6月16日に日本国内発売開始の公式発表がYouTubeのライブ配信で行われました。情報量の多い新型ディフェンダー、筆者が9つのポイントに絞ってお伝えします。

このオンラインイベントでは“笑わない男”稲垣啓太選手がランドローバーのブランドアンバサダーに就任、司会者からの意地悪な質問に答えています。

目次
▼① 3ドアショートボディ「90」と5ドアロングボディ「110」の2タイプ
▼② 可愛らしく力強いデザイン
▼③ ボディサイドに実用性を兼ね備えたアクセントデザイン
▼④ インテリアは無駄を配したシンプル設計、先進のインフォテイメントシステムを備える。
▼⑤ ボディ剛性は10倍になったモノコック構造
▼⑥ 水深90cmの川を走行可能
▼⑦ 意外と速いぞ!0-100km/h加速8.0秒、300馬力。ディーゼルは「乞うご期待」
▼⑧ 豊富なパッケージとアクセサリー
▼⑨ 意外に安いぞ!エントリーモデルなら499万円!中心は600万円台

① 3ドアショートボディ「90」と5ドアロングボディ「110」の2タイプ

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ちなみに「110」は『ワンテン』と呼びます。(画像=MOBYより引用)

見出しのとおりの2つのボディタイプがラインナップされています。数字はホイールベースのインチ数となっています。このラインナップと車名の付け方は初代ディフェンダーからの伝統です。

両モデルともに2列5人乗りが標準、「110」はオプションで3列目シートを追加して乗車定員を2人増やすことができます。

② 可愛らしく力強いデザイン

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(画像=MOBYより引用)

水平と垂直のラインで構成されたわかりやすいデザインで力強さを演出しながら、愛らしい丸形ヘッドライトで可愛らしさも演出しています。
 

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ヘッドライトだけを見ると、ちょっと瞼を閉じた眠そうな目(画像=MOBYより引用)
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動物。
渡河性能については後述(画像=MOBYより引用)

③ ボディサイドに実用性を兼ね備えたアクセントデザイン

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浮いているピラーからランドローバーは「フローティング・ピラー」と呼んでいるとのこと。(オンラインイベントYouTubeからのスクショ)(画像=MOBYより引用)

リアサイドウィンドウに正方形に近い太いピラーがあります。このピラーの中心線をそのままボディ下部へ落とすと、ちょうど後輪の中心線と重なるデザインとなっています。これは、安定感を演出する効果ももたらしているとのことです。
 

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(画像=MOBYより引用)

そのピラーにはオプションで収納ボックスが取り付けられるようになっています。このボックスは防水、内部は水洗い可能で水抜き用の栓も備えています。アウトドアに何かと便利なアイテムです。
 

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ルーフキャリアへアクセスするはしごもオプション設定。(画像=MOBYより引用)

④ インテリアは無駄を配したシンプル設計、先進のインフォテイメントシステムを備える。

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国内発売モデルは、右ハンドルの設定のみ。(画像=MOBYより引用)
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助手席側のインパネの裏側は構造材となっており、悪路でスタックしたときなど、助手席側のドアを開けてインパネを押して脱出などという使い方も可能。(画像=MOBYより引用)

ランドローバー車はクリーンでシンプルで洗練されたデザインを特徴としています。新型ディフェンダーはランドローバーの中で最もシンプルなデザインと言えるでしょう。
 

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標準機能でSpotifyアプリ、天気予報アプリ、Googleカレンダーアプリに対応、Apple Carplay、AndroidAutoも対応したタッチパネル式インフォテイメントシステムを備える。(画像=MOBYより引用)

⑤ ボディ剛性は10倍になったモノコック構造

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新型ディフェンダー国内発売オンラインイベントの冒頭で挨拶と商品紹介をする、本国ランドローバー・プロダクト・ディレクターのニック・ロジャース氏。右に映り込むのは初代ディフェンダー。(オンラインイベントYouTubeからのスクショ)(画像=MOBYより引用)

これまでのディフェンダーは、ラダーフレームを採用していました。自動車の歴史で言えば、ラダーフレームが先発、後からモノコック構造が登場の順番になります

ラダー(はしご)フレームは頑丈ですが重たくなり、高速走行時の直進安定性などに優れない難点があります。クロカン4WD、オフローダーと呼ばれる四輪駆動車、SUVは高速走行性能より、悪路走破性、耐久性を重視するため、現行モデルでもトヨタ ランドクルーザー、スズキ ジムニー、ジープ・ラングラーなどはラダーフレームを採用しています。

新型ディフェンダーは、本格的なオフローダー四輪駆動車ですが、オールアルミニウムで軽量化されたモノコック構造を採用。そのボディ剛性は従来の10倍とニック・ロジャース氏は伝えています。

⑥ 水深90cmの川を走行可能

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(画像=MOBYより引用)

冒頭でも書きましたが、エアサスペンション装備車で90cm、コイルサス装備車で85cmの渡河水深能力を有しています。それも長い距離を走行できるように設計されています。

⑦ 意外と速いぞ!0-100km/h加速8.0秒、300馬力。ディーゼルは「乞うご期待」

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(画像=MOBYより引用)

バリバリのオフロード車の新型ディフェンダーですが、高速道路のクルージングも問題なさそうです。エンジンは直列4気筒2.0Lガソリンで最高出力は300ps、最大トルクは400N・m、0-100km/h加速は8.0秒、最高速度は191km/hのカタログスペックとなっています。

新型ディフェンダーの欧州仕様ではディーゼルもラインナップされています。しかし、発表された新型ディフェンダーには、ディーゼルの設定はありませんでした。視聴者からはディーゼル導入についての質問があり、広報担当者は「本国と調整しています。期待してください。」とのことでした。

ディーゼルが出たら買う、という声がライブ配信中の視聴者が書き込みにもありました。

⑧ 豊富なパッケージとアクセサリー

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(画像=MOBYより引用)

アウトドアを重視したパッケージから、シティ派のパッケージまでのライフスタイルの合わせた4つのパッケージを設定、さらに豊富なアクセサリー・オプションを設定。情報量多すぎるので、詳しくは公式サイトで。

⑨ 意外に安いぞ!エントリーモデルなら499万円!中心は600万円台

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(画像=MOBYより引用)

「90」のベーシックグレードは税込499万円ちょうどの価格設定となっています。中核グレードは600万円台、てんこ盛りのファーストエディション(限定車)で90が739万円、110で820万円の価格設定となっています。

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、新型コロナウィルスの影響による新しい生活様式に対応するため、オンライン商談ができるサービスを展開しています。

以上、新型ディフェンダーを9つのポイントに要約してお届けしました。近いうちにメディア向け試乗会の開催を広報担当が考えているとのことでしたので、続報をお楽しみに。

文・MOBY編集部 宇野 智/提供元・MOBY

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