
ユベントスとの契約を残すブラジル代表MFドウグラス・コスタ(31)は、レンタル先であるカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のグレミオを退団し、メジャーリーグサッカー(MLS)のクラブへ加入することがほぼ確実となったようだ。26日、スペイン紙『アス』が伝えている。
同選手は昨年5月にユベントスからグレミオへ1年レンタルにより加入。6月中旬のカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第4節・スポルチ・レシフェ戦で古巣での復帰初戦を飾ると、2021シーズンはリーグ戦で26試合に出場して3ゴール2アシストをマーク。ただ、グレミオはECジュベントゥージやECバイーアなど複数クラブとの残留争いの末にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)へ降格している。
また、グレミオは財政面で余裕がないこともあり、先月16日にかつてアルビレックス新潟でプレーしていたブラジル人DFブルーノ・コルテース(34)、元バイエルン・ミュンヘン所属のDFラフィーニャ(36)、FWディエゴ・ソウザ(36)の3選手が契約満了により退団することを発表。残留を望んでいるコスタについても、高額年俸を支払えないことから退団の可能性が取りざたされていた。
その中、『アス』の報道によると、選手サイドとグレミオは今年6月までのレンタル期間を打ち切ることで合意に達したとのこと。また、MLSのロサンゼルス・ギャラクシーがすでに年俸500万ドル(約5億7000万円)によるオファーを提示。ユベントスはコスタとの契約を今年6月まで残しているが、年俸負担を避けたいことからロサンゼルス・ギャラクシーからのオファーを受け入れるものとみられる。
なお、ドウグラス・コスタはグレミオでプロキャリアをスタートすると、2010年1月にシャフタール・ドネツクへ完全移籍。その後はバイエルンやユベントスでブンデスリーガやセリエAなど複数のタイトルを獲得していた。ただ、ここ数年間は度重なる負傷離脱に悩まされると、2020年夏に1年レンタルでバイエルンに復帰。バイエルンでもコンディション調整に苦しむと、2020/21シーズン終了後にレンタル期間満了に伴いバイエルンを退団するとともに、ユベントスでも構想外となっていた。
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