“SEIKO(セイコー)”のアニバーサリーモデルとして、1961年誕生のキングセイコーが21年に忠実復刻された。 アンティーク国産時計ファンにはなじみ深いモデルで、復刻モデルの発表は多くのユーザーを驚かせた。 ベースモデルとなったのは65年に発売されたキングセイコーの2代目に当たる“KSK”。防水性能やハック機構を備えるなど実用性がさらに高まったことで当時高い評価を獲得している。
この度、そんなキングセイコーが数量限定ではなくレギュラーモデルとして復活。さらに“KING SEIKO(キングセイコー)”ブランドとして60年余りの時を経て現代に甦った。 2022年2月18日(金)より全世界のセイコーブティック、7月8日(金)よりセイコーウオッチサロンにて順次発売される。

復刻モデル同様KSKを開発の土台として採用。 実用性の追求に加え、無駄のない文字盤レイアウトにエッジを際立たせたシャープなケーススタイリング、ボックス型のガラス風防など、キングセイコーデザインのオリジナリティーを確立したモデルだ。

KSKから着想を得た本作は、オリジナルに近いコンパクトなサイズはそのままに、太くしっかりとしたラグの特徴を更に際立たせた現代的なスタイリングを実現。 大胆な多面カットが施されたケースは鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせることで、シャープな質感を表現している。
内面無反射コーティングを施したクラシックなボックス型形状のサファイアガラスにより、当時から受け継がれた格調高くも柔らかな雰囲気を再現するとともに、低重心化が図られ心地良い装着感を追求。
鋭い輝きを放つ多面カットの立体的なインデックス、堂々とした太く長い針も健在で、優れた視認性を確保している。 12時位置に植えられたインデックスはKSKから受け継いだユニークな形状で、天面に施されたライターカットのきらめきがKSK特有の個性を際立たせている。
文字盤カラーは全5種類で用意。シルバーカラーのSDKS001は1965年のKSKオリジナルカラーを再現したほかメタリックグレーの文字盤には、上下に流れる繊細なヘアラインパターンを施し現代的な表情に。 さらにチャコールグレー、ブラウン、レッドの文字盤は美しいサンレイ仕上げを施すことで手首に温かみを与えてくれる。

キングセイコーの“盾”をモチーフとしたブランドマークも復活。 当時のアイコニックなシルエットを継承しつつもよりフラットに、モダンに刷新され、リューズと裏ブタに刻まれた。

また1960年代のキングセイコーをオマージュしたフラットな多列ブレスレットを新たに開発。 ケース同様、鏡面とヘアラインに仕上げ分けした多面構成の形状は、快適な装着感とともにダイナミックな光の躍動を生み出す。
搭載されるキャリバー6R31は、カレンダー機能を省くことでオリジナルのKSKと同じような端正な文字盤の美しさを引き出している。 その一方でコンパクトな自動巻き機構と約70時間のロングパワーリザーブ性能をもち、現代のライフスタイルにふさわしい本質的な性能を有してもいるのだ。

時計の発売と同時に、キングセイコー用のベルトも5種類登場。カーフ製4種が1万7600円、スエード調の合成皮革製1種が1万6500円となる。 これらのベルトは公式ウェブサイトのシミュレーター上で、自身の思う最適な時計との組み合わせとして自由に楽しむことが可能だ。
KING SEIKO(キングセイコー)

■(左から)Ref.SDKS001(シルバー)。Ref.SDKS003(メタリックグレー)。Ref.SDKS005(チャコールグレー)。Ref.SDKS007(ブラウン)。Ref.SDKS009(レッド)。すべてSS(37mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.6R31)。各19万8000円(2022年2月18日(金)発売)
【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012
提供元・Watch LIFE NEWS
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