カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB（ブラジル2部）のヴァスコ・ダ・ガマは、柏レイソルでプレーしていたブラジル人FWペドロ・ハウル（25）の獲得を断念。Jリーグ移籍が噂されていたブラジル人FWジェトゥリオ（24）の獲得を24日に公式発表している。
身長187cmで右利きのジェトゥリオは、2019年7月にブラジル2部のトンベンセFCからプリメイラリーガ（ポルトガル1部）のFCパソス・デ・フェレイラへ移籍するものの、わずか半年でトンベンセFCに復帰。2020年1月にレンタル移籍によりアヴァイFCへ加入していた。
そして2020シーズンの後半戦でレギュラーに定着すると、2021シーズンは2021シーズンは主にセンターフォワードのポジションでリーグ戦22試合に先発出場。7ゴール5アシストをマークするなど本来のパフォーマンスを発揮するとともに、アヴァイFCの1部昇格に大きく貢献していたが、シーズン終了後に日本やUAEからオファーが届く可能性が伝えられていた。
一方、ヴァスコ・ダ・ガマは当初、新戦力のストライカーとしてペドロ・ハウルをリストアップ。柏レイソルに対して1年レンタルでの獲得オファーを提示していたが、柏レイソルが高額の移籍金を要求。くわえてカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル1部）の複数クラブとの争奪戦で劣勢に立たされると、ペドロ・ハウルの代替候補であったジェトゥリオをレンタルにより獲得している。
なお、今月20日にブラジル紙『O DIA』が伝えたところによると、ブラジル1部昇格組のゴイアスが1年レンタルによるペドロ・ハウル獲得で柏レイソルと合意に達したとのこと。ペドロ・ハウル本人はすでに現地に到着しており、公式発表が秒読み段階となっている。
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