道の駅と言えば、市街地から少し離れた国道沿いに佇んでいる印象があって、旭川にも道の駅があると聞いても、はて、どこにあったかなぁと全然ピンときませんでした。
グーグルマップで調べてみると、なんと旭川駅裏手の市街地の中。
・・・と言う訳で、北海道第二の都市・旭川の街中にある、街の駅ならぬ道の駅あさひかわを訪ねてみました。

目次
先住民アイヌの文化を伝える工芸品に出会えます
旭川は北海道一の米どころです!!

先住民アイヌの文化を伝える工芸品に出会えます

旭川とその周辺には、古くから先住民アイヌ民族のコタン(村)が点在していて、地名にもアイヌ語のものがそのまま残されているところが沢山あります。
有名なところでは、神居古潭、近文、忠別川、当麻、比布等々。

アイヌ民族の文化や歴史に触れられる施設もいくつかあり、この道の駅の特産品コーナーにも、アイヌ文化を伝承する作品が展示販売されていました。
こちらは、鷹栖町の風神窯さんの作品です。
釉薬は、地元の火山灰を主原料にしたものを使われているとの事。

これは街の駅?! 道の駅 あさひかわ
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

「釉象嵌」(ゆうぞうがん)というとても手間のかかる技法で作られた焼きものは、何とも言えない温かみに満ちていますね。

これは街の駅?! 道の駅 あさひかわ
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

アニメでお馴染みの「ゴールデンカムイ」のコーナーにあったのは、アイヌ文様が施された帆布で作られたペンケースやポーチや「アイヌのくらし」シリーズの小銭入れな等。
前者は阿寒の木彫り作家・藤戸康平氏のデザイン提供・監修、後者は二風谷民芸組合の原画提供・監修で作られた物だそうです。

これは街の駅?! 道の駅 あさひかわ
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

独特な文様には、形によって「ちから」「魔除け」「優しく見守る」等の意味があり、それを作者の個性で組み合わせて、一つの大きなデザインにするのだそうです。
う~ん、器も小物も惹かれますねぇ~♪

旭川は北海道一の米どころです!!

今や水稲の作付面積&収穫量が全道一の旭川。
収穫量では北海道が日本一ですから、旭川の米どころっぷりは凄い!!
という事で、館内にはしっかり旭川のお米のコーナーもありました。

こちらは、安全で滋養のある土づくりにこだわり、低農薬栽培で育てられた、なかや農場さんの「雪蔵米」。
安心安全で、栄養価が高いのが特徴だそうですよ。袋もお洒落ですね。

これは街の駅?! 道の駅 あさひかわ
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

そしてこちらは、大雪山の恵みを受けた肥沃な土地で育てられた谷口農場さんの特別栽培米です。

これは街の駅?! 道の駅 あさひかわ
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

農薬を減らして病虫害から米を守り育てるのには、大変な労力が必要です。
そんな中で食べる人の健康を気遣って作られたお米。本当に有難いですね。

お土産にピッタリ 旭川ならではの品々♪
さて、辛党の人なら絶対にはずせないのはこちら。
道の駅に立ち寄ったら、やはり地元のお酒に目が行ってしまうんじゃないでしょうか。

これは街の駅?! 道の駅 あさひかわ
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

手前にあるのが交流のある二つの市が協力して作り上げた「南さつま焼酎あさひかわ」。
旭川産の酒米「吟風」と、南さつま産のさつまいも「黄金千貫」のコラボから生まれた焼酎。
奥に見えるのは、道産男爵イモと旭川の清らかな水で作られたジャガイモ焼酎で、スッキリとした味わいが特徴の「北海男爵」。
旭川名物として、お土産にもいいですねぇ。