「K2」が取り組む2つのDX

下北沢の注目施設「(tefu) lounge」にミニシアター「K2」オープン
(画像=『IGNITE』より引用)

「K2」では、コロナ禍の中に新しく生まれる映画館だからこそチャレンジできるオンラインとのハイブリッドによる新しい映画館の形を模索するために、2つのDXに取り組んでいく。

一つは、バーチャル スクリーン 『Reel』。これは、映画館で実際に上映されている期間に限り有料でオンライン鑑賞できる劇場同時配信の仕組みで、売上の一部はその作品を上映している各劇場に均等に配分する。

オンライン上映で発生する利益を、デジタルが浸透している都市だけでなく地方の劇場にも等しく分配することで日本全体の映画文化を担保し続けようとするアクションであり、リアルとバーチャルでの映画鑑賞の体験を相互に補完する狙いもある。

もう一つは、ベーシック・インカムプラットフォーム『BASIC』を使った『K2』のファンコミュニティーの立ち上げだ。

ストック型で持続的な支援につながる月額参加型のコミュニティーを通じてより深い『K2』のファンになってもらい、映画体験をより豊かにするためのアクションを行っていこうと考えている。

下北沢の注目施設「(tefu) lounge」にミニシアター「K2」オープン
(画像=『IGNITE』より引用)

コロナ禍の逆風の中で誕生したミニシアター。今の時代に即した形で映画文化を発信していく拠点となりそうだ。

シモキタ‐エキマエ‐シネマ『K2』
スクリーン数:1スクリーン
席数:71席(内2席は車椅子受入可)
所在地:東京都世田谷区北沢2-21 tefu lounge 2F (シモキタエキウエ直結)

文・冨田格/提供元・IGNITE

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