
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサンパウロを退団したブラジル人MFヴィトール・ブエノ(27)には、Jリーグクラブからオファーが届いたと伝えられていた。しかし、ここに来て国内クラブへの移籍がほぼ確実となったようだ。27日、ブラジルメディア『arqtricolor』が報じた。
身長185cmの同選手は、サントスやボタフォゴSP、ウクライナ1部の強豪ディナモ・キエフをへて、2019年4月にサントスからサンパウロへ加入。左ウイングや右ウイング、センターフォワード、トップ下など複数ポジションでの起用がつづく中、2020シーズンはリーグ戦で31試合に出場。そして2021シーズンはセンターフォワードを主戦場としていたが、19試合の出場で1ゴールに終わっていた。
そんなブエノの去就については、とあるJリーグクラブがサンパウロに対して、1年レンタルによる同選手の獲得オファーを提示したと、昨年末にブラジルメディア『Gazeta Esportiva』が報道。しかし、選手サイドは年俸430万レアル(約9000万円)を受け取っていたこともあり、Jリーグクラブやブラジル1部のセアラーSC、ブラジル1部昇格組のボタフォゴFRからのオファーを拒否。ただ、サンパウロはブエノとの契約期間を2023年12月まで残していたが、2022シーズンの構想に含めていなかったため、今週なかばに契約解除に踏み切っていた。
その中、『arqtricolor』の報道によると、ブエノはアトレチコ・パラナエンセからの3年契約によるオファーをすでに受け入れたとのこと。近日中にメディカルチェックを行い、正式にサインを交わすものとみられる。
アトレチコ・パラナエンセは2021シーズンまでブラジル人MFニコン(29)が攻撃陣の中核を担っていたものの、シーズン終了後に契約満了により退団。ニコンには横浜F・マリノスと名古屋グランパスがオファーを提示していたほか、鹿島アントラーズも関心を寄せていたが、サンパウロへの加入が決まっていた。
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