アナタは電気・ガス・水道などの公共料金を、現金で払ったり銀行口座からの自動引き落としにしていないだろうか? それだと、ちょっと損しているかもしれないぞ! 実は、公共料金だけでなく、自動車税や固定資産税などの税金もキャッシュレス決済にすればポイントがもらえるのだ。そこで今回は、公共料金や税金の支払いで得する3つの裏ワザを紹介しよう。
【1】公共料金や税金をクレカで支払う
現在、電気・ガス・水道などの公共料金だけでなく、自動車税や固定資産税などの税金は、ほとんどの場合、キャッシュレス決済を利用することでポイントをゲットできる。現金払いや自動引き落としにしていると損するかもしれないぞ!
まず紹介するのは、もっとも普及しているキャッシュレス決済「クレジットカード(以下クレカ)」だ。たとえば、月1万円の電気代を1%還元のクレカで支払えば、月100pt、年間では1,200ptもゲットできる。
とはいえ、東京電力では口座振替にすることで毎月55円(税込)の電気代が割引きなるので、クレカ払いに変更したときに、毎月55pt以上もらえないと損をするので注意しよう。
また、国税の支払いは、国税庁「国税クレジットカードお支払いサイト」で支払うことができる。しかし、クレカ払いでは1万円以下で税込83円、2万円以下では税込167円の手数料がかかるので、こちらもクレカのポイント還元率と比較してどっちが得か比較しよう。
自動車税、固定資産税、国民健康保険、住民税、NHK、水道料金、ふるさと納税などについては「Yahoo!公金支払い」を利用するのが便利だ。
ただし、Yahoo!公金支払いは2022年3月をもって、税金、料金、水道、ふるさと納税などすべての「都度払いサービス」が終了されることになっているので注意したい。



公共料金や税金の支払いでお得なクレカはどれ?
クレカといえば、発行枚数3,000万枚を誇る「楽天カード」を思い浮かべる人も多いだろう。
楽天カードのポイント還元率は1%で、電気、ガス、水道、税金、国民年金といった公共料金の支払いで、100円につき1pt(1%)還元されていたが、2021年6月から500円につき1pt(0.2%)還元に変更されている。
実は楽天カードでは、すべての公共料金が0.2%になったわけではなく、一部は1%還元のままなのでよく調べてみよう。
■楽天カードの公共料金等支払い
・公共料金(電気、ガス、水道)
・税金(自動車税・固定資産税など)
・国民年金保険料
・Yahoo!公金支払い
【楽天ポイント進呈条件の変更】
[変更前]100円につき1pt(1.0%)
[変更後]500円につき1pt(0.2%)
※2021年6月からポイント進呈条件が一部変更されている
また、最近は自動車税もクレカで支払えるが、多くの自治体で決済手数料が税込330円程度かかる。しかし、クレカ払いの決済手数料は、1%還元のクレカなら相殺できる可能性が高いのだ。
たとえば、東京都で自動車税3万9,500円を払うときの手数料は321円かかるが、クレカのポイント還元が1%なら395ptもらえるので、74円ほど得する計算になる。
逆に0.5%還元のクレカでは197ptしか還元されず、124円の損となる。
ちなみに、おすすめクレカとしては「リクルートカード」の還元率が1.2%だし、「dカード」「au PAY カード」「Amazonカード」「Orico Card THE POINT」などもポイント還元率は1%である。
注目したいのは「エポス(EPOS)カード」だ。エポスカードは通常0.5%還元だが、プラチナかゴールドカードなら「選べるポイントアップショップ」で公共料金を指定できる。
するとポイントが3倍にアップされるため、200円で3pt(1.5%)還元になるのだ。もちろん、指定できる会社は限定されているので、一度調べてみるとよいだろう。



