トム・フォード。彼は探求者なのでしょうか。真に美しいもの、芳しいものが彼の中にあって、そこに至る道筋を見極めようとしているようです。トム・フォード。彼は哲学者かも知れません。ファッションやモードという要素を探りながら、これから向かう頂を見つめています。

これまで多くのファッションデザイナーは、見えないところにスキや間を仕掛け、それを共有することで受け
手とのコミュニケーションを強くしてきました。しかしトムは違いました。ミリ単位のスキも設けず、まして
手が届くような間を用意することはありません。

それが彼の思い描く道であり頂なのでしょう。そして、それは言いようもなく魅惑的で、素直に美しいと表現
するほかありません。彼の紡ぎ出すもの、それはスーツであれシャツであれドレスであっても、すべてにおいて彼にしかありえない『美』を有しています。

サングラスをはじめ、トムの手掛けるアイウエアが好評です。当然ですが、完璧な美しさを備えています。その規定されたフォルムに、彼ならではの世界観が込められています。彼の思想が載せられていると言ってもいいでしょう。この空気を共有するには、トム・フォードというブランドではなく、彼自身を知らなければならないようです。

トム・フォードという歴史

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=mr-mag.com/tom-ford-adds-3-styles-private-eyewear-collection/、『KASHI KARI』より引用)

トム・フォードは1962年生まれ。10代をニューメキシコのサンタフェで過ごし、ニューヨーク大学で
美術史を学ぶ一方、俳優を志し、CMなどにも出演しています。次第にアートやファッションに興味が向き
NYのパーソンズに編入すると、建築を学ぶようになります。こうした経験が、女性・男性らしい構造を
より引き立てるトム・フォードならではのデザインに結びついていったようです。

グッチで花開く トム・フォードの才知

ファッション界で注目されるのは、ペリーエリスを経て、デザインディレクターになったころでしょう。
1990年ミラノへ移ると、グッチのレディス部門のデザインを担当します。その功績・才能が認められ94年
にはグッチのクリエイティブ・ディレクターに就任します。この辺りからトム・フォードという名前が
多くのニュースで取り上げらえっるようになります。

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=mr-mag.com/tom-ford-adds-3-styles-private-eyewear-collection/
、『KASHI KARI』より引用)

当時のグッチは、業績不振に悩んでましたが、新クリエイティブディレクターにトム・フォードが就任すると、グッチの快進撃が始まります。これまでのクラシックなイメージをセクシーでゴージャスに一新し、モード感あふれるなグッチを確立していきます。

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=w-nyc.com/?mode=cate&cbid=2093949&csid=0&sort=n
、『KASHI KARI』より引用)

その成果は数字にも現れていて、トム・フォードがクリエイティブディレクターになってから10年後には、
売り上げが13倍以上にもなったそうです。この復活劇は「トム・フォード シンドローム」と呼ばれ、今でも
ファッション界の伝説として語り継がれています。

トム・フォードが、始動する。

しかし2004年にグッチを退任します。そしてグッチ再興の盟友ドミニコ・デソーレとともに2005年、トム・ フォード社を設立することになります。メインはオートクチュールを基本とするメンズファッション。2006年にエルメネジルド ゼニアと提携すると、大きな追い風を受けることになります。

ご覧の通り、ベースはクラシックスタイル、精緻過ぎる手法と贅沢な素材選びは他の追随を許しません。その後にウィメンズもスタート。さらにフレグランス、コスメラインの拡充に着手しています。その後2008年公開の映画『007/慰めの報酬』からはジェームズ・ボンド着用のスーツデザインを担当。2009年には、映画『シングルマン』(A Single Man)を発表し映画監督デビューを果たすと、劇中で使われた衣装だけでなく、アイウエアが注目され、多くの著名人がトムのサングラスを愛用するようになりました。

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=dolcemag.com/fashion/tom-ford-fashion-designer/5310、『KASHI KARI』より引用)

トム・フォードを愛用する著名人

ダニエル・クレイグ

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=glassfactory.blog.so-net.ne.jp/2015-10-28、『KASHI KARI』より引用)

2008年公開の映画『007/慰めの報酬』からはジェームズ・ボンド着用のスーツデザインを担当するとともに、劇中でボンドが使用するサングラスはトム・フォードのものです。クラッシックな印象をさらに格上げするサングラスは、ボンドのアクションシーンに相応しいチョイスです。ダニエルはプライベートでも着用する様子が取り上げられています。

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=glassfactory.blog.so-net.ne.jp/2015-10-28、『KASHI KARI』より引用)

コリン・ファーズ

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=gqjapan.jp/tag/colin-firth、『KASHI KARI』より引用)

映画『シングルマン』で主役を務めたコリン・フファースですが、いい意味で個性の薄さをトムのスーツと重厚感のあるメガネを装着することで、確かな存在感を作り上げました。当たり前のようで、一部のスキがない、これぞトム・フォードの真骨頂と言えるかも知れません。

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=excite.co.jp/News/world_ent/20160223/Tsite_27738733.html、『KASHI KARI』より引用)

中田英寿・伊勢谷友介

サッカー選手時代からファッションセンスに溢れる中田英寿は、グッチを身にする姿も多く報道されてきました。トムの製品を纏う事は自然なのだと思われます。

俳優業だけでなく、エコロジーに根ざしたファッションブランドを菊地武夫氏と立ち上げるなど、社会活動を続ける伊勢谷友介もトムのアイウェアを愛用する姿がピンナップされています。

厳選定番アイテム紹介

トム・フォードTOM FORD サングラス 007 スペクター ダニエル・クレイグ着用 SNOWDON

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=『KASHI KARI』より引用)

映画「007 スペクター」でダニエル・クレイグが着用したモデル、そのアジアンフィットモデルになります。鼻当てを高く設計し直すこことで、アジア人でも掛けやすくフィット感が大幅に向上しました。トム・フォードらしいボリュームをもたせたウェリントンタイプ。このモデルは福山雅治も愛用しているようです。

評判・口コミ

掛け心地は勿論、デザインも最高、梅雨明けの今毎日重宝しています。

引用元:amazon

トム・フォード TOM FORD サングラス FT0144 08B シャイニーガンメタル

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=『KASHI KARI』より引用)

[トムフォード] TOM FORD サングラス FT0144_MET 140_14X メンズ シャイニーガンメタル UK 58-(FREE サイズ)

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  • 発売日2016/12/02
  • 商品ランキング583,085位

ティアドロップタイプはトムのコレクションでも多く使われています。もっとも男性的でセクシーなアイテムです。使いこなすには少々勇気と覚悟が必要かも知れませんが、それも楽しめれば大人になれた証拠でしょう。

評判・口コミ

フレーム、レンズ共々アダルトでいい風合いをしています。
これはよい買い物をしました。
大満足です。

引用元:amazon

トム・フォードTOM FORD Karlie グラデーションブルー サングラス

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=『KASHI KARI』より引用)

(トムフォード) TOM FORD Karlie グラデーションブルー サングラス TF-0392-02W [並行輸入商品-Italy]

  • Tom Ford

左右のテンプルにお馴染みの「T」マークが誇らしくレイアウトされています。大人しいデザインなので服装やシーンを気にせず使えます。車のダッシュボードに常備しておけばドライブも楽しさが増します。

評判・口コミ

気に入りました。眼鏡フレームはしっかりしていて高級感もあります。しかし、枠が頬まで長いので少し短い方が良かった。

引用元:amazon

トム・フォードTOM FORD サングラス ヘンリー HENRY

「トム・フォード」のサングラスに込められた謎、捉えて離さない磁力を味わう。
(画像=『KASHI KARI』より引用)

サーモントタイプと呼ばれている人気モデルです。良く見かけるデザインですがお馴染みの「T」マークがあるだけで、上品かつ色気を感じさせてくれます。 鍛えた上半身に白のT シャツを大きめに着て、このモデルをカジュアルに使います。足元はホースビットを素足でアレンジ。