「カイジ」のアプリゲームが、ネットを“ざわ…ざわ…”させている。マンガを原作として、アニメや実写映画、登場キャラクターのスピンオフ作品なども高い人気を誇り、ネット上でも広く愛されている人気作品の新作アプリゲームの登場にリリース直後から世間も注目。しかし蓋を開けてみればプレイに支障をきたすレベルのバグの連続で、悪い意味で注目を集めてしまっている状況だ。
今回は、いっそマイナスが突き抜けてプラスに転じているとすら思えるレベルの残念ぶりと、“クソゲー”を求めて集まってきた猛者たちの反応についてお伝えしていきたい。
カイジの新アプリゲーム、リリース初日からバグ祭りで話題に
ゲームの公式アカウント「カイジ -闇の黙示録- 公式」(@KAIJIYAMIMOKU)は1月20日、同日にiOS版のアプリが公開されことを報告。Android版も「準備が整い次第公開」と伝えた。また、「この度のリリースには予定しておりました全てを入れ込む事は叶いませんでしたが、新たな内容などをご紹介しつつ順次更新を行って参ります。応援のほど宜しくお願い致します」とファンへのメッセージも発信している。
しかしこのゲーム、公式の公開報告ツイートに「圧倒的クソゲー…!!」とユーザーからツッコミが入るほどのクオリティの粗さが話題に。「トップ画面の画質がもう…期待していた人も多いだろうに」「バグってオープニングとゲーム音楽が同時で流れる」と、起動直後からプレイヤーをバグが襲うという。
さらに実プレイでも「ノーヒントマインスイーパが無理すぎる」「Eカード、手札じゃなくて場に出したカードを選択しても先に進んでしまうんだが?皇帝側絶対勝てるやん…」「(クレーンゲーム風のゲームで)奥行の感覚が全くわからん」など、プレイに支障をきたすレベルの問題点が続々と指摘されている。
バグは意図的?単なるミス?謎が謎を呼ぶ展開に

画像は(Amazon.co.jp)より引用
他にも「キャラクターが紹介されてるページでしかキャラの能力確認できないんだけど、私の黒服くんは一覧に載ってない隠しキャラっぽいし、そのせいで能力が何か分からんのよ」と、キャラ性能を把握せずにゲームを進めなければいけない仕様や、「0件のプレゼントを受け取りました」と表示されたユーザーからは「『プレゼントはありません』くらいのメッセージもないのか」といったツッコミも寄せられている。
さらには「よく見たらあのクオリティの癖にサイズが614MBなんだが。お前61MBでもお釣りくるやろ」と、バグだらけ・画像も低画質な作りながら意外に容量を食うアプリに対する苦言や、「裏通りをタップすると『死ねば助かるのに』って聞こえるんだけどそれ、『アカギ』のセリフなんだよなぁ…」と原作者・福本伸行氏の別作品のボイスが使われているといったバグ(?)の存在も報告されていた。
しかしこれだけ話題になれば「そんなにひどいのか?一度やってみよう」と思う人がいることも事実。とくにAndroid版は公式HPによれば「公開審査中」(2022年1月25日時点)のためAndroidユーザーはおあずけ状態だ。「カイジのアプリやりたいのではやくAndroid版ください」といった待ちきれないユーザーが多数見られた。そのクオリティに反して、多くのユーザーが熱望する不思議な構図となっている。
また、アプリリリース時に公開されたキービジュアルのフレーズで「定期的なバージョンアップで昭和の時代から令和までを体感!」とあることも憶測を呼び、「この低クオリティは意図したものではないか」「バージョンアップによって一気に進化するのではないか」などと予測するユーザーも少なくなかった。もし意図的であれば、アカギのセリフが使われているのは後々の「追加キャラクターで登場!」というアツい展開への布石の可能性も捨てきれないが果たして…。
いったい何が真実で何がブラフなのか。このゲームは今後ファンを満足させるクオリティまで進化することができるのだろうか。今後の動向も見逃せない。
引用元:この度のリリースには予定しておりました全てを入れ込む事は叶いませんでしたが、新たな内容などをご紹介しつつ順次更新を行って参ります【カイジ -闇の黙示録- 公式(@KAIJIYAMIMOKU)さん】
※サムネイル画像は(Image:「カイジ闇の黙示録」公式より引用)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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