2000円札は、2000年7月に発行された日本の紙幣です。市場で見かけることが少ないため価値があると思っている方もいるはずです。お金の価値は額面どおりであることがほとんどですが、中には希少価値の高いお金も存在します。この記事では、価値のある2000円札の特徴とおすすめの買取業者をご紹介していくのでぜひご覧ください。
目次
2000円札とは?
価値の高いプレミア2000円札の特徴
2000円札とは?
2,000円札は、2000年に開催された沖縄サミットを記念して発行されたも紙幣で、表面には沖縄県にある守礼門が、裏面には「源氏物語絵巻」の鈴虫の詞書と「紫式部日記絵巻」の紫式部の姿が描かれています。
2000年に7憶7千万枚と2003年に1憶1千万枚製造され、2004年8月には5000円札を上回る五億一千万枚ほどが流通していましたが、2003年以降に製造されることはなく、2009年頃からはおよそ1憶枚で推移しています。
日本人の生活に馴染むことができず、発行から20年以上たった今では見かけることが少ない2000円札ですが、現金として使用できるのはもちろん銀行では両替もできます。
2000円札の価値はどれくらい?
では、現在の2000円札には、どのくらいの価値があるのでしょうか?市場にあまり出回っていないことから、2000円札には付加価値があると思っている方もいるかもしれません。しかし、基本的には2000円札は2000円以上の価値はなく、額面通りの価値と言えます。
2000円札の価値が高くない理由
限定品や販売数の少ない商品には付加価値が付くことがありますが、見かける機会が少ない2000円札には、なぜ付加価値が付いていないのでしょうか?ここからは、2000円札の価値が高くない理由をみていきましょう。
2000円札の価値が高くない理由にあげられるのは「現在でも流通している」というところです。5000円札や1000円札など他のお札と比べると発行枚数は少ないですが、2021年6月の時点で、全国に約9,600万枚が発行されています。
実際に使われる機会は少ないですが、銀行に行けば両替することができます。そして、2003年以降製造はされていませんが、現在でも発行されていることから、今はまだ付加価値があるとは言えないようです。
価値の高いプレミア2000円札の特徴
2000円札には、今はまだ額面以上の価値はないと解説しましたが、なかには価値の高いプレミア札も存在します。では、どのような場合に付加価値があるのでしょうか?ここからは、プレミア2000円札の特徴をチェックしていきましょう。
価値の高い2000円札①JL券
価値の高い2000円札に1つ目にあげられるのが「JL券」と呼ばれる紙幣です。2000円札の表面の左上と右下にはアルファベットで始まるシリアルナンバーが記載されています。通常このシリアルナンバーは同じナンバーが記載されています。
しかし、印刷ミスがあり左上はJから右下はLからと違うアルファベットから始まているものが流通しています。これらのお札は大変めずらしく、かなりの高額で取引されています。状態が良いものなら、15万円で取引されたこともあるようです。
価値の高い2000円札②AA券
価値の高い2000円札に2つ目にあげられるのが「AA券」と呼ばれる紙幣です。AA券とは、シリアルナンバーがAで始まりAで終わっている紙幣を指します。
Aで始まりAで終わっている紙幣は初期に製造されたことを示すため、通常の紙幣よりも価値があがります。ただし、比較的多く発行されているため、あまり高額は期待できません。
価値の高い2000円札③ゾロ目
価値の高い2000円札に3つ目にあげられるのが「ゾロ目」と呼ばれる紙幣です。ゾロ目とは、6桁の数字すべて同じ数字が並んだ状態を指します。「111111」や「777777」というようにすべての数字が揃うことはほとんどないため、人気が高く希少価値もあがります。
ほかにも、「123456」「234567」などの連番や「100000」「200000」などのキリ番「122221」や「233332」などのサンドイッチなども希少価値があると言われてます。
価値の高い2000円札④エラー券
価値の高い2000円札に4つ目にあげられるのが「エラー券」と呼ばれる紙幣です。エラー券とは、印刷にズレがあったり裏面に印刷されるデザインが表面に印刷されていたりするものを指します。
また、切り取りがきちんとされていない紙幣もエラー券になります。印刷が数ミリズレているものなど、素人では見分けがつかないものあるので、そんな時はプロに査定をお願いしてみましょう。エラー券はなかなか手に入らないため、JL券同様に高額取引が期待できます。