天草と言えば、油すまし先輩の墓があったり河童からジゴンス抜き取られたりと、何かと妖怪の住処のようなイメージですが、その中でも五和町にはボスキャラともいえる鬼の公園があるとのこと。
その名も「鬼の城公園」。
公園に鬼って、ちびっ子用に作られたかわいい鬼なんだろうと気楽に向かったのですが、なんだかもうガチ目な鬼で驚きを隠せませんでした。
目次
見た目で「ひィィィ」ってなる公園なんてかつて存在しただろうか
いよいよ鬼の住処に
見た目で「ひィィィ」ってなる公園なんてかつて存在しただろうか
駐車場に車を停め、公園に足を踏み入れて見える最初の景色からご覧ください。

なんかおる。

ガチやん。

ガチ目な鬼やん。
神社でいうところの狛犬的なポジションなのでしょうか。対になっている鬼は阿吽の呼吸のお顔でした。

まあまあ、言っても鬼がおるのなんて入口だけなんじゃないのと公園の中に入ったところこんな感じ。鬼の回廊って言うんですって。
よく見たら1つ1つ鬼の顔違うので、フラフラと見ていたところ

たどり着いたのは巨大な鬼瓦。

横から見たら口内にスプリンクラーが。夏になるとシャンシャン水が噴き出るんでしょうか?それはそれで見たい。
五和町キッズが突き刺したのか木の枝がマツエクみたいになってます。
マツエク巨大鬼瓦の先には

コロシアム??

これまた鬼のゲート。もう戦うしかない。

とはいえ何したらいいんでしょうね。相撲?残念ながら1人できたし、公園にはひとっこ1人おらず。
下手にここで何かしてマツエク巨大鬼瓦がメキメキと起きだすトリガーになられても困るので、大人しく次のゾーンに向かいましょう。
いよいよ鬼の住処に
再度鬼の回廊を戻り、元いた駐車場へ戻ってきました。

よく見たらマップがありました。私が進んでいたのは向かって左側。であれば次は右側に向かってみましょう。

ちなみに先ほどの鬼は108つありました。煩悩の数ってやつでしょうか。芸が細かい。となれば、目の前にあるこの階段の数はどれくらいでしょう。のぼってみましょう。
1.2.3..
45.46.47…
え、まさかどのホテルでも不吉だということで避けられているあの数字でフィニッシュしてしまうの?
48

49ぅ!!!
こえーもう!こえーよ!鬼!
こんな不吉な感じなの?鬼こえぇ!…と顔を上げて見えたのは

鬼に金棒
表札のように丁寧に「鬼の城」って書いてあるよ。これもう間違いなく鬼の住処よ。
鬼滅の刃でいうところの無限城ですわ。

鬼の足跡あるもん、足でかいよ、そりゃあんな大きな金棒だってひょいと持ち上げられるよ。
「お邪魔します…」と小声で伝え、いよいよ鬼の城に入ってみることに。

私は人間なので大人しく設置されている階段をのぼっていきますが、やはり鬼クラスともなるとそんなまどろっこしいことしてられないんでしょうね。
ダスダスと頂上まで目指す足跡がついていました。

先の見えない階段ってなんでこんなに不安になるのでしょう。死角に鳴女がいて琵琶をベベンと鳴らし空間が上下左右にひっくり返ったらどうしよう。

突然、小さな階段が出現しました。トラップなのかもしれません。足をのっけると自動で動くとか…

何も起こりませんでした。
それにしても一体誰が何のためにこんな歩幅が小さすぎる階段を作ったのでしょうか。鬼の足はあんなに大きいのに。

頂上到着しました。そっと置いてあるテーブルとイスはとても小さく、大人はもちろん子供も並んで座るのは厳しいレベル。鬼の足はあんなに大きいのに(2回目)。
ひょっとしたらここでパワハラ会議が行われているのかもしれません。

上から見る景色は公園内が一望できます。これぞまさに城と呼ぶにふさわしい風景。