、これまでと変わらぬ根強い人気を誇っています。

ミリタリージャケットの定番MA1とは

先ほどご紹介したミリタリージャケットの中でも代表とも言えるモデルのひとつ「MA1」は、もとはアメリカ空軍の軍人によって利用され、1950年代に広くフライトジャケットとして採用されていました。軍用機の操縦席で他の機材の邪魔にならずに着用することが必要であったため、必要最低限の装飾に留め、とてもシンプルでスタイリッシュに見せる作りをしています。

緑地にオレンジの裏地が付いて、とてもインパクトがあり目を引くカラーです。このオレンジは俗に言う「レスキューカラー」の派手な色味が特徴的。身にまとうことで自然なカジュアルスタイルを生み出すなど、メンズに人気のモデルとなります。

「MA1」こそ現代のファッションに取り入れられることの多いモデルで、注目を集めています。

ミリタリージャケットのもう一つの代表格M-65

ミリタリージャケットのかっこいい着こなしコーデを種類別に一挙ご紹介!
(画像=引用:Amazon、『KASHI KARI』より引用)

寒さが厳しい場所でも耐え抜くことができる防寒力に優れたジャケットとして、アメリカ軍の軍服に取り入れられ、1965年に採用されたことが始まりの「M-65」は、アメリカの軍人が愛用したことで世界へと広がりました。

その名残もあり、現代のモデルでもナイロン素材で仕上げたミリタリージャケットとして、主に防寒用として位置付けられています。色柄も、基本色となるオリーブグリーンをはじめ、ウッドランドパターンやデザートパターン、王道のカモフレージュ柄など、様々なタイプが展開され、メンズのファッションを彩る存在となっています。

これらを基本形とし、様々なアパレルブランドが、このスタイリッシュなM‐65のデザインを取り入れたミリタリージャケットの製造をスタートさせ、現在に至っています。

ミリタリージャケットの人気ブランド

ミリタリージャケットのかっこいい着こなしコーデを種類別に一挙ご紹介!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

「ミリタリージャケット」は、メンズのファッションアイテムとしてぜひおさえておきたい1着です。様々なデザインや色、柄が展開されている中で、あなた自身のファッションコーデにプラスさせたいミリタリージャケットを選ぶ際、どんなブランドがあるか知りたいメンズも多いのではないでしょうか?

そこでここからは、おしゃれアイテムに必須とも言えるミリタリージャケットで、ぜひおすすめしたい人気ブランドを厳選して3つご紹介します。それぞれのブランドが持つ様々な特徴も踏まえ、みていきましょう。

ブランド①ALPHA INDUSTRIES

アメリカのバージニア州にて、1954年、ミリタリーブランドとして誕生した「アルファインダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)」は、もとはアメリカ軍の軍人が使用するフライトジャケットの製造が、ブランド誕生のきっかけとなっています。

その際、製造していたのが現在ファッションアイテムとして取り入れられている「MA1」をはじめ、スタイリッシュな「M65」、「N3B」などのミリタリージャケットとなります。アメリカの軍人が軍用に活用するジャケットは、3本ラインの入ったものを着用。

これは、一般人となる私たちが使用するミリタリージャケットとの違いを明らかにするためのもの。その当時から、ミリタリージャケットを愛用する軍人の姿は、とてもおしゃれに見えるだけではなく、どこか現代のおしゃれなメンズのファッションアイテムになることを示唆するかのように感じます。

今となってはアルファインダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)のブランドロゴとして、アメリカをはじめ、ヨーロッパ各地、さらには日本までも、多くのメンズファンを持つハイブランドに君臨しています。

ブランド②AVIREX

AVIREX (アヴィレックス)は、1975年にアメリカ空軍の軍製品を開発・製造する会社として誕生したブランド。軍人の防寒のため高機能な性能を最重要視し、軍用機を操縦するパイロットの暖を確保、「第二の皮膚」などと呼ばれるような高い性能を持つウェアの開発に力を注ぎ、多くの製品を世界に向けて発信してきたブランドです。

そのため、高機能なフライトジャケットとして、数多くの伝説を作り、それが現在も受け継がれています。このAVIREX (アヴィレックス)は、1986年に公開された映画「トップガン」でトム・クルーズが着用したことで有名になったことは、多くの方がご存知でしょう。

その後、映画「インディー・ジョーンズ」「メンフィスベル」でも脚光を浴び、本物かつ確かな製品として、世界を駆け巡る製品として定着しました。このように、存在感のあるAVIREX (アヴィレックス)は、現代に生きるメンズのファッションアイテムとして、時を感じさせないほどの美しいフォルムで生き続けていると言えるでしょう。

そんな魅力溢れるAVIREX (アヴィレックス)のミリタリージャケットは、ぜひ1着持っておきたいファッションアイテムとしてもおすすめです。

ブランド③HOUSTON

ヒューストン(HOUSTON)は、ユニオントレーディング株式会社が1972年に発足させたミリタリーブランドとして、日本製となるフライトジャケットを生み出した最初の会社です。それが「M51」シリーズとなり、カジュアルな着こなしを可能とすることから、日本のみならず世界のファッション界に大きな激震を与えることになりました。

また、日本のドラマとなる「踊る大走査線」において、刑事役の織田裕二が着用したミリタリージャケットこそ、「ヒューストン(HOUSTON)」ブランドのものです。M51は、他のミリタリージャケットよりも丈が長めに作られているため、日本のビジネスマンはスーツの上から防寒具としても活用する姿が目立ちます。

もちろん、普段使いにカジュアルな着こなしで利用するメンズも多く、ヒューストン(HOUSTON)の着こなし可能なデザイン性の高さがうかがえます。近年、ミリタリーブームによってヒューストン(HOUSTON)ファンも増え、若年層からの支持も得ていることから、将来性のあるブランドとして注目されています。