
ジュビロ磐田(J1)
2021シーズン:J2リーグ優勝
2019シーズン以来となるJ1リーグ復帰を果たしたジュビロ磐田。鈴木政一監督率いるチームはリーグ最多得点を記録。2位と7の勝ち点差を付け、J2優勝を飾るなど強さを見せた。
昇格に導いた鈴木監督は退任してしまったが、後任の選出が巧みだった。鈴木前監督と同じ3バックの使い手で、共に昇格を争ったヴァンフォーレ甲府を率いて3位に入った伊藤彰氏が就任したことで、不安は軽減されている。
選手の面においても主力を維持しつつ、13人の新戦力を迎えた。黒川淳史、金子翔太、伊藤槙人、袴田裕太郎らの獲得、上原力也の復帰などでDFやMFを着実に戦力アップ。一方で懸念材料はFWだ。J2得点王に輝いたルキアンが移籍し、杉本健勇やジャーメイン良を獲得したが、J1でどこまで得点を積み重ねられるかは未知数だ。また、リカルド・グラッサとドゥドゥという新外国籍選手がいつ合流できるかも成績を左右する。
まずはJ1に定着し、約20年ぶりに黄金期を再来させることはできるのだろうか。

京都サンガ(J1)
2021シーズン:J2リーグ2位
2010シーズン以来となるJ1昇格を果たした京都サンガ。曺貴裁(チョウ・キジェ)監督のもとJ2リーグ最少失点を記録し、2022シーズンに向けては得点を増やすための補強を中心に行った。
実績十分な大前元紀、豊川雄太、金子大毅、山﨑凌吾、マルティノスの獲得で攻撃陣を増強し、唯一の主力の流出となったヨルディ・バイスの後釜にはメンデスや井上黎生人、アピアタウィア久を。残留のために重要なポイントとなるGKには、上福元直人とマイケル・ウッドを獲得した。
堅守を継続しつつ一定以上の得点を奪い、まずはJ1残留。その後は2002年の天皇杯以来となるタイトル獲得を目指すこととなる。
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