トレーニングだけでなくダイエットの用途としても利用できるシットアップベンチは、自宅で手軽にトレーニングやエクササイズを行えるため、人気を集めています。

また、比較的リーズナブルな価格で購入できるものや、収納、持ち運びに便利なものも多く販売されているため、メインに使用する方だけでなく、本格的なトレーニングのサブ器具として使用する方も増えています。

1台あるだけで非常に便利なだけに様々な商品が販売されているため、今回はシットアップベンチの選び方のポイントや、おすすめの商品について詳しくご紹介していきましょう。

目次
シットアップベンチとは?
シットアップベンチの選び方

シットアップベンチとは?

シットアップベンチおすすめ10選!腹筋・背筋のトレーニングを効率的に!
(画像=引用:Pinterest、『KASHI KARI』より引用)

シットアップベンチとは、腹筋、背筋、大胸筋などといった様々な部位を鍛えることのできるトレーニング器具です。自宅で腹筋や背筋などの簡単なトレーニングをする際に、かたい床で背中や後頭部が痛くなったり、どこか掴むバーや足をかける部分が欲しくなることは、多くの方が経験済みでしょう。

そんなときに、シットアップベンチが1台あれば簡単なエクササイズや本格的なトレーニングまで手軽に行うことができます。例えば腹筋や背筋運動をする際に、足が固定されるバーが付いていたり、腕立て用のバーが付いているものも多くあります。

さらに背中を保護して痛みを軽減できるように、シート設計にもこだわっているため、快適にトレーニングを行うことができます。シート部分は角度調整も可能なため、自分に合った傾斜角度で、無理なく腹筋などを鍛えていくことができるでしょう。

ジムへ行って鍛えるのも一つの手段ですが、ジムのおよそ1ヶ月分の料金で購入できる商品も多数あるため、自宅でのトレーニングやエクササイズに最適です。

シットアップベンチの選び方

シットアップベンチおすすめ10選!腹筋・背筋のトレーニングを効率的に!
(画像=引用:photoAC、『KASHI KARI』より引用)

シットアップベンチにもシートの形状やサイズ、耐荷重、折りたためるか否かなど様々な構造のものがあり、それぞれ異なる特徴があります。自宅で使用するのであれば、大きさや収納スペースなどを考慮しながら選ぶ必要があります。

そしてなによりも、トレーニングの種類や鍛えたい部位によって、自分にとって最適な商品を選ぶことが重要となるので、まずは選び方について詳しくご紹介していきましょう。

選び方①シートのタイプ

まずシートのタイプですが、大きく分けて2つのタイプがあります。1つ目はフラットタイプで、床面に対して平行でストレートなシートになっています。2つ目はアーチタイプで、シート部分が湾曲した構造になっています。

それぞれ異なる特徴があるため、以下で詳しくご紹介しましょう。トレーニングの種類などによって、適したタイプのシートを選ぶことをおすすめします。

フラットタイプ

シットアップベンチおすすめ10選!腹筋・背筋のトレーニングを効率的に!
(画像=引用:Pinterest、『KASHI KARI』より引用)

フラットタイプは、トレーニング用ベンチの中でもスタンダードなシートタイプで、腹筋や背筋などを含む様々なバリエーションのトレーニングを行うことができます。また、地面に対して平行なフラットベンチなので、ダンベルやバーベル運動が可能なのもこのタイプとなります。

角度を調整できる機能が備わっているものがほとんどなので、体の様々な部位を効率よく鍛えたい方におすすめです。しかし、腹筋を中心にトレーニングしたい場合は、後述するアーチタイプに比べると腰への負担が大きくなってしまうというデメリットもあります。

アーチタイプ

シットアップベンチおすすめ10選!腹筋・背筋のトレーニングを効率的に!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

アーチタイプはシート部分が湾曲しているため、腹筋運動に特化したタイプだと言えるでしょう。背中のラインにフィットするため、自然に角度が付き、腰への負担が軽減されます。さらに、腹筋の際に自身の体重が自然と負荷になるため、運動強度も高くなり、より高度なトレーニングを行うことができます。

また、アーチ型のシートは腹筋のストレッチにもなるため、エクササイズ効果も期待できます。しかし、フラットタイプと比べると、その形状から鍛える部位が限定されてしまうというデメリットもありますが、最近では様々なトレーニングができるよう工夫されている商品も、数多く販売されています。

選び方②サイズ

シットアップベンチは、本体サイズやシートサイズも様々です。また、折りたたみ式とそうでないものもあります。

自宅で使用する場合、トレーニングルームがあれば、ある程度大きくて多機能なタイプでも良いですが、部屋の一角や、アパートやマンションなどでは、コンパクトなタイプのものや折りたためるタイプが便利でしょう。

常にその部屋に置いておくのか、使用時以外は収納するのかなどによっても適したサイズが変わってくるため、部屋の大きさや置き場所を考慮しながら選ぶことをおすすめします。

選び方③耐荷重

基本的にトレーニング用のベンチには、自分の全体重が乗るため、耐荷重をしっかり確認しておかないとぐらつきの原因にもなります。ほとんどの商品は100㎏まで可能ですが、体重に対して耐荷重がギリギリの場合、音がうるさくなったり、ベンチが横揺れしてしまう可能性もあります。

体の大きめな方は、できるだけ耐荷重や強度の高い商品を選ぶことをおすすめします。また、ダンベルやバーベルを使用しながらトレーニングをする場合は、自分の体重にダンベル、バーベルの重さを含めた重量に耐えられる耐荷重のものを選ぶ必要がありますので、注意してください。

選び方④角度調整

シットアップベンチとは、基本的には頭が下半身よりも下にある状態で、負荷をかけながら腹筋運動ができるような構造になっています。しかし、初心者の方などはこの状態だときつく感じてしまう方がほとんどでしょう。

そこで、ベンチの高さを調節しながら腹筋運動ができると、上半身を少し起こした状態やフラットな状態から始めることができるため、慣れていない方でも楽にトレーニングすることができます。また、本格的に鍛えたい方でも角度を少しずつ変えながら、段階的にトレーニングしたいという方は多いでしょう。

ほとんどのシットアップベンチに角度調整機能は付いていますが、角度の調整をすることによって、運動強度も同時に調整できるため非常に便利です。と言うのも、傾斜を変えることで自分の体重が負荷となるため、傾斜がきつくなるほど運動強度の高いトレーニングができます。

傾斜の段階数は商品によって異なりますが、角度調整機能は段階数が多いほど本格的なトレーニングに向いている傾向があります。これは、細かく調整することにより、少しずつ体に負荷をかけながらの段階的なトレーニングを行ったり、その角度によってトレーニングの種類を変えていくことも可能になるためです。

選び方⑤折り畳めるか

シットアップベンチの中には折りたためないものも数多くあり、その場合は常に置いておく場所の確保が必要となります。しかしそのようなスペースがない場合や、使用時だけ出してそれ以外は収納しておきたいという方には、折りたたみ式のベンチがおすすめです。

さらに折りたたみ式の中でも、足部分のみ折り畳めるタイプと、シートも含めた本体全てが折り畳めるタイプのものがあります。前者はある程度の収納スペースが必要になり、後者は非常にコンパクトになるため小さいスペースでも収納が可能です。

どちらにしても省スペース設計のものが良い場合は、折り畳めるかどうかチェックしながら選ぶと良いでしょう。