緊急事態宣言が解除され、政府が全世帯に配っている布マスク(アベノマスク)が各世帯に届きつつある。ただ、配布時期によって内容に変化がある。5月中旬以降に配布されたアベノマスクは、検品されている以外にも、同封されている青いシートの内容が異なるのだ。
 

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アベノマスクに同封されているチラシは配られた時期によって内容が異なる(画像=BCN+Rより引用)

 初期段階に配られたシートの冒頭には、「現下の情勢を踏まえ、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が出されました。」との記載がある。このほか、「人と人との接触を7割から8割削減することで、感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じることができます」など、緊急事態宣言を前提にしたメッセージを発信している。
 

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裏面(画像=BCN+Rより引用)

 一方、後に配られたシートの冒頭では「新型コロナウイルス感染拡大節に向けた取組にご協力をいただいていることに、感謝申し上げます。」と感謝を述べている。緊急事態宣言への言及はなく、配られる時期によって刷り分けられていることが分かる。

 また、マスクが入っている側を表とすると、「3つの密(密閉、密集、密接)」に関するイラストは、裏にうつった。代わりに、表には「新しい生活様式」の実践例が掲載されている。

 アベノマスクは、マスク不足解消に向けて配られているが、配布され切る前から、すでに解消されつつある。今届いているアベノマスクは、使われることなく、寄付や商品券との交換などに使われることもあるようだ。予算に見合った効果があったか否かは、しっかりと検証される必要がありそうだ。(BCN・南雲 亮平)

提供元・BCN+R

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