
明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、Kリーグ1(韓国1部)の蔚山現代に所属するU23韓国代表FWオ・セフン(23)の獲得をほぼ確実にしたようだ。28日、韓国紙『朝鮮日報』が報じている。
身長193cmをほこり左利きである同選手は、2018年に蔚山現代のトップチームに昇格。プロ1年目はリーグ戦で4試合の出場にとどまると、2年目の2019シーズンはレンタル先の牙山ムグンファFCでプレー。そして2019シーズン終了後に韓国国軍に入隊すると、昨年6月に兵役期間を終了して蔚山現代に復帰する。
そして2021シーズンの後半戦ではリーグ戦14試合中10試合で先発出場したほか、Kリーグ1ファイナル(上位6クラブによるプレーオフ)では全5試合でフル出場して4ゴール1アシストをマーク。高身長を生かしたポストプレーにより味方選手に時間を与える能力で、Kリーグ最高レベルと謳われている。
そんなオ・セフンの去就を巡っては、清水エスパルスは蔚山現代に対して「税抜きで移籍金15億ウォン(約1億4000万円)、将来欧州クラブへ放出する場合に売却益の10%を支払うという条項付き」という条件でオファーを提示したと、今月22日に韓国メディア『Sports Chunchu』が報道。ただ、蔚山現代のホン・ミョンボ監督は同選手の慰留に努める姿勢を見せていた。
しかし、『朝鮮日報』の報道によると、蔚山現代とオ・セフンの現行契約は2024シーズン終了後までとなっており、150万ドル(約1億7300万円)による契約解除条項が盛り込まれているとのこと。清水エスパルスはこの契約解除金満額を支払うことで同選手の獲得を決めたという。
なお、清水エスパルスは当初ブラジル人FWミカエル(22)の獲得を目指していたが、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)に降格したスポルチ・レシフェとの交渉が決裂。ミカエルの代替候補としてブラジル人FWクレーベル(25)の獲得に動いていたが、クレーベルもカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSC残留に向かっていた。
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