道南の江差町に「えさし海の駅 開陽丸」があります。このエリアには幕末最後の軍艦「開陽丸」が復元された開陽丸記念館があります。開陽丸記念館には海底から引き揚げられた開陽丸に関する遺留品約3,000点が展示されています。海の駅では江差町の特産物や農家から直送された農産物・海産物を購入することができます。

目次
開陽丸とは
リアルな展示

開陽丸とは

開陽丸は幕末のオランダ製軍艦で、当時最新鋭の軍艦として外国勢力に対する抑止力として期待されていましたが、1868年に江差沖で暴風雨に遭い沈没してしまいました。それから100年以上経った、1975年に発掘調査プロジェクトが発足し、30,000点以上の遺留品の引き上げが行われました。そして1990年に開陽丸記念館が開館し、遺留品約3,000点が展示されることになりました。

「えさし海の駅 開陽丸」と「開陽丸記念館」
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

リアルな展示

開陽丸記念館は復元された開陽丸自体が博物館になっています。引き揚げられた遺留品のうち約3,000点が展示されており、当時の大砲や拳銃などが実際に展示されています。歴史に関するパネルや映像、資料などがあり、幕末当時の歴史を知ることができます。また当時に様子を再現したジオラマも展示されています。

興味深いのは人形を使って当時の船内の様子を再現している展示です。大砲を準備している様子、会議をしている様子、船員がハンモックで寝ている様子など、リアルに展示されています。すこし不気味な感じがしますが、非常にわかりやすい展示だと思います。

「えさし海の駅 開陽丸」と「開陽丸記念館」
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)