髭脱毛のデメリット3:1回では終わらない

髭脱毛は、1回受けただけではほぼ効果がありません。

5〜6回のコースを組んで「毛周期」を意識しつつ進めていくのが一般的で、効果を実感できるのもコース終盤からです。

髭脱毛のデメリットの原因「毛周期」とは

簡単に言うと、「毛周期」とは体毛の生え替わる周期の事です。一般的な男性の髭の内、体表面に出ているのは全体の10〜20%程度で、残りの毛穴は無毛状態(休止期)で次の毛を生やすエネルギーを蓄えています。

全毛穴でローテーションを組んで、常に毛が生えている状態を人間は作っているのですが、休止期の毛穴は基本的に脱毛できません。全ローレーションを脱毛しきるために、施術は回数を重ねる必要が出てきます。

髭脱毛のデメリット:効果が出るまで最低半年

髭脱毛を複数回受ける場合、毛周期の影響で次の毛が生えるのを待つ必要があるので施術の間隔を1〜2ヶ月開けます。月1で6回の髭脱毛を受けた場合、半年かかる計算です。

焦る気持ちは分かりますが、毛穴は合わせてくれないので間隔を短くしても意味はありません。大人しく待ちましょう。

髭脱毛のデメリット:コース一周ではツルツルは望めない

髭脱毛の〇〇回コースに安心して、ツルツルになると思ってはいけません。私も最初は、てっきりツルツルまで進めてくれるものかと思っていましたが、実は違います。

回収を重ねれば髭は徐々に薄くなっていき、コース1周で青髭が消えますがツルツルには足らない場合が多く、2周目が必要な場合が殆どです。

本人の希望次第ではありますが、ツルツルまで進めたいのであれば覚悟しておきましょう。

髭脱毛のデメリット4:「永久」脱毛は不可能?

実は、「永久脱毛」と言う言葉は二重の誤解を生んでいます。

一般的に使われている「永久脱毛」と実際の定義は異なる上に、「永久」と言う言葉がさらに誤解を招きやすいです。

脱毛サロンで髭脱毛を受けるデメリット

「脱毛サロンで永久脱毛できる」と言うのは誤解です。サロンで受けられるのは、ただの脱毛であって「永久」は付かず、毛が再生します。

永久脱毛を名乗る為には明確な基準を突破する必要があり、それ相応の強力な脱毛機械が必要です。使用には国の認可が必要で、医療機関にしか扱う事ができない様に定められています。

脱毛サロンは医療機関では無いので国の認可が得られず、基準を下回る機械しか扱えません。その分痛みも弱いですが、効果も薄く回数も増えます。

髭の「永久脱毛」のデメリット

クリニックであれば国の認可を受けられるので、「永久脱毛」が可能です。「医療脱毛」「レーザー脱毛」と言われるのは認可を受けたクリニックの施術を指すので安心、では無いのが第2誤解です。

永久脱毛とは、2度と毛が生えなくなる事ではなく、あくまで一定の基準を突破した脱毛方法にすぎません。アメリカのFDA(米国食品医薬品局)の定義によると、

「レーザーを3回照射後6ヶ月経過した時点で67%以上の毛が減っている状態」をクリアできれば永久脱毛として認定されます。

脱毛施術後、ホルモンバランスの乱れなどによって毛が復活したとしてもノーカウントで、永久脱毛を名乗れる訳です。最近は脱毛も進歩しており復活したと言う話はなかなか聞きませんが、世の中に100%は無いので頭の片隅に置いておきましょう。

まとめ

髭脱毛の意欲を削ぐ内容で申し訳ありませんでした。しかし、筆者の経験からすると、デメリットは確かにあるものの髭脱毛はやるべきです。

得られるメリットに対してデメリットの殆どが短期的な物で、髭剃りによるタイムロスや肌荒れに比べたら小さな物です。髭が濃くて、青髭が消えない気持ちは良く分かります。筆者が髭脱毛を決意したのも、青髭と言うコンプレックスを解消するためでした。

開始から2年経った現在、青髭も無く非常に快適な毎日を送っています。本記事で挙げたデメリット達と自分の思いをすり合わせた上で、一歩踏み出してくれる事を祈っています。

提供元・KASHI KARI

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